乱視用使い捨てソフトコンタクトレンズによる“乱視”矯正は、わずか13%にとどまる
ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 ビジョンケア カンパニー(本社:東京都千代田区、代表取締役 プレジデント:デイビッド・R・スミス)は、乱視用1日使い捨てソフトコンタクトレンズ「ワンデー アキュビュー モイスト」 乱視用を、2012年4月11日(水)より全国店頭にて新発売いたします。
日本人の約6割といわれる近視の方の多くは“乱視”を併せ持っており、「乱視がある」と自覚している人は約970万人*1。実に視力矯正を必要とする人口の約半分が乱視を自覚していることになります。しかしながら、ソフトコンタクトレンズ処方に占める乱視用ソフトコンタクトレンズ処方の割合は、英国37%、米国23%に対し、日本はわずか13%*2と海外と比べても低い状況です。
ソフトコンタクトレンズの場合、“乱視”は、乱視用レンズでなければ適正に矯正することはできません。近視だけの矯正で“乱視”を矯正していないことにより、見え方に対する問題だけではなく、「疲れ目」につながることもあります。また、“乱視”を矯正していないことによる不便さや、乱視矯正の必要性に気づいていないなど、いまだ満たされないニーズ〈unmet needs〉を持っている方も多いことが調査によって明らかになっています。
「ワンデー アキュビュー モイスト」乱視用は、高い回転制御と回転安定性を実現する独自のレンズデザイン「ASD(アクセラレイテッド・スタビライゼーション・デザイン)」と、うるおい成分(親水性高分子)をレンズに取り込み保持する独自の技術「ラクリオンTM・テクノロジー」*3の融合により、“クリアで安定した視界”と“快適な装用感*4”を実現する新しいタイプの乱視用1日使い捨てコンタクトレンズです。幅広い度数をご用意しているため、軽度から強度まで様々なタイプの乱視の方に対応し、適正な乱視矯正の機会を提供してまいります。
*1:2011年J&J調べ
*2出典:Philip B. Morgan , Craig A. Woods et al.: International contact lens prescribing in 2011.Contact Lens Spectrum 1 * 26-31, 2012
*3:当社独自の製造テクノロジー名: The brand name for our proprietary technology that permanently embeds a water-holding ingredient, similar to that found in natural tears, into the proven etafilcon A material.
*4:装用感には個人差があります。
■乱視を自覚している一方で、“乱視”を矯正していない実態 ~意識調査結果より~
ジョンソン・エンド・ジョンソンでは本製品の発売を機に、“乱視”を自覚しながらも使い捨てソフトコンタクトレンズで近視のみを矯正している、全国の20~40代の男女300名を対象に“乱視”に関する意識調査をおこないました。
●“近視のみ”の視力矯正に「満足」と答えながらも、「目の疲れ」や「乾燥感」を感じている
1日のうちでPC・携帯電話・TVなどデジタル機器の使用や、新聞・雑誌などを読んでいる時間の合計は「9.37時間」となっており、多くの時間、目を使っています。
“乱視”を自覚しながらも近視のみを矯正している人の81.0%は、現在の視力矯正に「満足」・「やや満足」していると答えています。一方で、コンタクトレンズ装用中に「目の乾燥」(81.7%)や「目の疲れ」(68.3%)の他、「肩や首の痛み」(35.3%)、頭痛(29.7%)といった眼精疲労が原因と考えられる症状や、さらに、「モノが二重に見える(ブレて見える/影が見える)」(34.7%)、「夜間(暗いところ)で見えにくい」 (28.3%)といった見え方の不具合などの、“乱視”が原因と考えられる潜在的な問題も感じていることがわかりました。
●約8割が眼科医に相談したことがない・・・眼科でのコミュニケーション不足も
「目の疲れ」や「見え方の不具合」を感じながらも、86.4%が自分から眼科医に症状や見え方の問題について相談したり、アドバイスを求めたりしていません。
“乱視”を自覚しながらも矯正していない理由は、「眼科で軽度乱視なので矯正の必要が無いと言われた」(35.7%)、「眼科で近視の矯正だけでカバーできると言われた」(25.0%)、「眼科で“乱視”の矯正が必要だと言われたことが無い」(17.0%)などがあげられました。また、「軽い乱視であれば、近視用のソフトコンタクトレンズでも矯正できると思う」と6割の人が答えており、乱視の矯正について間違った認識を持っていることもわかりました。
目の不具合を感じていても、眼科受診時に受身の姿勢でいることによるコミュニケーション不足や、“乱視”自体への認識の低さが、適正な乱視矯正の障壁となっている可能性が浮かび上がりました。
●乱視矯正および、「乱視用ソフトコンタクトレンズ」に対する高い装用意向
「“乱視”矯正により『疲れ目』が解消するなら、“乱視”を矯正したい」と89.3%が答えており、さらに「装用感が良く、見え方が快適な「乱視用ソフトコンタクトレンズ」なら使ってみたい」との回答が90.4%となっており、高い装用意向がうかがえます。
■”乱視”の適正な矯正について、しおや眼科 院長 塩谷 浩(しおや ひろし)先生は次のようにコメントしています。
“乱視”は、主に角膜のゆがみのために光がどこにも一点で焦点を結ばない状態で、遠くのモノも近くのモノも見えにくく、目のピント合わせが常に不安定な状態です。
