アート・工芸作品のプラットフォーム「B-OWND」、ヴェネチア・ビエンナーレ、2026公式サテライトイベント出展に向けてメディア発表会を開催

~空間×日本の工芸・文化の融合による空間体験で、日本文化の付加価値を世界へ提示~

 商業施設・⽂化施設などの空間づくりをおこなう株式会社丹⻘社(本社:東京都港区/代表取締役社⻑:小林 統)がサービスを提供するアート・工芸作品のプラットフォーム「B-OWND(ビーオウンド)」は、2026年5月9日(土)よりイタリア・ヴェネチアで開催されるヴェネチア・ビエンナーレ2026の公式サテライトイベント「Personal Structures」に出展いたします。
本展示では、B-OWNDが全体のキュレーション/プロデュースと空間デザインを担い、日本の工芸をバックグラウンドに持つ6名のB-OWND参画アーティストと1つのアートコレクティブ、さらに特別協業として集英社マンガアートヘリテージを迎えた全7室の大規模な展示を展開します。

本日4月10日(金)、本出展についてのメディア向け発表会を開催いたしました。発表会ならびに本リリースでは、なぜ空間づくりをおこなう当社がヴェネチア・ビエンナーレという国際的なアートの祭典に出展するのか、その意義と空間へのこだわり、特別協業アーティストの情報、および参加アーティストたちの意気込みをご紹介いたします。

b-ownd_media_presentation
「展示Room 1|関係の生成 — 鑑賞から参加へ」のイメージ

 
■なぜ丹青社が出展するのか:「体験価値」を伴う空間による日本文化の付加価値向上
 当社は「こころを動かす空間づくりのプロフェッショナル」として、長年にわたり日本の文化空間づくりに携わってきました。今回の展示では、建築物、工芸、アート、マンガといった多様なジャンルを「空間デザインの力」でまとめ上げ、日本の文化の深さや独自の価値基準を視覚化・空間化することに挑戦します。

 視覚的な美術展示にとどまらず、香りなどの五感に訴えかける多ジャンルの融合や、さまざまなスポンサー・サプライヤーとの協業を通じて、単なる作品鑑賞を超えた「体験価値」を伴う空間を創出します 。空間全体をキュレーションすることで、日本の工芸、ひいては日本文化そのものの付加価値を飛躍的に向上させ、二元論を超えた「関係の論理」という新たな美の世界観を提示します。
 

■ 展示空間デザイナー コメント(空間デザインの意図と挑戦)
 本展の空間デザインを牽引する、当社のトップデザイナー2名が歴史あるヴェネチアの建築空間に日本の美意識をいかにして空間を通じて表現させるか、その構想を語りました。

・丹青社 デザインセンター プリンシパルクリエイティブディレクター 上垣内泰輔
 当社事業のB-OWNDは、従来のアートキュレーターの枠を超え、アートを通し『視座』でつながるプラットフォームとして認識し、ヴェネチア・パーソナルストラクチャーの会場を通して、そのブランド価値訴求の為に空間を計画しました。
 
空間のコンセプトは『Way is us』。本来の役目としてゲストを作家に導く導線としての『Way/道』を会場に引き、導線で分かたれた空間に『二元論』で分断された既成概念を同等に見る『Way/方法』を『茶の湯と漫画』を題材に展示計画を通してゲストにデモンストレーションしています。その展示を通して工芸作品を「道具と芸術」の両面から鑑賞いただけることを狙いにしています。

・丹青社 デザインセンター C&D局 ビジュアルデザイングループ長 山口俊太郎コメント
 『Way is us』というコンセプトを、ヴェネチアの地で 800 年以上の歴史を持つ空間と共に体現する為、日本とヴェネチア双方にとって普遍的な素材を使った簡潔な空間としました。作品を覆う幕が『Way/道』となり、展示からはその見方という『Way/方法』を、またそれを見る姿勢や視点により作品と世界のゲストをつなぐ『視座』を感じていただけます。

