ジェンパクト、人工知能ベースのプラットフォーム「Genpact Cora」を発表

  • ジェンパクト株式会社

企業のデジタルトランスフォーメーションを加速する自己学習型モジュラープラットフォーム

(2017年6月28日に米国で発表されたプレスリリースの抄訳です。)

デジタルトランスフォーメーションを支援するグローバル・プロフェッショナル・サービス企業のジェンパクト(Genpact Limited、NYSE:G、社長 兼 最高経営責任者: Tiger Tyagarajan)は、本日、デジタルトランスフォーメーションを加速する人工知能(AI)ベースのプラットフォーム「Genpact Cora」を発表しました。Genpact Coraは、デジタルテクノロジーを相互に連結した柔軟性の高いモジュラープラットフォームで、ビジネスオペレーション上の特定の課題に焦点を合わせ、一貫したデジタルテクノロジーの活用を徹底化させることで、大規模なグローバル企業が直面する最も喫緊の課題を新たな枠組みでとらえなおし、解決に導きます。

大手コンサルティング調査会社 エベレストグループの創設者で最高経営責任者のピーター・ベンダー・サミュエル(Peter Bendor-Samuel)氏は、「新たなテクノロジーの台頭や競争の激化により破壊的な変化の時代を迎えている今日、クライアントが購入したいのはツールや商品だけではなく、ビジネスの成果そのものです。Genpact Coraは、デジタルトランスフォーメーションを模索している業界が今まさに必要としているものです」と述べています。

ジェンパクトは、現在、グローバルのお客様に対して、デジタル主導のイノベーションと、デジタル活用によるインテリジェント・オペレーションを推進する戦略を展開しています。今回のGenpact Coraは、この戦略の一環として、大規模かつ意味のある変革を、最短距離で実現するために開発されました。自動化、アナリティクス、AIの各エンジンを単一のプラットフォーム上に完全に統合したソリューションは、業界初となります 。Genpact Coraには、これまでジェンパクトが、多岐にわたる業界で、フォーチュン500をはじめとした数百社の企業向けに、インテリジェントなオペレーションやプロセスを数千に上る規模で導入してきた経験から得た、深い知識に基づく知見が盛り込まれています。Genpact Coraは、大規模かつ成熟した企業が必要とするガバナンスの確保と投資保護を犠牲にすることなく、適切な管理の下、計画的にデジタルトランスフォーメーションを推進します。

ジェンパクトの社長 兼 最高経営責任者のタイガー・ティアグラジャン(Tiger Tyagarajan)は、「互いに接続されない無数のテクノロジーが市場に溢れる中、デジタルトランスフォーメーションによって企業が実利を得るのは容易ではありません。Genpact Coraは、最先端のデジタルソリューションを1つのプラットフォームに統合し、わたしたちがこの分野で何十年にもわたりインテリジェント・オペレーションを実践してきた経験から得た深い知識とプロセスが盛り込まれています。これらを組み合わせた結果もたらされる相関するインテリジェンスにより、お客様は、かつてない俊敏性と、即座に先見的インサイトを導く能力を得られ、ビジネスにおける 成果の達成を実現することができます」と述べています。

Genpact Coraは、成熟度の高いアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)と、ジェンパクトの知的財産を含むオープンアーキテクチャおよびベストインクラスのプロバイダーを活用することで、以下の3つの主要分野の最先端技術を統合します。

●デジタルコア: クラウド、SaaS(Software as a Service)、ブロックチェーン、モビリティおよびアンビエントコンピューティング、ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)、ダイナミックワークフロー
●データアナリティクス: アドバンスド・ビジュアライゼーション、データエンジニアリング、ビッグデータ、IoT
●人工知能(AI): 対話型AI、計算言語学、コンピュータビジョン、機械学習、データサイエンスAI

Genpact Cora プラットフォームは、すでに提供されているジェンパクト製品やコンサルティングサービスの基盤として作用します。これらの製品およびサービスのユーザー数は、全世界で100万人以上、トランザクションの処理件数は年間11億件以上に上り、企業の変革を実現し、持続させる方法について比類のない、実践的かつ先見的なインサイトと知識を提供し続けています。また、Genpact Cora には、ジェンパクト独自のプロセスと業界に関する深い専門性に加え、Rage Frameworks社やPNMsoft社などの買収を通じて最近新たに採用されたデジタルソリューションが組み込まれています。

