崇城大学(熊本市西区)では多くの学生が「平成28年度熊本地震」の避難所でボランティア活動に取り組んだ。自ら被災しながらも、困っている被災者を支援しようと、地震発生時から県内のいたるところで避難者をサポート。県外から届く物資の支給や配布、管理、さらには水の確保など、学生各々が自分にできることを自ら考え行動に移した。なかには、避難所に泊まり込みで活動した学生も。「次は大学の復旧作業のサポートをしたい」という声もあがっている。
4月14日に発生した「平成28年度熊本地震」は今日に至るまで大きな余震が相次ぎ、家屋の倒壊や土砂災害など、各地に甚大な被害をもたらしている。崇城大学でも、この大地震の影響により5月8日までの間、一斉休校となった。
こうした中、同大の多くの学生たちは自ら被災しながらも、困っている被災者を支援しようと県内のいたるところでボランティア活動に取り組んできた。
地震発生時から一時避難所となった熊本市立井芹中学校(熊本市西区)では、宮城さん、田中さん(ともに宇宙航空システム工学科 航空整備学専攻4年)ら約15人の在学生が、多い時で約1,500人の避難者をサポート。県外から届く物資の支給や配布、管理を行った。地震発生直後は物資が足りず、一家族におにぎり1個しか渡せないときもあったという。
現在、避難者は井芹中から別の場所に移っているが、水道が止まったときはプールの水をバケツリレーで運んだり、毎日タンクに湧水を汲みに行くなど、水の確保が大変だったと話す。
「自宅が無事だったので、目の前の困っている人たちを助けたい」との思いでボランティアを始めた彼ら。
「自分たちの目で見て何をしたらいいか、どんな助けが必要かを考え活動しました」と話す彼らの生き生きとした姿は、避難所にいる人たちの元気に繋がっているように感じられた。
一方、文徳高等学校(熊本市西区)の体育館では、徳永さん(応用生命科学科1年)と手嶋さん(同学科2年)がボランティアに取り組んだ。手嶋さんは実家が福岡のため、避難所にずっと泊まり込みで活動。また、徳永さんは益城町にある実家が全壊し大変な状況にありながらも、文徳高校の生徒たちや先生と協力し、多い時で120人程の避難者のサポートを行った。
余震も続く中、自分にできることを自ら考え行動に移し、一生懸命活動する学生たち。「次は大学の復旧作業のサポートをしたい」という声もあがり、復旧・復興に向けて、若い力の無限の可能性を感じさせてくれた。
・【レポート】避難所でボランティアをする在学生たち(崇城大学HP)
http://www.sojo-u.ac.jp/news/topics/160506_006884.html
▼本件に関する問い合わせ先
崇城大学 広報課
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