【共同検証】オムロンのUPSとアライドテレシスのUTM対応VPNセンタールーター/ネットワークアプライアンスの接続検証を実施-急な停電発生時も安全に機器をシャットダウン。システムの可用性を強化-

アライドテレシスホールディングス株式会社

アライドテレシス株式会社(本社 東京都品川区、代表取締役社長 サチエ オオシマ)は、オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社IoTソリューション事業本部の協力のもと、無停電電源装置(UPS)と、当社の高性能UTMファイアウォール搭載VPNセンター・ルーター「NFV-APLシリーズ」、並びに、ネットワークの統合管理に必要な機能をパッケージ化したアプライアンスボックス「VST-APLシリーズ」との接続検証を実施しました。

共同検証の背景
デジタル化やAI・IoTの技術が進むことで利用するデータが増え、また、リモートワークやクラウドサービスが普及したことで、ITインフラが過去よりも企業や組織の基盤として重要な立ち位置となり、継続した運用が欠かせないものになりました。そのような中で、ITインフラを止める障害として予期できないのが落雷・ゲリラ豪雨などの自然災害による突発的な停電や、工場などの生産設備の故障に伴う電圧変動です。これらの電源障害により安定した電源供給ができなくなることで、ネットワークや工場などの様々なインフラが停止となる状況にさらされ、その深刻さによっては、日々の生活にまで影響を及ぼすことがあります。ITインフラの安定した運用を維持するための企業の取り組みがいっそう求められています。

このような状況を受けて、以前よりパートナーとして協力体制を取っているオムロン ソーシアルソリューションズ株式会社(以下、オムロン)とアライドテレシスは、電力を一定時間供給するオムロンの無停電電源装置(以下、UPS)で、停電や電源異常によるシステムの異常停止(強制シャットダウン)からアライドテレシスのネットワーク機器の保護、正常な手順を踏むことでネットワーク機器のデータファイルの破損・喪失の防止、および、システムの安定運用が可能であることを実証するため共同検証を行うに至りました。

共同検証の結果
オムロンのUPSとアライドテレシスのUTM対応VPNセンタールーター(NFV-APLシリーズ)/ネットワーク統合管理アプライアンス(VST-APLシリーズ)を利用した環境でシャットダウン検証を行いました。その結果、停電などが発生しても、UPSからリモート接続でNFV-APL/VST-APLシリーズを自動的にシャットダウンすることで、NFV-APL/VST-APLシリーズに内蔵のデータ保護、および、システム復旧後の安定運用を確認することができました。

共同検証の概要
スクリプト発行機能を持つオムロンのネットワークカード(SC22/SC21)と、アライドテレシスのUTM対応VPNセンタールーター(AT-NFV-APL-GTX)、PoEスイッチ(AT-x230-10GP)、無線LANアクセスポイント(AT-TQ6702 GEN2)でネットワークを構築し疎通確認を実施後、計画停電の発生を想定した次のシャットダウン検証を行いました。

今回は、SC22が搭載されているUPS(BV100REM)と、SC21が搭載されているUPS(BV55REM)(※1) を用いて検証を行いました。
※1 SC21の生産終了に伴い、SC22への切り替えを順次行っております。

シャットダウン検証
①UPSからVPNセンタールーターにSecure Shell(SSH)を利用して接続し、VPNセンタールーター上で電源をオフにする「poweroff」コマンドを事前にUPSへ登録。スクリプトに登録コマンドなどを記載し生成・発行
②シャットダウンシーケンスを経てVPNセンタールーターの電源がオフになることを確認
③ 復電後、UPSに接続されるVPNセンターやPoEスイッチ、無線LANアクセスポイントが自動的に起動されることを確認
④ VPNセンタールーターの管理機能を用いて検証実施前と同じネットワーク構成で運用されていることを確認

