大東文化大学環境創造学部では、同学部における教育・研究・実践を広く社会に開かれたものにするため、自由な議論の場として「環境創造フォーラム」を毎年開催している。今年は「食の安全と豊かさ―食生活・食文化のゆくえ―」をテーマに、11月30日(木)13時15分より、同大多目的ホールにおいて開催する。参加費無料。
現在の日本は飽食の時代になって久しいと言われる一方、生活者の側面から見ると、貧困の中での偏食や少食、ジャンクフードによる健康問題が顕在化しています。
その一方で、農業生産の視点で考えた場合でも、食料自給率がカロリーベース換算で4割であり、農業従事者の平均年齢が65歳を超えるといった事態にあって、食料自給が一層危機的状況になりつつあることを忘れてはなりません。
さらに食料輸入を通して、大量の水資源を海外に依存しているだけでなく、顔の見えない生産から食の安全についても保証できなくなりつつあるのが現状です。
こうした中で、私たちは現状把握に努めると同時に、今後食にどう向き合っていけば良いのかを海外の事例等を通しながら考えていきたいと思っています。
皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
■第16回環境創造フォーラム「食の安全と豊かさ ―食生活・食文化のゆくえ―」開催概要
1.日時: 平成29年11月30日(木) 13:15~16:30 開場 12:45
2.場所: 大東文化大学多目的ホール
〒175-0083 東京都板橋区高島平1-9-1
http://www.daito.ac.jp/access/itabashi.html
3.プログラム・登壇者
・学生による食体験の報告
「池袋・大桃豆腐店における自然材料のみでの豆腐作りに関する報告」
・基調講演 八田純人((一社)農民連食品分析センター所長)
「食品検査室から見える食卓の裏側と未来」
・パネルディスカッション「食の安全と豊かさ―食生活・食文化のゆくえ―」
ダニエーレ・レスタ(大東文化大学環境創造学部助教)
「Buono(美味しい)、Giusto(正しい)、 Pulito(綺麗)-「内外研修D」で学んだイタリアの食文化とスローフード運動- 」
瀧澤英子(大東文化大学英米文学科非常勤講師)
「イギリスにおける食の格差―ジェイミー・オリバーの学校給食改革プロジェクトを通して―」
龍口知子(タニタヘルスリンクヒューマンサービス企画部 管理栄養士・健康運動指導士)
「健康的な食習慣とその効果―タニタの社員食堂での取り組み紹介」
モデレーター 大杉由香(大東文化大学環境創造学部教授)
4.参加費: 無料
5.フォーラムの問い合わせ先
メール: osugi@ic.daito.ac.jp
ファックス: 03-5399-7355
▼本件に関するお問い合わせ
大東文化大学 環境創造学部
教授 大杉由香
TEL: 03-5399-7356
FAX: 03-5399-7355
E-mail: osugi@ic.daito.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
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