平成29年度ダイバーシティ研究環境推進シンポジウムを開催 -- 金沢大学



金沢大学は12月19日、「ダイバーシティ研究環境推進シンポジウム」を開催した。これは、平成29年度科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)」に採択された「女性研究者等支援プログラム」の取り組みの一環として行われたもの。「多様な研究人材育成への挑戦」をテーマとし、日本アイ・ビー・エム株式会社技術理事の行木陽子氏による基調講演やテーブルトーク、はあざみ女性研究者賞の授賞式などが行われた。




 金沢大学は2013年に北陸地域の女性研究者ネットワークとしてHWRN(Hokuriku Women Researchers' Network)を発足。北陸地域の企業、大学、行政、研究機関と連携し、地域全体で女性研究者・技術者への支援に取り組んでいる。

 こうした中、金沢大学が富山県立大学およびYKK株式会社と連携して取り組む「女性研究者等支援プログラム」が、平成29年度科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)」に採択された。同事業では三者が連携し、研究力向上による女性研究者の上位職への登用促進やさまざまなキャリアモデルの提示を通じた女子学生の大学院への進学促進など、女性人材育成の好循環を形成する取り組みを行うことで、意欲的な女性が活躍する新たな社会への成長と変革を目指している。

 12月19日に、同事業の取り組みの一環としてダイバーシティ研究環境推進シンポジウムを開催。当日は、大学、企業、研究所などから約80名が来場した。
 金沢大学の山崎光悦学長による開会あいさつの後、文部科学省科学技術・学術政策局人材政策課人材政策推進室の伊藤賢室長が来賓あいさつを実施。続いて、同大の池本良子学長補佐(男女共同参画推進担当)による事業報告が行われた。
 また金沢大学、富山県立大学、YKK株式会社の三機関によるテーブルトークが行われ、各機関の現状と課題、今後の期待などが語られた。

 その後、日本アイ・ビー・エム株式会社技術理事の行木陽子氏が「Change & Challenge ~しなやかに、自分らしく、一歩前に~」と題して講演。これまでの経歴や現在の専門であるAIのコラボレーション分野への活用について、また企業において性別・人種・ハンディキャップなどの多様性が生み出すさまざまな価値観が競争力の原点であることや社内の女性技術者コミュニティCOSMOSなどについて語った。

 さらに、女性研究者の優れた業績をたたえるために創設された「はあざみ女性研究者賞」の授賞式を挙行。受賞者を代表して金沢大学人間社会研究域経済学経営学系の野村眞理教授が「私の研究――ユダヤ人・帝国・国民国家」と題して講演した。

○北陸地域における女性研究者ネットワーク構築
 http://hwrn.cdl.kanazawa-u.ac.jp/index.html

▼本件に関する問い合わせ先
 金沢大学総務部広報室
 TEL: 076-264-5024
 http://www.kanazawa-u.ac.jp/


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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〒920-1192 石川県金沢市角間町

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