大学通信から中学・高校のニュースリリースをお送りします。
獨協中学・高等学校(東京都文京区、校長:渡辺和雄)はこのたび、ドイツのケルン大学※との間で、日本語教育課程に登録されている学生の80時間分の教育実習を、年間最大2名まで受け入れる協定を締結することで合意。3月16日に協定書の交換式を執り行う。
獨協中学・高等学校は1881年、「ドイツ文化の移入」を目的として設立された獨逸学協会を母体として、1883年に創設された獨逸学協会学校を前身とする男子中高一貫校。
ドイツ語を学習する学校として長い伝統と実績を有し、現在も高校1年からドイツ語を第二外国語として学習することができる。
2009年には、ドイツ外務省が主導するプロジェクトPASCH「学校:未来を拓くパートナー」に参加。日本でパートナー校に選定されている4校のうちの一つとして、現代のドイツ文化に親しむ環境づくりを整備している。毎夏、中学3年生から高校2年生までの選抜メンバーが「ドイツ研修旅行」に訪れるなど、ドイツとの深いつながりが今なお続く中、このたびの協定を締結する運びとなった。
今回の協定締結の狙いとして、獨協中学・高等学校では、
・将来、日本について深い理解を有する人たちがギムナジウムの先生として活躍してくれるようになれば、今まで以上にドイツ国内で日本に対する理解が進み、日独親善の良き一助となることが期待される。
・実習生はドイツ語はもとより、英語、日本語にも堪能であり、言語学習の面での効果が期待できるほか、生徒たちがドイツの青年たちとの触れ合いを通して、幅広い視野を身につけることが期待できる。
の2点を挙げている。協定書交換式の概要は下記の通り。
■協定書交換式の概要
【日 時】平成28年3月16日(水) 午後
【場 所】獨協中学・高等学校 校長室
【調印者】ケルン大学 人文学部(日本研究)教授 モニカ・ウンケル氏
国際事務局 国際交流課 課長 クリスチーナ・ビール氏
学校法人獨協学園 理事 獨協中学・高等学校 校長 渡辺 和雄氏
※ケルン大学
・1388年神聖ローマ帝国4番目の大学として設立された、ヨーロッパ最古の大学の一つ。
・日本にも東京大学、慶應義塾大学をはじめ、多数の留学生が来日している。その中にはギムナジウムの教師になることを目指している学生もいる。ギムナジウムの教師になるには、2種類の教科の免許が必要であるが、その一つを「日本語教育」で取得しようと考えている学生のための教育実習の受け入れ先を探していた。
▼本件に関する問い合わせ先
獨協中学・高等学校 副校長 笠井
〒112-0014 東京都文京区関口3-8-1
TEL: 03-3943-3651
FAX: 03-3943-9119
【リリース発信元】 大学プレスセンター
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