このプラットフォームは、すでに以下を含む多くの業界で、スピーディな価値創造を実現しています。

●機器から得たデータを読み解く: 大型機器の大手メーカーは、Genpact Coraの産業用IoT、機械学習、アドバンスドアナリティクスを活用し、効率的かつインテリジェントにデータ処理を行うことで、より安全な原材料、ダウンタイムの削減、収益増加、メンテナンスコストの削減を実現しています。
●薬の安全性をとらえなおす: 大手製薬会社は、薬の安全性をとらえなおす取り組みの一環として、ジェンパクトの医薬品安全性監視人工知能(PVAI)製品をテストしています。PVAIは、Genpact CoraのAI、アナリティクス、プレディクティブモデリングなどのテクノロジーを使用し、さまざまなソースから薬の副作用に関するデータを自動的に集めて分析します。例えば、構造化されていないデータをすばやく解析し、意味のある実用的なインサイトを導きます。PVAIは薬の安全性に関するオペレーションを、単に問題を追跡するアプローチから、潜在的な問題を予測して解決するアプローチに転換します。また、ヒューマンエラーの減少、薬の品質の向上、患者のアウトカム改善、規制の100%遵守を実現します。
●シームレスな顧客サービスを実現する: Genpact CoraのAIとアナリティクスは、ジェンパクトのLiveWealth製品と連動し、フォーチュン500の金融サービス会社による顧客対応時間の短縮、請求書の作成、法人顧客、富裕層の顧客向け資産報告におけるミスの排除、顧客サイクルタイムの短縮(45日からオンデマンド対応へ)を実現しています。顧客はポートフォリオの全体を俯瞰できるようになり、同社はコストを75%削減しつつ規制遵守にも、より効果的に対応できるようになっています。
●財務報告を迅速化し、付加価値を与える: グローバル消費財メーカーでは、以前人手による非効率的な財務報告書の作成業務に多くの人員を費やし、何週間もかけて社内外のさまざまなシステムから集めた構造化/非構造化データを読み解いていました。現在は、ジェンパクトのAIレポート製品がGenpact Coraのロボティック・プロセス・オートメーション機能を使用し、わずか数日でこれらの報告書を作成するほか、データ収集の70%を自動化しています。また、AIの学習機能により、より短期間でより正確な業績予想を出せるようになり、より頻繁に予想を立てることで、より確かな情報に基づいた経営判断が行えるようになっています。
●新製品の市場投入までの時間を短縮する: グローバル保険会社は、Genpact Coraのダイナミックワークフローを使用することで、高価値顧客に関するデータを素早く取得し、データの 処理速度と柔軟性を高め、リアルタイムのデータ分析で意思決定を支援することにより、新商品の展開を効率化しています。その結果、商品の市場投入までの期間が短縮され、収益増加につながっています。

ジェンパクトのシニアバイスプレジデント 兼 最高デジタル責任者であるサンジェイ・スリヴァスタヴァ(Sanjay Srivastava) は、「Genpact Coraは、オープンアーキテクチャを基盤とする拡張性に優れたモジュラープラットフォームであり、当社のクライアントは最先端のデジタルテクノロジーを享受できるほか、柔軟性、俊敏性、長期的な投資保護などのメリットも得られます。また、Genpact Coraには指揮統制装置が組み込まれており、ビジネスプロセスに必要なガバナンスをもたらすため、ロボットの誤作動やAIの誤用により制御不能な状況に陥るリスクも減らします」と述べています。

Genpact Coraの詳細については 以下のURLをご覧ください。 
http://www.genpact.com/what-we-do/digital/genpact-cora?prrl-wbst-pltfrm-xxxx-gen-gen-062017

ジェンパクトについて
ジェンパクト(NYSE:G)は、グローバル・プロフェッショナル・サービス企業として、競争優位性を創出するデジタルとデータの活用を促し、お客様のデジタルトランスフォーメーションを支援します。独自の「Lean Digital(SM)」アプローチにより、リーン改善の原則、デザイン思考、アナリティクス、デジタルテクノロジーに、専門領域の深い知識を融合し、破壊的なビジネス成果を提供します。私たちは、イノベーションを喚起するデジタルおよび専門ソリューションと、お客様のオペレーションの設計、変革、実行を実現するデジタル活用によるインテリジェント・オペレーションの構築という2つの方法により、お客様に価値を提供します。また、世界最大規模のデジタルプロセスのテスト環境により、数千に上るプロセスのテストと改良を重ね、アプローチの継続的な改善に取り組んでいます。ゼネラル・エレクトリック(GE)の一部門として事業を開始して以来、2005年にGE独立後も一貫して、オペレーショナル・エクセレンスに対する熱意を維持するGenpactは、現在、米国ニューヨークおよびパロアルト、英国ロンドン、インドのデリに主要なオフィスを構え、フォーチュン・グローバル500をはじめとした数百社のお客様とともに、世界20カ国以上、77,000人以上の規模に成長しています。詳細につきましては、www.genpact.comをご覧ください。
本件に関するお問合わせ先
Genpact Japan株式会社
ジェンパクトジャパン株式会社 広報 羽柴
100-0014:東京都千代田区永田町2-13-10プルデンシャルタワー
TEL:03-3539-3928 FAX:03-3504-2501
E-mail:satoko.hashiba@genpact.com

この企業の関連リリース

この企業の情報

組織名
ジェンパクト株式会社
ホームページ
https://www.genpact.com/jp/
代表者
田中 淳一
上場
海外市場
所在地
〒100-6213 東京都千代田区丸の内1-11-1パシフィックセンチュリープレイス

検索

人気の記事

カテゴリ

アクセスランキング

  • 週間
  • 月間
  • 機能と特徴
  • Twitter
  • Facebook
  • デジタルPR研究所