コンゴの紛争と性暴力、そしてデニ・ムクウェゲ医師の姿を描いた映画「女を修理する男」の上映会&トークを日本にて開催します。
当日は立教大学特任准教授の米川正子氏による映画解説、ムクウェゲ氏設立のパンジ病院で活動する世界の医療団のコーディネーターが、私たちの活動についてお話させていただきます。
女性と少女にとって世界最悪の場所」とも描写されるコンゴ東部
コンゴ東部は女性にとって世界最悪の場所と呼ばれます。
1990年代に内戦が始まって以来、HIV/エイズ感染率の高い兵士などによる女性や子供への性暴力が日常的に横行、女性の3人に2人がその犠牲となっています。
レアメタルを資金源にする武装勢力は、子どもから老女まで年齢を問わず女性をレイプ、精神的・肉体的苦痛を与えるだけではなく、性器を破壊し子孫を絶やすことでその地域を制圧していくのです。
ノーベル平和賞にもノミネートされたデニ・ムクウェゲ医師で有名なコンゴ東部ブカブのパンジ病院では、こうした性暴力の被害者たちを受け入れており、これまで治療などの支援を行った患者数は4万5千人に上ります。 ムクウェゲ医師は1999年にパンジ病院を設立、治療にあたるほか自身の命を狙われながらもこの悲惨な現状を国際社会に訴える活動を行っています。
世界の医療団は2015年より同病院にてプロジェクトを開始、外科、精神科の診療、被害女性の自立・生活再建支援活動、法的サービス、教育活動、その他資金調達などの活動を行っています。また人権保護、ジェンダー不平等の改善、政府をはじめとする行政機関のガバナンス強化に向けたアドボカシー活動をサポートしています。
世界の医療団では同プロジェクトでのアドボカシー活動の一環として、コンゴの紛争と性暴力、そしてデニ・ムクウェゲ医師の姿を描いたドキュメンタリー「女を修理する男」の上映会を日本にて開催することになりました。
本上映会では、立教大学特任准教授の米川正子氏による映画解説、また世界の医療団よりパンジ病院で活動する担当コーディネーターのFabio Pompettiより現地の状況とパンジ病院での私たちの活動についてお話させていただきます。
「女を修理する男」上映会&トーク
日時:2017年1月8日(日)13:30-16:30 (開場13:00)
会場:港区立男女平等参画センターリーブラ「リーブラホール」
JR田町駅徒歩5分 都営地下鉄三田駅徒歩6分
主催:認定NPO法人世界の医療団
協力:港区立男女平等参画センター リーブラ
*入場無料
お申込:
http://www.mdm.or.jp/news/event/post_222.html
よりお申し込みください。
*定員になり次第、締め切らせていただきます。
お問い合わせ:
communications@mdm.or.jp