武蔵大学(東京都練馬区/学長:山嵜哲哉)は、新しい時代を担うグローバル市民にかかせない異文化理解力と語学力を備えた人材を育てるため、2017年度から人文学部に「グローバル・スタディーズコース(GSC)」を新設する。
グローバル化の進展に従って、大学教育も英語で専門科目を学ぶ取り組みが広がりつつある。2015年9月10日に発表された文部科学省の「平成25年度の大学における教育内容等の改革状況について(概要)」によると、英語による授業のみで卒業・修了できる学部をもつ大学数は、2008年度は7大学、2013年度では19大学と、着実に増加している。
武蔵大学が人文学部に新たに設置するGSCは、個別指導(コーチング)などを用い、グローバル市民として能動的に活躍できる人材を育成する特訓コースとなっている。英語プログラムのほか、留学の支援を目的としたドイツ語、フランス語、中国語、韓国・朝鮮語のプログラムも、同コース内で用意している。
◆GSCの特色
・高い目標を定めた語学力強化のためのカリキュラム
・6カ月または1年間の留学の推奨
・外国語学習サポートを目的とした個別指導(コーチング)の提供
GSCの各言語別「留学支援プログラム」は次の通り。
【英語プログラム】全ての人文学部生向け
→留学先での学習に対応できるよう、英語による授業の修得単位が全体の約7割を超えることが卒業要件として求められる。英語で行う武蔵大学の授業と海外留学による単位認定だけで卒業単位を満たすことも可能。
<Point>
・外国籍の教授陣が講義とゼミを担当(講義・ゼミともに一年次から英語で行う)
・クオーター制度をもとにした学期運営による集中的な英語教育
・関心にあわせた自由度の高い科目選択が可能
・授業の一部を外国人留学生に開放、グローバルな教育環境を実現
・留学だけでなく国際インターンシップや国際ボランティアも推奨
【ドイツ語プログラム】【フランス語プログラム】ヨーロッパ文化学科の学生向け
【中国語プログラム】【韓国・朝鮮語プログラム】日本・東アジア文化学科の学生向け
→既習者にも初習者にも対応。専用授業や個別指導・グループ指導により、まず1カ月程度の海外語学研修で助走をつけ、1年または半年の留学の実現を後押しする。そして卒業時までにハイレベルな語学力と深い文化的知識を習得させ、グローバルに活躍できる人材を育てる。
なお、同大では語学力の指標として、各プログラムにおける卒業時に到達すべき最終目標を次のように定めている。
【英語プログラム】
TOEIC(R)800点以上、TOEFL(R)iBT80以上、IELTS(TM) 6.5以上、英検準1級以上
【ドイツ語プログラム】
ゲーテ・ドイツ語検定試験B2以上、ドイツ語技能検定試験(独検)準1級以上
【フランス語プログラム】
フランス語学力資格検定(DELF)B2以上、実用フランス語技能検定試験(仏検)準1級以上
【中国語プログラム】
中国語検定試験(中検)準1級以上、漢語水平考試(HSK)5級以上、華語文能力測検(TOCFL)Level 5以上
【韓国・朝鮮語プログラム】
ハングル能力検定試験2級以上、韓国語能力試験(TOPIK)5級以上
●武蔵大学 人文学部
英語英米文化学科、ヨーロッパ文化学科、日本・東アジア文化学科の3学科。多様な文化や価値観を認め、自分の考えや自国の文化を外国語を用いて発信し、異文化と対話できる能力を持つ人材育成が目標。さまざまな言語について系統的な学習プログラムを用意。留学制度も充実している。
●武蔵大学公式Webサイト
http://www.musashi.ac.jp/
▼本件に関するお問い合わせ先
武蔵大学 広報室
担当: 山野(やまの)・下川(しもかわ)
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