また、UPSをBV55REM(SC21)からBV100REM(SC22)に、VPNセンタールーターをネットワーク統合管理アプライアンス(AT-VST-APL-06)に差し替えたネットワーク環境でも同検証を実施しました。

検証の概要図

検証機器・検証適用機器
【オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社 提供】
無停電電源装置(UPS)
電源を安定共有することで、停電・落雷などによる電源トラブルが起きてもネットワークやシステムの停止を防ぎITインフラの安定稼働を支えます。公共、医療、工場などさまざまな用途に対応する多彩なラインアップが用意されています。
 
常時商用給電方式 BVシリーズ:BV100REM(SC22)、BV55REM(SC21)など
高所や狭所に保護したい装置がある場合などに最適な小型軽量のUPS。遠隔での監視・制御、厳しい温度環境下での電源の保護が可能です。
 
 
常時インバータ給電方式 BUシリーズ:BU5002R、BU3002Rなど
電圧を常に安定化するUPS。電源環境がシビアな場所(工場・病院)のほか、仮想化サーバーにも最適です。
 
 
ラインインタラクティブ方式 BNシリーズ:BN300RA、BN150RAなど
高出力かつ省スペースのため、基幹システムに最適です。


製品の詳細はこちらよりご覧いただけます。
https://socialsolution.omron.com/jp/ja/products_service/ups/


【アライドテレシス株式会社 提供】
UTM対応VPNセンタールーター「AT-NFV-APL-GT」「AT-NFV-APL-GTX」
10G接続に対応し、高いスケーラビリティにより拠点接続からセンター接続などあらゆる用途に活用できます。VPN・ファイアウォール機能に加え、WebフィルタリングやDPIなどを搭載した高性能UTMに対応します。
製品の詳細はこちらよりご覧いただけます。
https://www.allied-telesis.co.jp/series/nfvapl/


ネットワーク統合管理アプライアンス「AT-VST-APL-06」「AT-VST-APL-10」
LAN/WAN、有線/無線を問わずネットワーク全体の統合管理に必要な機能をオールインワンで搭載し、複数拠点の管理も可能なアプライアンスボックスです。

製品の詳細はこちらよりご覧いただけます。
https://www.allied-telesis.co.jp/products/management/


PoE+レイヤー2plusスイッチ「AT-x230-10GP」
ギガビットインターフェース搭載のインテリジェント・エッジ・スイッチ。PoE給電ポートの優先順位設定や遠隔での給電オンオフ設定など多彩な機能を備えます。


製品の詳細はこちらよりご覧いただけます。
https://www.allied-telesis.co.jp/products-list/at-x230-10gp/


無線LANアクセスポイント「AT-TQ6702 GEN2」
2.4GHz帯と5GHz帯の同時使用が可能な2ラジオを搭載しWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)に対応します。




製品の詳細はこちらよりご覧いただけます。
https://www.allied-telesis.co.jp/products-list/at-tq6702-gen2/


当社は、今後も安定したITシステムを必要とするお客様へ快適な利用環境を提供するため、様々なデバイスとの相互接続性の検証を実施してまいります。

注)記載されている商品またはサービスの名称等はアライドテレシスホールディングス株式会社、アライドテレシス株式会社およびグループ各社、ならびに第三者や各社の商標または登録商標です。
注)記載されている内容、サービス/製品の価格、仕様、お問い合わせ先、その他の情報は発表時点の情報です。その後予告なしに変更となる場合があります。また、記載されている計画、目標などはさまざまなリスクおよび不確実な事実により、実際の結果が予測と異なる場合もあります。あらかじめご了承ください。



<< ニュースリリースに対するお問合せ先>>
アライドテレシス株式会社 マーケティングコミュニケーション部
E-mail: pr_mktg@allied-telesis.co.jp
TEL:03-5437-6042 URL:https://www.allied-telesis.co.jp/
アライドテレシス株式会社 東京都品川区西五反田7-21-11第2TOCビル

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