 『Way/道』により導かれた先では各作家の作品の持つ世界観がそれぞれ部屋毎で表現されており、ゲストは B-OWND の考える『Way/方法』『視座』を感じた後に、各作家の作品を空間と共に、また窓から漏れるヴェネチアの陽日や空気と共に鑑賞することで、この会場でしか得られない空間体験となります。“B-OWND という思想”を鑑賞の中から多くの人に持ち帰っていただくことを目指しました。


■総力戦で創り上げる空間体験とスポンサー・サプライヤー協業
 本展示は、当社とアーティストの力だけでなく、趣旨に賛同いただいた多様なスポンサーやサプライヤーとの協業により実現しています。視覚的なアート表現に加え、空間の「香り」の演出や、禅宗寺院の頭領・伊藤東凌氏による特別な掛け軸の提供など、各分野のプロフェッショナルが参画しています。さらに、後述する漆芸職人集団「彦十蒔絵」への任天堂創業家・山内家(山内財団)による支援など、多ジャンルの知見とリソースが融合しています 。これらの日本を代表するプロフェッショナル達による取り組みが、空間全体に強度と体験の深みをもたらしています。


■ 特別協業アーティスト紹介
・彦十蒔絵|Hikoju Makie(漆芸)
 Room 1の茶室において、「鑑賞と使用」という二項対立の境界を溶かし、参加者を精神的体験へと導く媒体となるのが、漆芸職人集団「彦十蒔絵」によって制作された漆芸作品です。輪島を拠点とする彦十蒔絵は、かつての棟梁・若宮隆志の美学のもと、天然木と天然漆という素材にこだわり抜いてきました。約20名の専門職人による完全分業制という「他者との関係性」の中で美を立ち上げる集合的な手法は、本展のテーマ『関係の論理』を体現するものです。2025年2月、精神的支柱であった若宮隆志の逝去という転換期を迎えましたが、その魂と技術の連鎖が途絶えることはありませんでした。任天堂創業家・山内家の支援のもと新体制を構築し、彦十蒔絵は新たな一歩を踏み出しました。日本の工芸が持つ精神性を現代の表現として世界に問い、工芸とアートの境界線を越えゆく彦十蒔絵の挑戦はこれからも続きます。

・伊藤東凌|両足院副住職
 Room 1の茶室において亭主の心を伝えるのは、臨済宗建仁寺派両足院副住職の伊藤東凌による掛け軸です。不二という禅の思想を単純で象徴的なかたちへと置き換えるために、本作では「トリプルイコール(≡)」を墨で表しました。
本来、書は筆で書かれるものですが、今回はその主題に即し、両足院に保管されていた古い木片、金属、瓦を用いて、三本の線を押印するように制作しました。すでに用途を終えた素材にあらためて役割を与えることで、分け隔てを超えて響き合う関係性をかたちにしようと試みています。本展の主題である「二元論を超えて世界をやわらかく包摂する視座を感じる」ための、ひとつの手がかりとなれば幸いです。


■スポンサー・サプライヤー一覧
Special Collaborator:東京建物株式会社
Partners:株式会社 Kaleido Path、株式会社ツミカサネ
Supporters:東京海上日動火災保険株式会社、立命館大学デザイン・アート学部・研究科、日本たばこ産業株式会社、小豆島ヘルシーランド株式会社、株式会社中川政七商店、一般財団法人 山内財団


■ メディア発表会に登壇した参加アーティストのコメント
本日のメディア発表会では、各部屋を彩るアーティストたちが登壇し、展示内容と世界へ向けた意気込みを語りました。

・古賀 崇洋(陶芸 / Room 3)
 歴史と水の都ヴェネチアにて、自身の思想と技術を結晶させた作品を提示できることを誇りに思います。伝統と革新が交差する場所で、日本の美意識を更新し、世界と対話しながら新たな価値を創出します。何よりこのB-OWNDチームで一体となり勝負できることに今から興奮しています。
【アーティストページ:https://www.b-ownd.com/artists/qQPtWL

・酒井 智也(陶芸 / Room 4)
国や文化、価値観が異なっても、人は深いところで共通する何かを抱えており、その前ではフラットな存在であると考えています。作品を通して、それが何かを問い続けてきました。本展示は、世界中の多様な人々が集い、その感覚を共有できる貴重な機会です。本展に参加できることを、作家として光栄に思っております。
【アーティストページ:https://www.b-ownd.com/artists/bVAt10

