日本映画大学(川崎市麻生区/学長:佐藤忠男)映画学部映画学科理論コースは、2月9日(火)~14日(日)まで「第2回卒業論文パネル展示・発表」を開催する。ポスターセッション形式で、卒業論文の内容を見る人が一目でわかるように、学生がアイデアを凝らして1枚のポスターにまとめたものを掲示。13日には、学生が自らのポスターの前に立ち、解説を行う。一般の人も参加可能。入場無料、事前申し込み不要。
昨年度、理論コース第1期生が学内で実施し好評だった「卒業論文パネル展示・発表」を、今年度は大学がある川崎市麻生区内の川崎市アートセンターで開催する。
第2期生の卒業論文は全15本。監督に着目した作家研究をはじめ、制作支援や映画館の歴史的変遷など映画産業に関わるもの、あるいは映画と観光、映画とマンガといった映画と他分野との関係についての考察、さらに映画にみる図像や身体などのイメージ分析、ほかにもハリウッド映画における「赤狩り」に迫ったものや映画を通して北朝鮮という国を読み解こうとした試みなど、多彩な内容となっている。
形式は、ポスターセッション。自身の卒業論文の内容を見る人が一目でわかるように、学生がアイデアを凝らして1枚のポスターにまとめたものを掲示する。
また、13日(土)13 時からは、学生が自らのポスターの前に立ち解説を行う。
なお、理論コース3年上映企画ワークショップの特集上映「ベランダから見る世界――映画の中の団地」も同会場(川崎市アートセンター1階アルテリオ小劇場)で同時開催する。
◆日本映画大学2期生 「第2回 卒業論文パネル展示・発表」
【主 催】 日本映画大学理論コース第2期生
【共 催】 川崎市アートセンター
【日 時】
2月9日(火)~14日(日)9:00~17:00
※学生口頭説明 2月13日(土)13:00~15:00
【会 場】
川崎市アートセンター 3階コラボレーションスペース
(神奈川県川崎市麻生区万福寺6-7-1)
TEL: 044-955-0107
FAX: 044-959-2200
・小田急線「新百合ヶ丘駅」北口より徒歩3分
【内 容】
・「密告者」のその後―エリア・カザンと赤狩り後のハリウッド映画―
・ 映画と観光―映画の地域振興における可能性―
・ マンガと映画の連続性 ― 読者投票分析を通じて―
・ 少女の身体へのまなざし―映画が描く初潮をめぐって―
・ ジョージ・A・ロメロの映画における死生観
・ 骸骨像にみる人の姿―映画『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』から―
・ 白石晃士のPOV 映画―暴力人間による自らの「解放」―
・ 映画鑑賞の変化
・ それは「反日」映画なのか―1970 年代の北朝鮮と金正日の「革命映画」―
・ 監督 小栗康平論―「近代」に挑戦した男―
・ イメージされる黒人らしさの揺らぎ―黒人ステレオタイプとブルースによる自己表象―
・ カラックスという映画史的特異点―アレックス三部作に見られるパリ表象から―
・ チャップリンの表現する権力者
・ 映画製作における助成システムと映画祭が行う製作支援の可能性
・ 物語る画面―『東京オリンピック』を中心に見る市川崑―
※ 一般の人も参加可能。入場無料、事前申し込み不要。
(同時開催)
■特集上映「ベランダから見る世界――映画の中の団地」Facebook
https://www.facebook.com/danchi.cinemafes/
▼本件に関する問い合わせ先
日本映画大学4年理論コース
担当:出町
TEL: 080-5446-5459
【リリース発信元】 大学プレスセンター
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