ジェンパクト、財務経理のデジタルイノベーションに関する調査結果を発表 AI・アナリティクス・自動化を企業全体にわたるトランスフォーメーションで活用する割合は13%のみ

財務経理部門は先進テクノロジーの有効性を理解しながら、実行可能なインサイトを創出できていない
財務経理部門への期待の変化: 顧客・ユーザー体験の向上がコストやキャッシュフローを抜いて最優先課題へ


*本プレスリリースは、米国本社が12月12日(米東部時間)、ニューヨークで発表したリリースの抄訳です。

デジタルトランスフォーメーションを支援するグローバル・プロフェッショナル・サービス企業のジェンパクト(Genpact Limited、NYSE:G、社長兼最高経営責任者:Tiger Tyagarajan)は、本日、財務経理のデジタルイノベーションに関し、米国、英国、日本、オーストラリアなど、世界11カ国、500名以上のCFOおよび財務経営幹部を対象に実施した最新のグローバル調査財務経理:トランスフォーメーションの価値創出の結果を発表しました。

本調査では、「企業全体にわたるトランスフォーメーションで多数のビジネスプロセスにAI、アナリティクス、自動化を活用している」と回答した財務経営幹部は、わずか13%でした。また、企業が直面している増大し続けるデータの課題に対し、戦略的なインサイト提供により応えられるのは財務部門機能であるという認識が明確な一方、大部分の財務部門では、インサイトを提供する上で必要な先進テクノロジーの導入が進んでいない状況が明らかになりました。

さらに、膨大な企業データから実行可能なインサイトを創出するという課題に関し、「かなり進んだレベルで行っている」という回答者は1名もなく、「ある程度できている」という58%の回答にとどまりました。「ビジネス側からの多様化するニーズに対応するため、予測インサイト提供の体系的な仕組みを構築している」や「AI・アナリティクス・自動化を財務機能の抜本的な改革に活用している」という回答もありませんでした。

ジェンパクトの最高戦略責任者、エンタープライズサービス・グローバルリーダーのケイティ・スタイン(Katie Stein)は、「今回の調査で、CFOおよび財務経理部門には、企業のトランスフォーメーションにおいて重要な役割が期待される一方、部門においては、まだ多くの変革すべき余地が残っている現状が見て取れます。データとデジタルが最優先される今日、CFOとそのチームには、トランスフォーメーションの先導者として、イノベーションを推進し、競争優位性を強化する役割がますます求められています」と述べています。

本調査では、さらに以下の点が明らかになりました。

企業のビジネス目標として、キャッシュフロー改善や収益成長推進よりも、「顧客体験の向上」が最優先課題となりました。この課題は、財務経営幹部の今後2年間のビジネスにおける期待でも、「顧客・サプライヤー・従業員体験の向上」として最上位にランクされています。一方、関連の質問に対し、ほとんどの回答は、「ユーザーエクスペリエンスを多少高めている」にとどまり、「この期待に大きく応えている」と回答したのは、わずか1%でした。

また、戦略的なビジネス目標を支援する役割として、財務部門には、増加する企業データの監視者になることが求められています。調査では、この役割に対し約半数の49%が同意し、財務部門がすでにデータ監視者となる取り組みを開始している状況が見て取れます。

テクノロジーに関しては、実際の導入において課題を抱えている場合でも、調査に回答した経営幹部は、人材を採用する際には、AI、アナリティクス、自動化を取り入れることの重要性を認識しています。財務部門が最も緊急に求めているスキルの上位2つは、「先進デジタルテクノロジーの知識」と「データサイエンスのスキル」となり、どちらも「伝統的な財務・経理能力」を抜いて上位となりました。

ジェンパクトのスタインは、「新しいスキルの必要性は、財務オペレーションのみではなく、財務部門が企業のトランスフォーメーションのけん引役を務めるという意味で、より重要です。CFOおよび財務経理部門には、戦略的パートナーとして、重要なデータに、より優れた方法でアクセスし、より迅速なインサイトの提供が求められています。トランスフォーメーションの価値を最大化するには、経営幹部が、財務経理領域の専門知識に、デジタルテクノロジーとアナリティクスを効果的に融合し、成長を促すビジネスインサイト提供の仕組みをいかに迅速に推進できるかにかかっています」と述べています。

財務経理:トランスフォーメーションの価値創出調査の全容は、ジェンパクトのウェブサイトでご覧ください。
(英文:https://www.genpact.com/lp/finance-and-accounting-unleashing-transformation?utm_source=prrl&utm_medium=nswr&utm_campaign=mult_a_didi_prrl_nswr_cont_na_cxoctv_all_es-ft_x_all

調査について
ジェンパクトは、調査会社Longitude社と協力し、米国、英国、日本、オーストラリア、ノルウェー、フランス、ドイツ、オランダ、スウェーデン、スイス、デンマークの11カ国、516名のCFOおよび財務経理経営幹部を対象に、eメールおよびオンラインで調査を実施しました。対象者のうち25%がCFOで、回答者は売上高5億ドルから500億ドル以上の企業に所属しています。

ジェンパクトについて
ジェンパクト(NYSE:G)は、ビジネストランスフォーメーションの実現を支援するグローバル・プロフェッショナル・サービス企業です。フォーチュン・グローバル500をはじめとする企業の数千単位のプロセスを実行してきた経験に基づき、デジタル主導のイノベーションとデジタルを活用したインテリジェント・オペレーションをお客様に提供しています。私たちは、デザイン思考で考え、デジタルでビジョンを描き、データとアナリティクスで問題を解決します。エンド・ツー・エンドのオペレーションにおける豊富な知識とAIベースプラットフォームGenpact Coraを組み合わせ、グローバルで90,000人を超える従業員が、日々お客様のオペレーションの追求に励んでいます。ニューヨークからニューデリーまで、その間の30か国以上で事業を展開するジェンパクトは、エンド・ツー・エンドで拠点をつなぎ、すべてのプロセスを再考し、企業の新しい働き方を提案します。ジェンパクトは、スタートからゴールまで各ステップを再考することが優れたビジネス成果につながることを理解しています。対象が何であれ、お客様がデータとデジタルを活用して飛躍的かつ長期的な成果を達成できるように支援します。Transformation Happens Here 詳しくは、Genpact.com/jp/ をご覧ください。
本件に関するお問合わせ先
ジェンパクト株式会社 
広報 羽柴
Tel: 03-6688-7306 Fax: 03-3504-2501
E-mail: satoko.hashiba@genpact.com

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この企業の情報

組織名
ジェンパクト株式会社
ホームページ
https://www.genpact.com/jp/
代表者
田中 淳一
上場
海外市場
所在地
〒100-6213 東京都千代田区丸の内1-11-1パシフィックセンチュリープレイス

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