ソフトコンタクトレンズでの矯正においては、“乱視”は近視を矯正するだけでは解決せず、「疲れ目」などの原因になることもあります。見え方のみならず、「目の疲れ」など目の不調を感じる場合は、まずは眼科を受診して検査を受けていただきたいと思います。少しでも気になることがあれば積極的に眼科医に相談してみても良いでしょう。
“乱視”は、その人の乱視に合わせた“乱視用レンズ”でなければ適正に矯正することができません。最近では、処方しやすく、装用感の良い「乱視用使い捨てコンタクトレンズ」が出てきており、装用者の満足度も高くなっていることから、乱視矯正においても使い捨てソフトコンタクトレンズが主流となっています。“乱視”を矯正することは、QOL(生活の質)の向上にもつながりますので、自分のライフスタイルに合ったレンズを眼科で処方してもらいましょう。
【CHECK1:乱視の見え方 ~こんな風に見えていませんか?~】
※添付の画像「PC画面」「信号機」「駅の電光掲示板」をご参照ください。
【CHECK2:乱視チェックリスト ~日常生活で心当たりありませんか?~】
□遠くが見にくい □車を運転中、信号や標識の文字がぼやけて判別しにくい
□近くが見にくい □数字やアルファベットの区別がつきにくい(3と6、VとWなど)
□夜間(暗いところで)見えにくい □パソコンや携帯電話の文字が見えづらい
□モノが二重に見える(ブレて見える/影が見える) □目が疲れやすい(目の奥が痛むことがある)
□モノが見えづらくて目を細めることが多い □頭痛や肩こりがある
■「ワンデー アキュビュー モイスト」乱視用 <製品概要>
「クリアで安定した視界」と「快適な装用感*1」を追究した、乱視用1日使い捨てコンタクトレンズ
●特長1:クリアで安定した視界をもたらす、独自デザイン「ASD」による高い回転制御と回転安定性
“乱視”の矯正においては、コンタクトレンズの回転を制御し安定させることが良好な視力を得るために不可欠なポイントです。乱視用以外のソフトコンタクトレンズの場合は「まばたき」をするたびにレンズが回転します。ASD(アクセラレイテッド・スタビライゼーション・デザイン)は、瞬目動態や眼瞼形状などの解剖学的な研究により開発された、ジョンソン・エンド・ジョンソン独自のレンズデザイン。
装着時にレンズの向きが乱視の角度とズレていても、「まばたき」をすることで左右対称であるレンズの厚み部分をまぶたが押し出してレンズは正しい角度に回転し、そこですぐに安定するように設計されています。レンズの回転を効果的に制御することで良好な視界をキープします。またASDは上下・左右対称のデザインなので、重力の影響を受けにくく、顔の向きが変わってもレンズは回転しにくく、安定します。
●特長2:快適な装用感*1を追究した、独自テクノロジー「ラクリオンTM・テクノロジー*2」
ジョンソン・エンド・ジョンソンの独自テクノロジー「ラクリオンTM・テクノロジー」により、うるおい成分(親水性高分子)をレンズに取り込み保持することで、レンズから水分が失われにくくなり、「乾き」が軽減。快適な装用感*1が長時間持続します。
*1:装用感には個人差があります。
*2:当社独自の製造テクノロジー名: The brand name for our proprietary technology that permanently embeds a water-holding ingredient, similar to that found in natural tears, into the proven etafilcon A material.
●特長3:強度近視、強度乱視にも対応する幅広い販売度数範囲
球面度数(近視矯正のための度)-6.50D~-9.00Dにおける円柱度数(乱視矯正のための度数)-0.75D、および円柱度数-2.25Dまで拡大した販売度数範囲により、乱視は軽度であっても近視の程度が強い方や、強度の乱視でも1日使い捨てタイプを希望される方など、より多くの乱視患者様への対応が可能に。1日使い捨てタイプの乱視用ソフトコンタクトレンズで、円柱度数-2.25Dを提供するのは「ワンデー アキュビュー モイスト」乱視用のみです(2012年4月時点)。
■「ワンデー アキュビュー モイスト」乱視用 <レンズ仕様>
●製品名:「ワンデー アキュビュー モイスト」乱視用
●価格:オープン価格
●内容:1箱30枚入り
●承認番号:21600BZY00408000
・コンタクトレンズは、高度管理医療機器です。必ず事前に眼科医にご相談のうえ、検査・処方を受けてお求めください。
・ご使用の前に必ず添付文書をよく読み、取扱い方法を守り、正しく使用してください。
<ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 ビジョンケア カンパニーについて>
ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 ビジョンケア カンパニーは、1991年に世界初の使い捨てコンタクトレンズ「アキュビュー」を日本に導入して以来、常に使い捨てコンタクトレンズ市場をリードし続けてきました。現在、様々なユーザーのニーズにお応えするため、12種類のタイプの異なる使い捨てコンタクトレンズをラインアップしています。
- 本件に関するお問合わせ先
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ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 ビジョンケア カンパニー
パブリック リレーションズ 松本、眞野、大林
101-0065:東京都千代田区西神田3-5-2
TEL:03-4411-6356 FAX:03-4411-7186