~豪大使館×英検協会、留学促進における「コラボレーションアグリーメント」の進捗状況ご報告~
昨年2014年10月にオーストラリア大使館マーケティング事務所と公益財団法人 日本英語検定協会(理事長:松川孝一、所在地:東京都新宿区、以下、「英検協会」)が留学促進に向けて、両者間で結んだ「コラボレーションアグリーメント」の一環として、下記の通り、西オーストラリア州の州立ハイスクールにて入学基準の証明として「実用英語技能検定」が採用されましたのでご報告させて頂きます。
■西オーストラリア州、海外留学生を受け入れる州立ハイスクールで「実用英語技能検定」を採用決定
これまで、オーストラリアでは、クイーンズランド州、ニューサウスウェールズ州、ビクトリア州、南オーストラリア州で既に入学基準として当検定が採用されていましたが、今年から西オーストラリア州での採用も始まり、当検定を用いて留学することが可能となりました。これにより、オーストラリア国内で当検定を認定した州立ハイスクールの総数は575校(留学生を受け入れている州立ハイスクールのおよそ95%)となります。
西オーストラリア州駐日代表部(駐日代表:クレイグ・ピーコック、日本所在地:東京都千代田区、以下「西オーストラリア州政府」)は、今年1月に実施した「2014年度 第3回実用英語技能検定」から、州立の中高等学校の入学基準の語学力証明として当検定を採用することを決定し、認定を開始いたしました。これにより、上記のオーストラリアの他州と同様、西オーストラリア州政府が管轄する州立の中高等学校の、Year 7-10 (中学1年〜高校1年相当)に留学を希望する生徒は当検定準2級、そしてYear 11, 12 (高校2、3年相当)に留学を希望する生徒は同2級の資格が有効となります。なお、認定校数は42校(西オーストラリア州立ハイスクールのおよそ22%)となります。
日本における学年
必要な実用英語技能検定級
中学校1年生~
高等学校1年生 相当
準2級
高等学校2、3年生 相当
2級
当検定が採用された背景には、他州同様、Speaking能力の測定において、面接官とのやり取りによる面接形式が、グローバル人材として必要な双方向でのコミュニケーション能力を的確に測るものとして各留学先で高く評価されていることがあります。
このたびの認定にあたり、西オーストラリア州政府のクレイグ・ピーコック駐日代表は、こう述べています。
「日本で知名度が高く中高生の受験率も高い『実用英語技能検定』が西オーストラリア州立中高等学校で認定されたことは、大変喜ばしい事です。西オーストラリア州は気候が温暖で、日本との時差は通年を通してわずか1時間、そしてオーストラリア国内で最も経済状況も良く、それ故に治安が安定し、留学生への大幅な学割適用など経済的な支援を受けられる素晴らしい環境が整っています。西オーストラリア州政府代表として、アジアの玄関口とも言える西オーストラリア州にて、多くの日本人留学生が留学をスタートすることを期待しております」。
なお、英検留学の詳細は英検協会のウェブサイトで紹介しているほか、本件の詳細については、西オーストラリア州政府のウェブサイトからもご確認いただけます。
英検で海外留学
http://www.eiken.or.jp/eiken/abroad/
西オーストラリア州政府
http://www.wajapan.net/index_J
オーストラリア大使館と英検協会は「コラボレーションアグリーメント」に基づき、更なる留学促進を行って参ります。今後も両者の協力体制を一層強化し、オーストラリア留学により、一人でも多くの学生が夢を持ち、輝かしい未来を手にされるよう支援させていただく所存です。
■西オーストラリア州駐日代表部について
西オーストラリア州駐日代表部は、この40年間日本において活動を続け、ビジネスと文化の両面で日本と西オーストラリア州の強い協力関係の継続発展のために中心的役割を担っている機関です。日本は西オーストラリア州の最も重要な貿易相手国のひとつであり、先駆的なパートナーである日本との関わりは、西オーストラリア州が今日の繁栄を享受し続けることができる資源ブームへのきっかけとなりました。私達の使命は、日本企業の西オーストラリア州市場参入の支援、および西オーストラリア州企業や教育機関のための日本市場開拓支援です。現在、兵庫県との姉妹提携関係の育成を柱に、西オーストラリア州間の貿易発展と投資活動を支援しています。
■公益財団法人 日本英語検定協会について
公益財団法人 日本英語検定協会は、「実用英語の普及と向上」を目的に1963年に設立されました。以来、「実用英語技能検定」の実施・運営のほか、児童向けの「英検Jr.」、英語教育現場で使える英語能力判定テスト「英検IBA」や、留学・海外移住のための英語運用能力試験である「IELTS(アイエルツ)」、ビジネスパーソン向け英語能力テスト「BULATS(ブラッツ)」、大学入学後のアカデミックな場面での英語運用力をより正確に測定するテスト「TEAP(ティープ)」、さらには英語教育に関する優秀な研究企画に助成金を交付する「英検研究助成金」制度など、実用英語の普及・向上に向けた様々な取り組みを展開しております。
英検協会ウェブサイト:
http://www.eiken.or.jp/