京都芸術センター(京都市中京区)では、京都生まれの日本舞踊家4人によるユニット「京躍花(きょうようか)」による『継ぐこと・伝えること68 -京躍花、夏の涼み-』を2026年8月22日(土)に開催します。京都芸術センターは、伝統芸能が現代社会のなかでどのように受け継がれ、実践されているのかを紹介し、その価値を広く共有する場づくりに取り組んでいます。
京都生まれの4人の舞踊家が、流派を越えて届ける日本舞踊
京都芸術センターは、昭和初期に建てられた元・明倫小学校の校舎を活用した文化芸術拠点です。学校からアートセンターへと姿を変えながら使い継がれてきたこの場所で、公演シリーズ『継ぐこと・伝えること』では、実演や解説を通して伝統芸能を紹介し、その“現在”に着目しながら、芸能を継承する意義について観客と出演者がともに考える機会を創ってきました。敷居が高いと思われがちな伝統芸能を、レクチャーやワークショップ、実演家によるトークと実演を交えて紹介することで、その魅力をより身近に感じていただくことを目指しています。
今回は、流儀の垣根を越えて結成された、京都生まれの日本舞踊家4人によるユニット「京躍花」が華やかに舞います。異なる流派で研鑽を積んだ舞踊家たちが集い、それぞれの個性や流派の特色を生かしながら、日本舞踊の豊かな表現を紹介します。出演者による解説も交えながら、その魅力と奥深さをお届けします。
公演概要
タイトル: 継ぐこと・伝えること68 -京躍花、夏の涼み-
日 時: 2026年8月22日(土)14:00-
会 場: 京都芸術センター 大広間
出 演: 京躍花(井上安寿子・尾上京・花柳双子・若柳佑輝子)
料 金: <前売り> 一般3,000 円、U25 2,500 円、<当日> 一般・U25 3,500 円
主 催: 京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)
WEBページ:
https://www.kac.or.jp/events/20260627/
出演・演目
尾上 京(おのえ みやこ)・清元「夕立」
尾上流三代家元二代尾上菊之丞(現、尾上墨雪)に師事。尾上流師範。京都にて、日本舞踊教室をもつ。NHK教育「にっぽんの芸能」などへの出演の他、日本舞踊協会主催公演、国立劇場主催公演、海外公演にも幅広く参加。自身のリサイタルを京都で開き、古典だけでなく創作舞踊にも意欲的に活動。
花柳 双子(はなやぎ そうこ)・長唄「紺屋のおろく」
京都に生まれる。母、二代目 花柳双に師事。4歳で初舞台。平成10年、母の名を継ぎ、二代目花柳双子を襲名。大阪芸術大学音楽学科卒業。自身のリサイタルを催す他、舞踊公演、歌舞伎公演などに出演。また、テレビ・映画などの振り付け、所作指導多数。京都花街「上七軒」の舞の指導にもあたっている。京都芸術大学非常勤講師。
井上 安寿子(いのうえ やすこ)・清元「魂まつり」
京舞井上流四世及び五世家元井上八千代に師事。日本舞踊協会主催、国立劇場公演等に出演。祇園甲部「八坂女紅場学園」舞踊科教師。自身の会「葉々の会」を主催。芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞、他受賞歴多数。京都芸術大学舞台芸術学科非常勤講師。
若柳 佑輝子(わかやぎ ゆきこ)・長唄「秋の色種」
父・若柳流四世家元・若柳壽延に師事。立命館大学卒業。立命館小学校・京都光華高等学校で講師を勤める。日本舞踊協会・流儀主催公演など様々な舞台に出演。来年自身のリサイタルを京都で開催の予定。
左から:尾上京、花柳双子、井上安寿子、若柳佑輝子(敬称略)
京都芸術センター
京都芸術センターは、芸術文化の振興を目的に2000年4月に開設されました。若い世代を含む多様な芸術家の制作支援を軸に、芸術文化に関する情報発信や、芸術家と市民の交流促進に取り組んでいます。芸術家が創作活動を行い、その成果を発表するための制作室の提供をはじめ、展覧会、伝統芸能、演劇、ダンス、音楽などの公演やワークショップを実施。芸術家の発掘・育成や伝統芸能の継承、国内外の芸術家を受け入れるアーティスト・イン・レジデンス事業にも力を注いでいます。これらの活動を通じ、京都における都市文化創造の拠点として、芸術の新たな価値を社会に開く場づくりを進めています。
©高野友実