ジャム製造工程の副産物を土づくりに有効活用し、地域における循環型農業モデルの構築を目指す
アヲハタ株式会社(本社:広島県竹原市、代表取締役社長:上田敏哉、以下アヲハタ)は、一般社団法人ひろしま農育プロジェクト(所在地:広島県東広島市、代表理事:川口泰伸、以下ひろしま農育プロジェクト)が進める持続可能な農業と地域社会の実現に向けた取り組みに賛同し、ジャムの製造過程で発生する副産物(以下、ジャム残さ)の提供を開始しました。ジャム残さを農地の土づくりに活用する資源循環の取り組みを本格的に始動します。
■取り組みの背景と経緯
アヲハタジャム工場では、製造工程においてフルーツや糖類が混ざった残さが発生します。これまでも有効活用を進めていましたが、ひろしま農育プロジェクトが推進する資源循環の取り組みに賛同し、残さを提供する形で2025年10月より連携した実証試験を開始しました。
2025年11月には東広島市の圃場にて、ジャム残さを試験的に施用開始しました。土壌の微生物活性化や発酵状態の経過観察を経て、良好な結果が得られたことから、両者間でジャム残さの売買契約(リサイクルによる有価物取引)を締結し、本格的な取り組みへと移行します。
■本取り組みの詳細と技術的支援
ジャム製造工程の副産物であるジャム残さを地域農業を支える貴重な資源として有効活用するとともに、専門的な知見を活かした支援体制を構築しています。
・循環プロセス:アヲハタジャム工場から排出されるジャム残さを、ひろしま農育プロジェクトが引き取り、圃場へ投入。発酵・堆肥化させ、豊かな土壌を作ります。
・対象作物と時期:2026年春より「じゃがいも」の栽培実証を継続し、5月からは「オクラ」の栽培を本格的にスタートします。
・安全性と持続可能性:活用するジャム残さは製品原料に由来するものであり、自然環境に配慮した土づくりと、化学肥料の低減を目指した持続可能な農業を推進します。
・技術支援と専門家の知見活用:アヲハタが長年培った果実栽培のノウハウを活かした技術的アドバイスに加え、グループが提携する農学分野の専門家からの助言も取り入れ、科学的知見に基づいた土壌改良と循環型農業の実現を目指します。
じゃがいもの発芽の様子 (2026年4月撮影)
■将来の展望:地域に根ざした循環の実現
本取り組みを通じて、地域社会と連携した資源循環の可能性を継続的に検討します。
・栽培品目の検討:本取り組みで整えた土壌環境に適した作物の選定や、将来的な加工用原料の栽培可能性について検討を進めます。
・資源循環モデルの模索:収穫された作物の有効活用について検討し、地域内での資源循環への寄与を目指します。
・地域貢献:ひろしま農育プロジェクトが推進する活動を通じ、次世代の子どもたちが地域の資源循環に触れる機会を創出するなど、食育や環境教育への貢献について協力関係を深めます。
【団体・企業概要】
■一般社団法人ひろしま農育プロジェクト
『農業と教育を通して地域をつくり、人をつくり、仲間をつくる!』をテーマに、東広島市を中心に耕作放棄地の活用や、子ども向け農業・自然体験教室(農育)、生活困窮家庭への食材提供などに取り組む団体です。
■アヲハタ株式会社
「フルーツには続きがある。」をコーポレートメッセージとし、ジャムやフルーツ加工品の製造・販売を通じて、おいしさと健康、持続可能な社会の実現に貢献します。