大学通信から中学・高校のニュースリリースをお送りします。
昨年12月に無事打ち上げに成功したJAXA(宇宙航空研究開発機構)の宇宙探査機ジオスペース探査衛星「あらせ」(ERG衛星)。約15年前のこのプロジェクトの発案には、淑徳高等学校3学年担任の飯島雅英教諭(物理・地学)が携わった。
昨年12月に打ち上げられた「あらせ」は、「ヴァン・アレン帯」に存在する高エネルギー電子の生成過程を直接観測するための探査衛星。太陽風の擾乱によって起こる宇宙嵐に伴う粒子の生成過程や、宇宙嵐発達の仕組みを明らかにするため、放射線帯中心部で高エネルギーが生まれる過程を観測・調査を目的としている。
この「ヴァン・アレン帯」は、充満する高エネルギー粒子により探査機が破壊されやすいため、いわゆる宇宙先進国のアメリカやロシアも充分に調査ができなかった。ここにJAXAがフロンティアとして打ち上げを行なうのは大きな意義を持つ。
最近ではアメリカも同様の取り組みを開始したが、約15年前にERGプロジェクトの発案に関わった一人が飯島雅英教諭である。飯島教諭は、さまざまな宇宙関係のプロジェクトに携わる宇宙科学のエキスパートで、宇宙空間プラズマ物理学(理論)および飛翔体による宇宙空間観測、電波天文学を専門とし、東北大学では准教授を務めていた。
●ERG探査機とは
http://www.isas.jaxa.jp/missions/spacecraft/current/erg.html
●特設サイト
http://fanfun.jaxa.jp/countdown/epsilon2/
●動画: ヴァン・アレン帯の謎に迫る!ジオスペース探査衛星(ERG)
https://www.youtube.com/watch?v=FOBDmWpIrRY
▼本件に関する問い合わせ先
淑徳中学校・高等学校 担当 アドミッションオフィス
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【リリース発信元】 大学プレスセンター
http://www.u-presscenter.jp/