直近データを独自に構築した予測モデルにインプット、2位以降の順位変動を予測
デジタルマーケティングのコンサルティング会社、株式会社ルグラン(本社:東京都渋谷区 代表取締役:泉 浩人、山辺 仁美 以下ルグラン)は、 2012年5月11日にビッグデータを活用するための情報ブログ 「i love data.jp」 (
http://www.ilovedata.jp)上で発表した2012年第4回AKB選抜総選挙の投票数と予測結果に対し、投票開始から5日目となる5月26日までのデータを独自に構築した予測モデルにインプットし、直近予測を実施、その結果を発表しました。
直近予測に於いても、前回の予測と同様に、投票の対象となるAKB48はじめ各グループの主要メンバーに関する以下のデータについて、過去3回の総選挙時のデータ推移と各年の選挙結果の関連性(=「アキバ係数」と命名)から得票数を予測。その上で、この予測モデルに、直近のデータ*をインプットするという手法を取りました。
・Twitter・ブログ・掲示板における出現頻度や評判(データ提供:株式会社ホットリンク
http://www.hottolink.co.jp/kakaricho/)
・テレビ番組やCMへの出現頻度と報道時間およびその内容(同:株式会社エム・データ
http://mdata.tv/index.html)
・AKB48などの公式サイトやGoogle+の各メンバーページへのアクセス数やユーザー数・属性データ
(株式会社ビデオリサーチインタラクティブのインターネット視聴データ"Web PAC2"を利用)
http://www.videoi.co.jp/service/webpac/index.html
* モデル自体は過去3回の総選挙結果から導き出されたものなので、当初予測・直近予測とも全く同じものを使っていますが、インプットするデータは、3/25〜5/26の直近データに変えています。(ビデオリサーチインタラクティブのデータについては、3/25〜5/20分を使用))
更に、昨年・一昨年の総選挙では投票開始直後に発表される速報と、最終的な投票結果との間で、1位と2位が逆転するという現象が起きたため、今年も、5/23に行われた速報発表後の書き込み数の推移に着目し、速報発表に伴う書き込み数の一時的な急増が落ち着く5/25と、今回のデータ取得最終日となる5/26を比較しました。その結果、速報で4位となった指原莉乃や、6位となった篠田麻里子について、書き込み数が大きく伸びていることが分かりました。そこで、今回の直近予測では、速報発表後にブログやTwitterでの書き込みが増加しているメンバーについて、その増加割合を「応援係数」として、上記モデルで得られた予測得票数に加算するという調整を行いました。「応援係数」を踏まえて算出された最新の得票数予測は左表の通りです。
大島優子の1位は不動となったものの、トップ当選者の予想得票数は12万票台で、前年の13万票台からは減少しています。また、速報結果を見たファンからの直前の応援効果により、篠田麻里子・指原莉乃が票を伸ばし、速報では上位にいた柏木由紀・渡辺麻友を抜き、それぞれ2位と3位に浮上するという予測結果となりました。
尚、AKB選抜総選挙の予測については、これまで各メディアで大きく取り上げられてきましたが、今回のルグランの予測のように、投票数にまで予測範囲が及んだケースは殆どないため、6/6の発表では、投票順位だけでなく、最終的な投票数についても注目していきたいと思います。
ルグランでは、爆発的に増加するビッグデータを活用し、今後も、今回のようにタレントの人気度を予測したり、様々な商品・サービスのヒットの予兆を探るための分析手法に対する研究を深め、独自の予測モデル構築につなげていきたいと考えています。
分析結果に関する詳しい情報は、こちらをご覧下さい。
「データで予測する2012年第4回AKB選抜総選挙」
http://bit.ly/JWU4vO
「<直近予測> データで予測する2012年第4回AKB選抜総選挙」
http://bit.ly/KZBBCT
[株式会社ルグランについて]
株式会社ルグランは、業界のパイオニア「オーバーチュア」の立ち上げメンバーにより設立された、デジタルマーケティングに特化したコンサルティング型代理店です。この領域において10年以上の経験を持つルグランでは、これまで培った幅広い知識とノウハウをもとに、SEMコンサルティングをはじめ、ソーシャルリスニング、アクセス解析や調査分析まで、クライアントの目標を実現するための様々なサービスを提供しています。
http://www.LeGrand.jp
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