PagerDutyグローバル調査結果:企業幹部の88%が、2025年までに2024年7月と同規模の重大システム障害発生を予測 ~システム障害対応における日本の遅れ 投資拡大が急務~






デジタル運用管理の世界的リーダーであるPagerDuty(https://www.pagerduty.co.jp/) (NYSE:PD)は、ITおよびビジネス部門の幹部にとって、システム障害によるサービス停止が依然として重大な懸念事項であることを示す調査結果を発表しました。本調査は、米国、英国、豪州、日本のITおよびビジネス部門の幹部1,000人を対象に実施され、回答者の88%が今後12か月以内に新たな重大システム障害が発生する可能性があると予測していることが明らかになりました。また、調査結果は、企業が顧客の信頼を維持しつつ、重大なシステム障害を防止し、影響を最小化するためのプロセスと戦略を導入することが極めて重要であることを示しています。

「今後12か月間で、CrowdStrikeと同じ規模での停止が発生する可能性」

さらに、幹部の約83%が、2024年7月に発生した大規模システム障害は予想外で、対応できなかったことを認めており、サービス停止への備えが不十分であることが明らかになりました。国別では、英国(89%)、米国(84%)、日本(80%)、豪州(77%)の幹部が、システム障害は予想外だったと回答しています。

「世界的なITシステム障害は想定外で、システム障害に対する準備不足が明らかだった」

英国(91%)、米国(89%)、豪州(88%)、日本(78%)の幹部の大多数が、サービス停止は「起こるか起こらないか」ではなく、「いつ起こるか」の問題であり、その対応準備ができているかどうかが重要と認識しています。

「サービス停止は『起こるか起こらないか』ではなく『いつ起こるか』の問題で、それに対処する準備ができているかどうかが重要である」

PagerDutyの最高情報責任者(CIO)であるエリック・ジョンソン氏は次のように述べています。「今回の調査では、世界中の幹部が重大なインシデントへの対応をリーダーシップの優先事項として見直していることが明らかになりました。調査対象者の100%が、今後のサービス停止への備えを重視するようになったと回答しています。現在、CEOや取締役会もこの問題を最優先事項としています。AIや先進技術の発展が加速する中、企業が重要な技術インフラの更新を先延ばしにする余地はありません」

さらに、調査対象となった幹部の約55%は、新しいシステムやプロトコルへの一度限りの投資にとどまらず、継続的に準備態勢を評価し改善する必要性を認識しています。

「システム障害対応は継続的に検討されるトピックとなった(同意すると回答)」

システム障害への適切な備えの一環として、テクノロジーソリューションへの予算を増額する企業が41%に上りました。国別では、日本の幹部(49%)は、豪州(40%)、英国(38%)、米国(37%)よりも予算を増額しています。

「ITソリューションへの予算の増額をしている(同意すると回答)」

2024年10月に発表した国内調査(https://www.pagerduty.co.jp/blog/report_risk_incident)では、日本企業がインシデント対応への投資を十分に行っていないことがわかっています。グローバルでインシデント対応ツールに十分な投資をしていると回答したITリーダーは46%いるのに対し、日本では12%でした。また、エンドツーエンドのインシデント対応の自動化を進めていると回答した割合はグローバルで38%、日本では10%でした。その結果、グローバルの被害コスト平均の約2倍近い損失が発生していることが明らかになりました。これらの調査結果から、日本企業はインシデント対応への十分な投資を行っていないことを認識しており、2024年7月に発生した大規模システム障害もきっかけとなり、今後、インシデント対応の投資を進めていこうと考えていることが垣間見えます。

本調査は、PagerDutyの委託によりWakefield Research社が実施しました。調査結果の詳細および調査方法の詳細は、こちら(https://www.pagerduty.com/resources/learn/execs-expecting-it-outages-2025/)(英語)からご覧いただけます。

*各国のグラフ内数値は小数点以下四捨五入後の数値、文中の数値は小数点以下を四捨五入する前の各国の該当数値を足し上げ、合計を小数点以下四捨五入した数値となっています。

関連資料
PagerDuty Operations Cloudについて
PagerDuty Operations Cloudは、現代の企業におけるミッションクリティカルでタイムクリティカルなオペレーション業務のためのプラットフォームです。AIと自動化の力により、破壊的なイベントを検知・診断し、適切なチームメンバーを動員して対応し、デジタル業務全体のインフラとワークフローを合理化します。Operations Cloudは、デジタルオペレーションを変革し、現代のデジタルビジネスとして競争し、勝利するために不可欠なインフラストラクチャです。 https://www.pagerduty.co.jp/operations-cloud/

PagerDuty社について
PagerDuty, Inc.(NYSE:PD)は、デジタルオペレーション管理のグローバルリーダーとして、PagerDuty Operations Cloudを通して大規模なIT運用業務の効率化を支援しています。
PagerDuty Operations Cloudは、インシデント管理、AIOps、自動化、カスタマーサービスオペレーション、AI機能の技術基盤であるPagerDuty Copilotを統合した、柔軟で拡張性のあるプラットフォームです。Operations Cloudを採用することで、企業は運用障害のリスクやコストを軽減し、イノベーションの速度を高めることで収益を拡大できます。Fortune500の半数以上、Fortune100の70%近くがPagerDutyを現代の企業に不可欠なインフラストラクチャーとして利用しています。日本における顧客事例はこちらをご覧ください。

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この企業の情報

組織名
PagerDuty株式会社
ホームページ
https://www.pagerduty.co.jp/
代表者
山根 伸行
資本金
9,000 万円
上場
非上場
所在地
〒107-0052 東京都港区赤坂9丁目7番1号ミッドタウンタワー18階
連絡先
03-4580-9905

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