日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:島田明、以下 「NTT」)は、独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館(所在地:東京都台東区、館長:藤原 誠、以下 「東京国立博物館」)が取り組む文化財の収集保管や調査研究・公開などの取り組みを支援するため、2025年1月から、同施設が定める「オフィシャルパートナー」※1に就任いたします。
NTTは、これまで歌舞伎や狂言などの伝統的な日本文化への協賛を通じた支援に加えて、文化芸術とテクノロジーの融合による新たな価値創造を推進してまいりました。また、NTTグループにおいては、NTT東日本グループによる葛飾北斎作品のデジタル保存・研究・鑑賞体験開発プロジェクト「Digital×北斎」の取り組み※2や、NTTデータによるデジタルアーカイブソリューション「AMLAD®(アムラッド)」※3を用いたバチカン図書館デジタル アーカイブ化プロジェクトの取り組みなど、文化芸術のデジタル化の取り組みを推進しております。
東京国立博物館は 、文化財を大切に守り、次の世代へ伝えるため、1872年の創立から約150年間にわたり、日本と東洋の美術品および考古などさまざま文化財について収集、保存、調査研究、展示、教育普及事業を行っております。所蔵品は国宝89件・重要文化財650件を含む121,021件で質、量ともに日本一のコレクションです。このうち総合文化展(常設展)では、約3,000件を常時展示しており、また一年に約400回の展示替えをして、年間で約200万人※4のお客さまにご来館いただいております。
加えて、2024年11月に発表した「東京国立博物館 2038ビジョン」※5では、いにしえと未来をつなぐ「共に創る最先端ミュージアム」を実現するため、来館者や子どもたち、企業、クリエイターといった様々なパートナーと共に、未来へつなぐ新しい発見や感動を生み出す場所の創出をめざしております。
今回、NTTは東京国立博物館の取り組みに賛同し、「オフィシャルパートナー」として、協賛を通じた支援を実施することを決定いたしました。今後両者は、文化財の継承に向けた連携・協力の検討も進めてまいります。
※1 東京国立博物館が定める「オフィシャルパートナー」とは、同施設を支援する民間企業や公益法人などの団体です
※2 NTT東日本、NTT ArtTechnology、アルステクネによる「Digital×北斎」の取り組み
https://www.ntt-east.co.jp/art/
※3 NTTデータによる「AMLAD®」の取り組み
https://amlad.jp/
※4 2023年度(令和五年度) 計1,980,388人(内訳:総合文化展(常設展) 961,328人、特別展 1,019,060人)
※5 「東京国立博物館 2038 ビジョン」について
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2684