BASF、独自の自動車用コーティングコンセプトでレッド・ドット・デザイン賞を受賞
- EFFLORESCENCE(エフロレッセンス)は、サステナビリティとデザイン価値を両立させる技術によるカラー
- このモノコートカラーは、自動車の塗装ラインを短縮する一方、独自のエフェクトも実現
- 低温硬化技術により、製造過程のエネルギー消費を削減
BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)のコーティングス事業本部の自動車カラーコンセプト「EFFLORESCENCE」(エフロレッセンス)は、サステナビリティとデザイン価値の両立を効果的に示しています。このモノコートカラーは、すべての機能を1層にまとめています。
従来のエフェクト顔料を使用せずにパールのような視覚効果を実現し、光の反射を65%以上削減することで車体の温度を低減しています。この唯一の手法は、世界で最も権威のあるデザイン賞の1つであるレッド・ドット・デザイン賞のデザインコンセプト部門で認められました。これは明日の優れた製品の先駆けとしてイノベーションを称える賞です。
レッド・ドット・デザイン賞の審査委員会は、カラーの独特なデザイン性だけではなく、このモノコートの革新的な製造工程も称えました。多層と高い焼き付け温度による標準的な工程とは異なり、EFFLORESCENCE(エフロレッセンス)の塗装工程は、焼き付け温度80℃の1層に低減されています。 このモノコートの手法は、工程を簡素化し、製造における材料とエネルギーの消費を削減します。
BASFはすでに7月に、ポリマー構造に基づくコーティング配合によるカラー、「ZENOMENON」(ゼノメノン)がレッド・ドット・デザイン賞のプロダクトデザイン部門を受賞しています。コーティングの革新的な技術と特別な美感は、「マテリアルとフィニッシュ」分野のレッド・ドット賞審査員委員会の専門家に感銘を与えました。最新の受賞デザインコンセプト「EFFLORESCENCE」(エフロレッセンス)は、BASFの2022-2023年の自動車カラートレンドコレクション「NEW ARRAY」(新しい様式)における、アジア太平洋地域のキーカラーでした。
※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。
Solutions beyond your imagination(想像をはるかに超えたソリューション)。BASFコーティングスの詳細情報はhttps://www.basf-coatings.com (英語)をご覧ください。
■BASFについて
BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、経済的な成功とともに環境保護と社会的責任を追及しています。また、全世界で約112,000人の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献しています。ポートフォリオは、6つの事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリューション)から成ります。2023年のBASFの売上高は689億ユーロでした。BASF株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASFの詳しい情報は、https://www.basf.com をご覧ください。