ヤマトシステム開発、IaaS(※1)型クラウドサービス「クロネコデータセンター クラウド(IaaS)」提供開始

宅急便システムを支える東阪2か所のデータセンターを活用。
ディザスタリカバリ(※2)やデータ消失リスク軽減を支援する各種バックアップサービスも提供可能。

 ヤマトホールディングス傘下でICTソリューションを提供し、企業のビジネスをサポートするヤマトシステム開発株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長 皆木 健司 以下YSD)は、柔軟かつ高性能で、各種障害回避も視野に入れたIaaS型クラウドサービス「クロネコデータセンター クラウド(IaaS)」を本格的に提供開始します。

 「クロネコデータセンター クラウド(IaaS)」のサービス基盤の設計・稼働検証・構築は、ネットワンシステムズ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役 社長執行役員:吉野 孝行、以下ネットワンシステムズ)が担当しました。ネットワンシステムズはサービスメニューについても開発を支援するとともに、運用設計および保守も実施します。

1.背景
 自らICT資産を保有せず外部のICT資源を使用する「所有から利用へ」の流れに加えて、東日本大震災や大規模データ消失事件をきっかけに、企業のリスク管理に対する関心が高まっています。そのような中、“運用コスト削減”“高い拡張性”や“耐障害性の向上”“事業継続性の強化”が重要視され、その対策としてクラウドサービスに期待が集まっています。そこで、宅急便システムを支える堅牢なデータセンターと30年以上にわたるシステム運用ノウハウを持つYSDは、クラウド環境構築の実績とノウハウを持つネットワンシステムズと共同で、柔軟かつ高性能で、各種障害回避も視野に入れた「クロネコデータセンター クラウド(IaaS)」を開発および提供することになりました。

2.「クロネコデータセンター クラウド(IaaS)」について
(1)宅急便システムを支える高信頼のデータセンター「クロネコデータセンター」を活用
 「クロネコデータセンター(東京)」特徴
 ・30年以上にわたる宅急便システムの運用実績・ノウハウを基にした運用(監視)品質を提供
 ・堅牢な冗長構成(3回線の配電線からの受電、無停電電源装置、非常用自家発電装置)
 ・震度7クラスの地震に耐えるハイブリッド免震構造
 ・各種セキュリティ対策(各種入退館装置、ガラス破壊センサー等)

(2)バックアップ構築環境や、豊富なバックアップサービスをご用意
 YSDの日本国内2か所(東京、大阪)のデータセンターのICT基盤とその間の通信回線を標準提供するため、お客様は500km以上離れた2拠点での相互バックアップ環境を容易に構築できます(オプションで東阪相互バックアップ体制の構築支援も可能)。
 また、別途YSDの様々なバックアップサービスを組み合わせて利用することも可能です。
 ・媒体バックアップサービス…磁気媒体を物理的に保管
 ・オンラインバックアップサービス…遠隔ミラーリング(DB、AP、Web)、データバックアップ(DB)

(3)柔軟で高性能なクラウド基盤を提供
 インターネットに接続可能な「パブリッククラウド」と、お客様のプライベートネットワークのみに接続する「プライベートクラウド」の2サービスをご用意しています。両サービスとも、お客様側で要件に合ったサーバ・CPU等を専用の管理ツールから簡単な操作で選択でき、短期間で構築することができます。構築後も、利用ニーズの変化に合わせてICT基盤のスペックを柔軟に変更することができます。また、これらのサービスを支えるICT機器には、クラウド基盤に最適な製品を用いており、高速かつ低遅延な高性能環境を利用できます。

(4)綿密なICT基盤の性能検証を実施
 ネットワンシステムズの大規模技術検証施設である「テクニカルセンター」において、ICT基盤の提供を前に実際の環境を構築し、機能検証および稼動検証を実施しています。これにより、万全の体制での高品質と安定稼動が求められるクラウドサービスに最適なICT基盤を、裏づけをもってご提供しています。

3.価格(最小構成時の場合)
 プライベートクラウド、パブリッククラウドともに
 初期費用 50,000円[税抜]~、月額費用 29,000円[税抜]~(費用は提供内容によって異なります)

4.仕様(最小構成時)
●プライベートクラウド(仮想マシン基本サービス)
CPU:2.4GHz vCPU x 1
メモリ:2GB
ディスク: 50GB
グローバルIP: -
インターネット回線:(ネットワーク費用は別途御見積)

●パブリッククラウド
CPU:2.3GHz相当 vCPU x 1
メモリ:1GB
ディスク:50GB
グローバルIP:16IP
インターネット回線:1Mbps

OSはWindows、Linux、Solaris、CentOS、FreeBSD、Debian、MacOS等に対応

5.今後について
 「プライベートクラウド」と「パブリッククラウド」の機能を統合する「ハイブリッドクラウド」へ展開を進め、業種・規模問わず2014年度末までに100社の導入を目指します。安全・安心なクラウドサービスの提供により、加速するビジネススピードやお客様の多種多様な要望にお応えすることで、お客様の業務効率化を支援してまいります。


※1 IaaS…Infrastructure as a Serviceの略。サーバ・CPU・ストレージ等、システム稼動に最低限必要なハードウェアを、ネットワークを介して利用できるサービス。
※2 災害被害からの復旧措置を行うこと。また、その技術・機器・体制。

<本件に関する報道関係各位からのお問い合わせ先>
ヤマトホールディングス(株)広報戦略 向浜
 TEL:03-3248-5822
ネットワンシステムズ株式会社 広報・IR室:西田武史
 TEL:03-5462-0772 FAX:03-5462-0890 E-mail:media@netone.co.jp

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この企業の情報

組織名
ネットワンシステムズ株式会社
ホームページ
http://www.netone.co.jp/
代表者
竹下 隆史
資本金
1,227,900 万円
上場
東証プライム
所在地
〒100-7025 東京都千代田区丸の内2-7-2JPタワー
連絡先
03-6256-0600

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