年間を通じて発生する新生活需要と、契約・入居後も続く生活相談の傾向を可視化
外国人専門の生活総合支援サービスを展開する株式会社グローバルトラストネットワークス(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:後藤裕幸、以下「GTN」)は、年間約20万件にのぼる生活相談データおよび政府統計をもとに、在留外国人の新生活に関する分析を公開しました。日本人の住み替え需要が3月〜4月に集中する一方、外国人の新生活需要は年間を通じて発生しています。また、GTNの生活相談データからは、契約・入居後も設備トラブルやゴミの出し方など、生活に関わる相談が継続的に発生している実態が判明しました。
分析サマリ
① 特定の時期に集中する日本人市場とは異なり、外国人の新生活需要は年間を通じて発生している
② 契約・入居後も、設備トラブルやゴミの出し方など、生活に関わる相談が継続して発生している
③ 外国人の新生活課題は、「契約・手続き」から「生活ルール・地域生活」へと段階的に変化している
外国人の新生活需要は、日本人市場ほど“春に集中”しない
日本人の住み替え需要は、進学・就職・転勤などの影響により3〜4月へ集中する傾向があります。外国人の新生活需要にも春先の増加傾向は見られる一方、日本人市場ほど特定の時期への集中はせず、年間を通じて需要が発生しています。 これは、日本語学校の入学時期や在留資格ごとの入国タイミング、就労開始時期などが分散しているためであり、日本人市場とは異なる需要構造が存在していることを示しています。
出典:e-Stat 政府統計の総合窓口/出入国管理統計(月次) :e-Stat 政府統計の総合窓口/住民基本台帳人口移動報告(2025年1月~2026年2月)
日本人
- 新生活・人事異動により移動人口は3〜4月へ集中
- 繁忙期/閑散期の差が大きい
外国人
- 在留資格等により、入学・就労タイミングが分散
- 年間を通じて新生活需要が発生
外国人の市場では、日本人市場のような「繁忙期集中」型とは異なる需要傾向が見られます。また、外国人の新生活需要は、住まいだけでなく、通信・ライフラインなど他の生活立ち上げに必要な領域においても年間を通じて発生しています。
契約・入居後も継続する生活相談ニーズ
GTNの外国人向け生活相談のデータでは、契約・支払い関連の相談が春先に増加する一方、設備トラブル、ゴミの出し方、ライフライン関連など、生活に関わる相談は年間を通じて継続的に発生しています。
特に、生活ルールや設備利用に関する相談が春先以降も継続していることから、外国人支援は契約・入居時のみで完結するものではなく、生活開始後も続いていることが見えてきました。
対象データ:GTN生活サポート・相談内容推移(住まい領域)2025年1月〜2026年4月
外国人の新生活に存在する「3か月の壁」
GTNに寄せられた相談内容を分析した結果、外国人の新生活課題は、「来日前後の生活準備」「暮らし始め」「地域生活への定着」の3段階で変化していることが見えてきました。
対象データ:GTN生活サポート相談データ(住まい領域)2025年3月〜2025年5月
:新生活時期の3ヶ月における相談内容の変化(フェーズ別構成比)
①【入国前~直後】
日本で生活を始めるための相談に集中
- 住まいの契約・支払い関連
- ライフライン関連(電気・ガス・水道の契約・相談)
- 言語による手続きの障壁
日前後には、契約・支払い、ライフライン手続きなど、日本で生活を始めるための相談が多く見られました。特に、日本の生活インフラは日本語や制度理解を前提としているケースも多く、言語面・制度面双方の支援需要が発生しています。
また、同時期には解約に関する相談も見られ、新生活開始だけでなく、契約更新や退去など複数の生活イベントが発生していることが分かります。
②【1ヶ月目】
暮らし始めて見える生活ルールの壁
- 管理会社・オーナーとのやりとり
- 設備利用・使用方法の確認
- 生活ルール等に関する相談
- 支払い関連
入居後は、設備利用や生活ルールに関する相談が増加しています。 これは、外国人の新生活において、「住まいを契約すること」と「実際に暮らし始めること」が別の課題として存在していることを示しています。
③【2〜3ヶ月目】
生活の定着と生活ルールの遵守
- ゴミ出し・騒音などの生活ルール
- 生活習慣の違い
- 近隣とのコミュニケーション
- 支払い関連
ゴミの出し方など、地域で生活する中で発生する相談が継続して見られました。
入国直後は「手続き」に関する相談が中心である一方、時間の経過とともに「日本の生活習慣やルール」に関する相談へ変化しています。このことから、外国人対応は契約時のみではなく、生活開始後にも継続して発生していることが見えてきました。
総括
今回の分析では、外国人の新生活需要が年間を通じて発生していることに加え、契約・入居後も、生活ルールや設備利用、契約更新などに関する相談が継続して発生している実態が明らかになり ました。
外国人受け入れにおけるサポート は、契約・入居時のみで完結するものではなく、生活開始後も含めた継続対応が重要になっています。
今後もGTNは、来日前から日本での生活・定着までの包括的なサポートを通じて、外国人と地域の架け橋となり、双方が安心して暮らせる環境づくりに取り組んでまいります。
【GTNについて】
GTNは、「国を越え、共に生きるすべての人に、豊かな暮らしを。」をミッションに、2006年の創業当初から一貫して外国人専門のサービスを提供してきました。住まい(家賃保証・賃貸仲介)・就労(就職・定着支援)・通信(SIM・回線)・金融(クレジットカード・ローン)など日本での暮らしを支えるサービスを包括的に提供しています。スタッフの7割を、約20の国と地域の外国籍メンバーが占めており、言語・文化の違いを理解したうえで、生活の中で発生するあらゆる困りごとの解決をしています。
社名 :株式会社グローバルトラストネットワークス
所在地 :東京都豊島区東池袋1-21-11 オーク池袋ビル2F
創業年月:2006年7月
代表 :代表取締役社長 後藤 裕幸
事業内容:外国人専門の家賃債務保証・賃貸仲介・通信・金融・登録支援・人材紹介事業など
URL :
https://www.gtn.co.jp/