株式会社リクルート住まいカンパニー(本社:東京都中央区代表取締役社長:淺野健)は、運営する不動産・住宅サイト『SUUMO(スーモ)』の掲載データを集計し「山手線内側で家賃が安い駅ランキング」の調査結果をまとめましたのでお知らせします。
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山手線の内側で家賃相場が安い駅ランキング TOP10駅
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順位/駅名(主な路線/駅所在地)/家賃相場(1R・1K・1DK)
1位 雑司が谷(東京メトロ副都心線/豊島区) 7.8万円
1位 田端(JR山手線/北区) 7.8万円
3位 鬼子母神前(都電荒川線/豊島区) 7.95万円
4位 駒込(JR山手線/豊島区) 8万円
4位 目白(JR山手線/豊島区) 8万円
4位 西日暮里(JR山手線/荒川区) 8万円
4位 千駄木(東京メトロ千代田線/文京区) 8万円
8位 高田馬場(JR山手線/新宿区) 8.2万円
8位 早稲田(都電荒川線/新宿区) 8.2万円
8位 大塚(JR山手線/豊島区) 8.2万円
※家賃同額駅は同順位
■商店街が活気ある街から静かな文教エリアまでトップ10は多彩な顔ぶれ
今回のランキングに使用したのはワンルーム・1K・1DKの家賃相場。家賃の平均値ではなく、高いものから安いものまで全対象物件の家賃を並べて、ちょうど真ん中に位置する「中央値」を見比べて順位付けをした。結果的に、最も家賃相場が安かった駅は、東京メトロ副都心線・雑司が谷駅とJR山手線・田端駅で、家賃相場は共に7.8万円だ。
1位の東京メトロ副都心線・雑司が谷駅の地下ホームから地上へ向かうと、出口のすぐ前に3位にランクインした都電荒川線の鬼子母神前駅がある。駅の南東方向にある「おいしいメロンパン 雑司が谷店」というメロンパン専門店は行列ができるほどの人気ぶり。また、駅の北西方向に広がる鬼子母神通りは、安産・子育ての神様である「鬼子母神堂」の参拝を目当てにした観光客も訪れる商店街のようだ。
同じく1位の田端駅はJR山手線のほかにJR京浜東北線も利用可能。駅東側には広大な車両基地があり、東京スカイツリー(R)と新幹線が同時に眺められるポイントも。鉄道好きにはちょっと知られた駅でもあるのだ。駅北口には商業施設「アトレヴィ田端」があり、スーパーやカフェ、飲食店、雑貨店などのショップが3フロアにわたり展開している。
また、家賃相場がちょうど8万円だった4位のJR山手線・目白駅は、学習院大学キャンパスをはじめさまざまな学校が駅周辺に点在する文教エリア。その合間に住宅地が広がり、大型の商業施設はないので静かに暮らせそうだ。ちなみに目白駅前の目白通りに沿って15分ほど歩くと1位の東京メトロ副都心線・雑司が谷駅に到着。徒歩15分の差で家賃相場に2000円の開きがあるので、JR山手線の駅にこだわりすぎずに周辺に目を向けるのも大切かもしれない。
※11位以下の駅はスーモジャーナルの記事をご参照ください。
▼穴場発見!山手線内側で家賃が安い駅ランキング TOP10駅
http://suumo.jp/journal/2017/07/19/137414/
■まとめ
東京23区中でJR山手線の内側に位置する区をざっくりと北側から挙げていくと北区、荒川区、豊島区、文京区、台東区、新宿区、千代田区、渋谷区、港区、品川区の10区。そのうち今回の家賃相場が安いトップ20に入った駅は5区のみで、環状に連なるJR山手線の北半分に集中していた。さらにJR山手線の駅に注目してみると、ランクインした駅はすべて高田馬場駅~日暮里駅間に位置する9駅だった。
さらに、2017年にSUUMOが実施した「穴場だと思う街」
(
https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/sumai_nyumon/machi/2017kanto_anaba/)でも、山手線の北側が多くランクインしていることから、注目が高まっているよう。
「山手線の内側に住んでいる」というブランド感や利便性を享受しつつなるべく安く住みたいなら、内側でも北側寄り、さらにJR山手線沿線にこだわるなら高田馬場駅~日暮里駅間に絞り込んで探すのがコツと言えそうだ。
<家賃相場の調査概要>
【調査対象期間】
2017年3⽉1⽇〜2017年5⽉31⽇にSUUMOに掲載された賃貸物件から算出
(随時更新のため、物件数は変動の可能性があります)
【調査対象物件】
駅徒歩15分以内、10m2以上、1K・1DKの物件(定期借地を除く)
【調査対象駅】
マンション、アパートともに15戸以上SUUMOに物件登録されている駅
【家賃の算出⽅法】
上記期間でSUUMOに掲載された賃貸物件(アパート/マンション)の⽉額賃料の中央値算出