パルマハム協会、2015年度パルマハム生産・輸出データを発表

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輸出量は引き続き増加、日本向けは18%増

2015年のパルマハムの生産量は対前年比3.8%減の8,462,000本でした。引き続きイタリアが最大の市場で、生産量の68%が出荷されました。2014年はイタリア国内の熟成ハム全体の売上が2%縮小しましたが、パルマハムはシェアを取り戻し、33.5%を占めています。昨年夏以降、パルマハムの販売は勢いを取り戻し、近年蓄積していた在庫の一掃につながったと同時に、流通業者への出荷価格も適正に戻りました。輸出も安定しており、2015年は前年比3.9%(100,000本)増の2,724,813本(2.6億ユーロ相当)が輸出されました。

パルマハム協会会長ヴィットリオ・カパンナは次のように述べています。「パルマハムの輸出は非常に好調です。バランスの取れた発展に重点を置いた戦略が功を奏し、過去10年で輸出量は50%増加し、年間生産量の32%を占めるまでに成長しました。これは中長期的分析によると大変すばらしい結果です。広く海外市場に出荷するよう業界全体が一丸となって取り組んだ結果、パルマハムは世界の食肉加工品市場においてトップブランドとなりました。」

対EU市場向け輸出は1,660,000本(34,000本増加)で総輸出量の61%を占めていますが、将来的に大きな成長が見込まれる非ヨーロッパ市場に押され、年々減少しています。EU以外の市場は昨年66,000本増加し1,066,060本出荷しました。上位輸出相手国は安定しており、米国が582,000本(前年比3%)で第一位、次いでフランス(4%増)、ドイツ(2%増)がいずれも454,000本でした。北欧、東欧も大きく成長していますが、昨年特に目覚ましい成長が見られたのは日本(18%増、125,000本)、カナダ(19%増)、オーストラリア(13%増)です。中国市場もようやく成熟し始め、輸出量が75%増加し10,000本を超えました。ロシアは輸入禁止措置のため、輸出量が減少しています。

プリ・スライス製品*
生産量の19%を占めるパルマハムのプリ・スライス製品は、今や業界全体の成長に欠かせない重要な製品です。2015年は6.3%増加し7,900万パック(1,582,000本相当)が出荷され、パルマハムの総輸出量中プリ・スライス製品が43%を占めるに至っています。イタリア国内市場は3年連続減少した後にようやく復活し、7.3%増の1,800万パックを出荷、不況前の2010年~2011年の水準まで戻りました。輸出も引き続き大幅に伸びており、プリ・スライス製品全体の75%(5.9%増)を占め、内57%がEU諸国、残り18%がその他の市場に出荷されています。イギリスは過去長らくプリ・スライス製品を牽引してきましたが、ここにきて飽和状態になっています。その他の市場は概ね好調で、EU全体では5.1%、特に東欧は70%近く増加しています。非ヨーロッパ諸国では米国(8.3%増)、カナダ(28.5%増)、オーストラリア(43.4%増)が大変好調でした。

*プリ・スライス製品: 生産地内の認定工場にてスライス加工・包装されパルマハム協会の王冠マークが表示された正規スライス製品。DOP製品に認定されたパルマハムは、EU法で定められた生産地以外で加工された場合、「パルマ」と称して販売することは認められていません。

パルマハム協会Consorzio del Prosciutto di Parma
1963年「パルマ」の名が示す本物の製品と真正、及び伝統を保護するため、23の生産者たちのイニシアティブによって「パルマハム協会」が立ち上げられました。今日協会は150の会員を擁し、原料豚の種類から生産地域、生産工程、熟成方法、熟成期間に至るまでの生産基準を管理し、伝統的製品の保護に努めると同時に、世界的な品質保護とプロモーション活動を行っています。またパルマハムはEUの食品品質保証制度において「限定生産地域において伝統的製法に基づいて生産加工など全過程が行われており、さらに製品の性質がその地域の要素に由来している」というもっとも厳密な規定をクリアした製品に与えられるDOP(原産地呼称保護)の称号を受けています。

本件に関するお問合わせ先
パルマハム協会
パルマハム・インフォメーションセンター

E-mail:info@parmaham.org

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組織名
パルマハム協会
ホームページ
http://www.parmaham.org/
代表者
Fanti Stefano
上場
非上場
所在地
〒107-6033 東京都港区赤坂赤坂1-12-32アーク森ビル33F
連絡先
03-5574-7834

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