台北市のスマート医療技術が「メディカル ジャパン東京 2024」に集結、台湾と日本の新たな連携の機会を創出

台湾貿易センター 東京事務所

台北市政府産業発展局は、台北市を拠点とする優れたスマート医療企業14社を結集し、10月9日(水)~11日(金)、幕張メッセで開催される「メディカル ジャパン東京」に出展します。会場内の「台北スマート医療パビリオン」内では、「スマート病院」をメインテーマに、「スマート病室」「外来診療」「在宅介護」の3つのエリアを展開し、世界のスマート医療分野における台北市拠点企業群の強力なプレゼンスを紹介します。本展示会への出展を通じて、台北市のアウェアネス向上を図ると共に、日本の医療専門バイヤーの皆様との商談の場を設け、さらに大きなビジネスチャンスの創出を見込んでいます。台湾の対外貿易促進を目的に、台湾政府と業界団体の支援により設立され、日本のJETROに相当する台湾貿易センターは、展示会場内に本パビリオンとともに大型「台湾パビリオン」を形成し、お客様をお迎えします。
 
 
日本のスマート医療市場規模は、昨年(2023年)には211億円(約1億4,000万米ドル)に達し、2018年と比較して約3倍の成長を遂げています。台湾は、ICT産業における設計、製造能力と医療産業領域を横断した連携により、スマート医療分野でも優位性を築き、2024年における台湾のスマート医療の生産総額は600億台湾ドル (約19億8,000万米国ドル) になると予測されています。世界的データベースサイトNUMBEOが発表した2024年の世界医療指数ランキングでは、台湾は医療制度と国民健康保険の充実性分野で、韓国、日本、オランダ、フランスを上回り、世界で初めて8年連続で世界1位を維持*しました。また、台湾のIC産業の生産総額は米国に次いで世界第2位を記録しています。
*出典:台湾経済部(経済産業省に相当)「台湾重点発展産業ー半導体」

「メディカル ジャパン東京 医療・介護・薬局 Week」には医療保険、介護、診断、医薬品など、医療分野の幅広い領域から会期中は600名を超える医療分野のプロバイヤーをはじめ、病院、医療関連メーカー、輸入業者、卸売業者をはじめとする来場者約2万人が見込まれています。

「台北スマート医療パビリオン」に出展する企業は、産官学関係の専門家や学者による厳正な選考を経て選出されたリーディングカンパニー14社(ADVANTECH、BIOSENSETEK、BIOTEQUE、COGNITO HEALTH、COMDEK INDUSTRIAL、DENTALL、DHEF INC. アピクシャジャパン、GUIDER TECHNOLOGY、HIPPOSCREEN NEUROTECH、IBLE TECHONLOGY、Maker hart Industry、PANION & BF BIOTECH宝齢富錦バイオテック、SIGKNOW BIOMEDICAL、VITAE BIOMEDICAL)です。スマートベッド保護システムから高速肺がん検出器まで、画期的なスマート医療技術を展示し、日本の医療市場に新たな発見とソリューションを提供します。
出展社、出展製品等の詳細は下記URLよりご覧ください。
URL:https://taiwan-pavilion.taitra.org.tw/ttmj

【出展製品例】
ADVANTECH社の iWard スマート病棟ソリューションには、看護ステーションの看護コンソール、看護用電子ホワイトボードと病棟ベッドサイド カード、ベッドサイド ケア情報システム、ベッドサイド カード電子ペーパーが含まれます。当ソリューションは、看護効率の最適化とともに作業負荷を軽減し、患者の満足度とケアの質の向上を実現します。また、患者の安全を最優先したスマート統合システムは、病院のベッドのセンサーモジュールを使用し、独自のスマート病床アルゴリズムと組み合わせ、リスクの高い転倒、ベッド上での生活を余儀なくされる患者のケアが可能です。Meisi Technology社 のスマートベッド ケアシステムも、スマート医療分野における台北市の企業の技術力を証明しました。

展示会の初日(10月9日)は、台北スマート医療パビリオンに、日本の厚生労働省に相当する台湾保健福祉部食品医薬品局や台湾医療バイオテクノロジー産業協会(TMBIA)など、台湾の多くのリーダーが来場しました。パビリオンでは日本語も堪能な専門のガイドがつき、展示製品の見どころや、台北市のスマート医療技術の開発状況などの最新動向を紹介しています。また、Beitou Shilin テクノロジーパークや、BIO TAIPEI、2025ワールドマスターズゲームズなどの情報も発信し、台北市を拠点とするスマート医療関連企業の技術力と発展の現状を紹介しています。
 
台北市政府産業発展局 科員/廖柔茜 氏(写真中央:深緑の服装)、VIPの衛生福利部食品薬物管理署組長/錢 嘉宏 氏(廖氏の向かって左隣)簡任技正/林 欣慧 氏(廖氏の向かって左2つ隣)らが「台北スマート医療パビリオン」を訪問し、出展者と集合写真を撮影
 
さらに本パビリオンでは、高度な発展を遂げる革新的なスマート医療AIを、実際の現場に近い展示形式で紹介しています。DHEF INC. アピクシャジャパン社のイメージング スキャナー、DENTALL社のAI スマート レポート生成テクノロジーは、日本の歯科医療界の需要が高いソリューションの一つです。VITAE BIOMEDICAL社のスピーディーな肺がん検出と PANION & BF BIOTECH社のウイルス検出試薬は、日本の地域医療格差解消のソリューションとなります。また、GUIDER TECHNOLOGY社の小型の健康IoTウェアラブルデバイスとIBLE TECHONLOGY社の3用途ウェアラブル空気清浄機も、日本の専門バイヤーから高い評価を得ています。出展各社は、今後も台北市の企業が日本やその他の潜在的な市場を開拓できるよう、台北市当局によるリードを期待しています。


<台北市政府産業発展局について>
台北市政府産業発展局は、今年の「台北市経済貿易促進プログラム」において、ASEANやヨーロッパなど日本以外の重要市場にも展開し、ビジネスチャンスを拡大していきます。今後も、台北市の優れた企業の国際的認知拡大を支援することで、台北市の世界的なイメージと影響力を高めます。
「2024年 台北市経済貿易促進プログラム」に関する活動の詳細については、台北市政府産業発展局の公式サイト( https://doed.gov.taipei/News.aspx?n=A4EF796495948995&sms=438589659CDDC885 )および公式Facebook( https://www.facebook.com/StartUPTaipei/ )をご参照ください。


<台湾貿易センターについて>
台湾貿易センター(TAITRA 中華民国対外貿易発展協会)は、1970年に台湾の対外貿易促進を目的に、台湾政府と業界団体の支援によって設立された非営利団体です。本部は台北にあり、世界各地にある60以上の海外事務所をネットワーク化、総勢800名以上のスタッフで台湾企業の国際競争力の強化、海外企業とのビジネスマッチング、世界進出をサポートしています。また、1973年に東京で日本事務所を設立して以来、日台のパートナーシップ強化を目指し、両国の貿易振興を図っています。

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