最先端の学術解析と人材協働で製品価値・供給網・環境貢献を同時に高め、 2040年のグローバル展開に向けた実証と事業化を推進
株式会社伊藤園(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:本庄大介、以下「伊藤園」)と国立大学法人東京農工大学(本部:東京都府中市、学長:中村暢文、以下「東京農工大学」)と研究・人材育成・社会実装を一体的に推進する包括連携協定を締結しました。本協定により、当社の事業基盤と大学の研究力・分析設備・人材を結びつけ、製品開発、原料調達、環境対策の強化を短期的な実証から国際展開まで一貫して進めます。
伊藤園は中期経営計画(2025年4月期〜2029年4月期)における2040年ビジョンで「お〜いお茶」のグローバルブランド化と持続可能経営の両立を掲げており、気候変動や生物多様性の喪失、原料・水資源の海外依存といった課題への対応が急務となっています。今回の協定は、これらの課題に対して科学的根拠に基づく解決策を迅速に事業化するための重要な枠組みです。
包括連携の内容
1.研究・分析連携
- 分析技術の飛躍的向上に向けた共同研究開発体制の整備
- 分析技術を活用(お茶を科学する)したアカデミック知見の商業応用
- 「おいしさ」を科学的に裏付けの構築
2.人材・現場協働
- 修士・博士を含む大学院生の協創型インターンシプや短期プロジェクトを実施
- 社内研究者と大学教員による定期的な共同ワークショップ・現地視察を開催
3.環境・サステナビリティ実証
- カーボンファーミング等のカーボン貯留手法の実証・定量評価
- 生物多様性保全を含む持続可能な栽培・調達モデルを開発・検証
4.事業化・国際展開支援
- 得られたエビデンスを製品改良・ブランド戦略・国際マーケティングに活用
- 現地パートナーと連携した実地試験を経て段階的に事業化・海外展開を推進
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本協定を通じて、製品改良やサステナビリティ指標(KPI)の設定と達成に向けた実地試験を拡充し、長期的には、得られた知見を国際市場での製品投入や現地生産・調達体制の構築に結びつけ、2040年の「世界100カ国展開」を支える持続可能なバリューチェーンの確立を目指します。
当社は、長年にわたり茶生産地や研究機関と連携し、持続可能な原料調達・製品開発に取組んでまいりました。東京農工大学との協働を通じて、当社の「お茶を科学する」取組みを加速させ、持続可能で競争力のある事業創出と社会課題の解決に貢献していきます。