目白大学(東京都新宿区)はこのたび、2015年度「ECOアクション」に10件の企画を採択した。これは、学生自らが企画し実践する環境プロジェクトのこと。採択された10件の企画は「環境マインド」と「アクション性」に溢れていると評価された。これから夏本番、学生たちの熱い取り組みが期待される。
いま、持続可能な社会(Sustainable Society)の実現をめざして、教育機関としての大学はなにをなすべきかが問われている。そのために重要なのは学生の主体的・社会的な学びである。ボランティア活動やサークル活動、地域連携や地域活性化等の視点も大切にしたいと目白大学は考えている。
こうした中、目白大学では「目白学園環境宣言」に基づき、「全学的なエコキャンパスづくり」の取り組みを積極的に推進している。
その一環として毎年、環境プロジェクト「ECOアクション」の企画を募集している。これは、「環境問題という地球規模の問題に対して、私たちはどんなことができるだろうか?地球のため、未来のため、足元から、今日から、なにか行動(アクション)を起こそう!」と呼びかけ、学生たちが自ら企画し実践するもの。持続可能な社会を構築するための人材を育成する新しい環境教育、環境マインドを醸成し社会人基礎力を向上させるアクティブラーニング、いわゆるESD(Education for Sustainable Development)やPBL(Project Based Leaning)の開発・実践としても意味があると考えている。
「目白大学・目白大学短期大学部 環境教育推進プロジェクト」による審査の結果、今年度は「環境マインド」と「アクション性」に溢れる以下のような10件の企画が採択された。各プロジェクトの成果は10月の学園祭、12月のエコプロダクツでパネル展示等によって報告される。
1.「緑のカーテンのゴーヤでゴーヤ茶を作ろう!」
同大が毎夏植栽している「緑のカーテン」のゴーヤを収穫し、ゴーヤ茶を作って地域の方々と冷えたゴーヤ茶を試飲して涼む
2.「保冷剤でキラキラ芳香剤を作ろう! ~three birds~」
地域の子供たちと、不要になった保冷剤とペットボトルでアロマとビーズを使って世界で一つだけの芳香剤を作って楽しむ
3.「竹をリサイクルして竹炭を販売しよう」
キャンパス内の竹林から竹を切り出して、地元の方々と「流しそうめん大会」を開催し、その竹を再資源化して竹炭を作る
4.「ポイントカードでNOレジぶくろ」
オリジナルのポイントカードを作って、地元商店街の店舗様のご協力のもとレジ袋の削減にどの程度効果があるか検証する
5.「廃油で石けんを作ろう!」
学生食堂から出る廃油を再資源化して石鹸を作る
6.「大学周辺の落葉を集めて芸術作品を作ります」
キャンパス内の落葉を使ってアクセサリーを作る
7.「飛び立て!!メジロ。」
フリーマーケットに参加して売上金を野鳥の会に寄付する
8.「フリーマーケットに行こう!」
夏休みを利用して大学キャンパスを飛び出し、現場であるいは体験的に環境問題や社会問題に取り組む
9.「ゴミ拾っちゃい隊」
神奈川のビーチクリーンボランティア活動に参加して、海辺のゴミを拾い実態を調査する
10.「気仙沼に椿の防潮林を。」
津波で流された気仙沼の防潮林を復興するために、キャンパス内で椿の苗木を育てて植樹する
写真は昨年度採択された企画の一部で、「染の小道」で有名な地元・中井の商店街で浴衣を着て打ち水をし、伝統の涼しさを演出するプロジェクトの1コマと、J1プロサッカークラブのエコボランティア活動に参加してスポーツからエコを考えるプロジェクトの1コマ。
●目白学園環境ホームページ Eco Campus
https://www.mejiro.ac.jp/eco/index.html
▼本件に関する問い合わせ先
目白大学・目白大学短期大学部研究支援課
TEL: 03-5996-3110
FAX: 03-5996-3146
E-mail: kenkyu@mejiro.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
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