文教大学国際学部(神奈川県茅ヶ崎市行谷、学長:近藤研至)が、シンポジウム「現代社会における戦争像と戦後像」を同大湘南キャンパスで12/2(土)に開催する。申込不要、入場無料。
本シンポジウムは、本学国際学部国際理解学科本浜秀彦教授が研究代表の共同研究「現代社会における戦争像と戦後像」の企画で開催されます。戦争体験者を祖父母に持つ、1970年代以降の世代(「戦後第二世代」)に注目して、「戦後第二世代」の言論や表現を、各研究メンバーが、親の戦争経験を伝えられた世代(「戦後第一世代」)との比較を含めた検証・分析をし、考察した戦争と戦後の歴史像を探るシンポジウムです。
シンポジウムでは、「戦後第二世代」の作家の高橋弘希氏をお招きし、架空の南島を舞台に描いた戦争小説「指の骨」(新潮文学新人賞受賞作、芥川賞候補作)の講演とインタビューを通して、戦争観を考察します。また、『「戦後」はいかに語られるか』を著した成田龍一氏(日本女子大学教授)をお招きし、「戦後第一世代」の戦後的思考について考察します。
パネルディスカッションでは、文学作品や映像作品の分析、若手論客の考察等を、「戦後」の問題点も踏まえて、「戦後第一世代」と「第二世代」の戦後観、戦争観の違いについて、考察します。
詳細は以下のとおりです。
■ --- シンポジウム 「現代社会における戦争像と戦後像」 --- ■
【日時】 2017年12月2日 13:20~16:30
【会場】 文教大学湘南キャンパス6号館 6101教室
【企画】 国際学部共同研究「現代社会における戦争像と戦後像」研究代表:本浜秀彦
【対象者】 どなたでも参加できます
【入場・申込】 無料 / 不要
【プログラム】
◆基調講演:1 13:20~
「自著『指の骨』について語る」
高橋弘希氏(作家・文教大学文学部中国語中国文学科卒業生)
◆公開インタビュー 13:50~
高橋弘希氏への公開インタビュー
◆基調講演:2 14:20~
「戦後的思考/戦後的思考とその先へ ―戦後史をあらためて考える」
成田龍一(日本女子大学教授)
◆パネルディスカッション 15:10~
[テーマ] 「現代の文学が描く戦争・労働・格差社会」
[パネリスト] 楜沢健氏(文学評論家 早稲田大学講師)
成田龍一氏(日本女子大学教授)
奥田孝晴(文教大学国際学部教授)
[司会] 本浜秀彦(文教大学国際学部教授)
◆フロアを交えての質疑応答
【問い合わせ】本浜秀彦:motohama@shonan.bunkyo.ac.jp
▼本件に関する問い合わせ先
文教大学学園経営企画局経営企画課広報担当
住所:東京都品川区旗の台3-2-17
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FAX:03-3783-6109
メール:wcntct@bunkyo.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
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