・髙橋 賢悟(金工 / Room 5)
ヴェネチア・ビエンナーレという国際的な舞台で展示できる喜びを深く噛み締めています。独自の技法で花の命を金属へと置き換え、「生と死の循環」や「再生」への祈りを込めた作品が世界の人々にどう響くのか楽しみでもあります。これまで支えてくださった多くの方への感謝を胸に、誇りを持ってこの大舞台に挑みます。
【アーティストページ:https://www.b-ownd.com/artists/eNtmrE

・四代 田辺竹雲斎(竹工芸 / Room 7)
「空」の思想を軸に、関係性の中で成り立つ世界のあり方を竹のドームで表現します。天と地、人と自然を包み込む小宇宙の中で、内と外、過去と未来が交わり、ヴェネチアの水と光と響き合いながら、つながる作品を展示します。ぜひ現地で体感してください。
【アーティストページ:https://www.b-ownd.com/artists/8XGteb


■B-OWND特設サイト「Relational Logic — Beyond Dualism, a World Reconnected」の公開
 ヴェネチア・ビエンナーレの参加に伴い特設サイトを公開いたしました。サイト内では、展示・デザインについての詳細や、主催者や有識者からのコメントに加えアーティストの紹介などを掲載しております。開催期間中の情報更新や、イベントについての情報発信などを掲載予定です。
【特設サイトURL:https://brand.b-ownd.com/en/venice2026/


■ ヴェネチア・ビエンナーレ2026の公式サテライトイベント「Personal Structures」出展概要
展示会名: 「Relational Logic — Beyond Dualism, a World Reconnected」
     (和訳:関係の論理 — 二元論を超え、結び直される世界 )
イベント名: Personal Structures 2026 (ヴェネチア・ビエンナーレ2026 公式サテライトイベント )
会期: 2026年5月9日(土)~11月22日(日)
会場: Palazzo Bembo (Riva del Carbon, 4793, 30124 Venezia VE, Italy )
主催・企画: 株式会社丹青社 B-OWND
協力: 集英社マンガアートヘリテージ、TeaRoom、他

■「B-OWND」について
 2019年に株式会社丹青社が立ち上げた、工芸の「歴史性」と「時代性」を融合させ新たな価値を創出するアート・工芸作品のプラットフォームです。ブロックチェーンによる作品の真正性担保や、空間デザインの知見を活かした体験価値の創出、IPとの協働など、アートを固定された枠組みから解き放ち、文脈や関係性を再設計する「プロデュースの総合体」として活動しています。
【ウェブサイトURL:https://www.b-ownd.com/

■ 丹青社について
「こころを動かす空間づくりのプロフェッショナル」として、店舗などの商業空間、博物館な
どの文化空間、展示会などのイベント空間等、人が行き交うさまざまな社会交流空間づくりの
課題解決をおこなっています。調査・企画から、デザイン・設計、制作・施工、デジタル技術
を活かした空間演出や運営まで、空間づくりのプロセスを一貫してサポートしています。

 社名 : 株式会社丹青社
 所在地: 東京都港区港南 1-2-70 品川シーズンテラス 19F
      〒108-8220(本社)
 創業 : 1946 年 10 月
 資本金: 40 億 2,675 万 657 円(2026 年 1 月 31 日現在)
 上場 : 東京証券取引所プライム市場
(証券コード:9743/業種名:サービス業)
 URL : https://www.tanseisha.co.jp

※ニュースリリースに掲載された内容は発表日現在のものです。
その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
本件に関するお問合わせ先
株式会社丹青社 広報室
担当:石綿、寺戸 、立入
Mail: pr-staff@tanseisha.co.jp Tel: 03-6455-8115
お問い合わせフォーム:https://www.tanseisha.co.jp/contact/pr

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この企業の情報

組織名
株式会社丹青社
ホームページ
https://www.tanseisha.co.jp/
代表者
小林 統
資本金
402,675 万円
上場
東証プライム
所在地
〒108-8220 東京都港区港南1丁目2番70号品川シーズンテラス19F
連絡先
03-6455-8100

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