ランキングから読み解く47都道府県民性を大解剖【後編】タイパ重視・コスパ意識・美容大好き男子・高校生・朝型・夜型等~chocoZAP会員データ・インフォグラフィックス~

RIZAPグループ株式会社


 RIZAPグループ株式会社(代表取締役社長 瀬戸健、本社:東京都新宿区)の連結子会社であるRIZAP株式会社は、コンビニジム「chocoZAP(チョコザップ)」の顧客属性、運動、体組成、来館、サービス予約、利用マシン等、顧客データを分析し、47都道府県ランキングにまとめましたのでご報告いたします。これらはchocoZAP会員へスターターキットとして提供している体組成計、ヘルスウォッチをはじめ、アプリのサービス利用、会員情報、店舗入退館等の膨大なライフログデータと、あらゆるデータ処理を可能とする分析リソースの経営資源を基盤としたインフォグラフィックスです。また県民博士(リサーチプロデューサー)として活躍中のディグラム・ラボ株式会社(代表取締役 木原 誠太郎、本社、東京都港区)の木原誠太郎さんに各項目を考察いただきましたので併せて発表いたします。

■後編全項目のランキングはこちら: https://rizap-group.g.kuroco-img.app/files/user/pdf/202410/pr_20241003_02.pdf

■前編のプレスリリースはこちら:https://www.rizapgroup.com/news/detail?topics_id=1204

サマリー
 
【1】美容大好き男子 都道府県ランキング、日本南西端の沖縄県が1位、本州最北端の青森県が2位
【2】チョコ活高校生が多い都道府県ランキング、1位福井県、2位宮崎県、3位奈良県、脱毛、ホワイトニングが人気
【3】コスパ意識高い都道府県ランキング、島根県、兵庫県、大阪府が上位、西日本はお得好きな県民性?!
【4】タイパ重視派が多い都道府県1位は東京都。神奈川県、埼玉県、大阪府を抜いて2位に和歌山県がランクイン
【5】朝型タイプの都道府県ランキング、秋田、福島、青森、宮城などの東北地方が上位、日の出の時刻が要因か?!
【6】夜型タイプの都道府県ランキング1位は「ウチナータイム」の沖縄県、2位は東京都
【7】越県利用者の多い都道府県ランキング、岐阜県、埼玉県、奈良県など大都市周辺の住宅都市が上位


【1】美容大好き男子 都道府県ランキング、日本南西端の沖縄県が1位、本州最北端の青森県が2位

 chocoZAPの美容系サービス(セルフエステ・セルフ脱毛・セルフネイル・セルフホワイトニング)を予約したことがある男性の割合ランキングです。(調査期間:2022年7月1日~2024年7月31 N=932,406、期間中の退会者含む)
 1位の沖縄県が2位と約3%の差をつけて予約率が高く、美容意識が高い男性が多いことが分かります。南西端に位置するため、赤道に近く、紫外線による肌ダメージを気にかける男性が多いのかもしれません。
しかし2位の青森県は沖縄から遠く離れた県であることから、地理的な関連ではなく、純粋な県民性の表れであることが推測されます。また美容系サービスの中には、セルフ脱毛サービスも含まれることから、chocoZAP店舗周辺の男性の脱毛サロンの数が関連している可能性も考えられます。「男性の脱毛サービスに興味があったが、周辺になかった」「費用が高そう」等の理由で男性の脱毛サロンに行っていなかった会員層がchocoZAPを利用していることが推測できます。

 
県民博士(リサーチプロデューサー)木原誠太郎さんの考察
1位は沖縄県(44.58%)、続いて青森県、鳥取県、島根県、石川県と、北から南まで幅広い地域が上位にランクインしました。これらの県は「美意識」と「自己投資意欲」が高い県民性が特徴的で、性格診断では「おおらかでマイペース。人とのつながりを大切にする」「無口で堅実、強い正義感を持つ」などの特性はバラバラです。

1位:沖縄県(44.58%)
沖縄県民は「おおらかでマイペース。人とのつながりを大切にする」性格です。南国の強い日差しの下で生活しており、肌ケアへの関心が高いようです。リゾート地として観光客が多く、見た目を重視する文化が根付いていることから、chocoZAPの美容サービスを積極的に利用し、自分磨きに励んでいる可能性があります。

2位:青森県(41.38%)
青森県民は「無口で堅実、強い正義感を持ち、他人にも自分にも厳しい」性格です。寒冷地での乾燥対策として、スキンケアへの意識が高いようです。自己管理意識が高く、chocoZAPで手軽に美容ケアを行っているのではないでしょうか。

3位:鳥取県(40.65%)
鳥取県民は「内向的で控えめ。目立つことを好まず、地道に努力するタイプ」な性格です。新しいもの好きで、都会的なトレンドにも敏感なため、男性の美容意識が高まりつつあり、chocoZAPの美容サービスが受け入れられていると考えられます。


【2】チョコ活高校生が多い都道府県ランキング、1位福井県、2位宮崎県、3位奈良県、脱毛、ホワイトニングが人気

 都道府県ごとの、全chocoZAP会員における高校生の割合ランキングです。ここでの高校生とは生年月日が2004年4月2日〜2007年4月1日の方を指します。調査期間:2024年1月1日~2024年7月31日 N=1,595,455(調査期間中の退会者含む)なお、chocoZAPでは、15歳以上~90歳未満の方がご利用いただけるルールになっています。
 高校生の割合が高い都道府県では2%台、低い都道府県では0.4%程度となっています。chocoZAPの決済方法がクレジットカードのみであるため、高校生の場合、保護者からのファミリーカードの付与による決済ケースが多いと考えられます。
 その前提で本結果を見ると、1位の福井県は、都道府県別の世帯年収データ※1において5位であり、全国的に見て上位に入っていることが1つの要因と推測できます。しかし、都道府県別の世帯年収において、上位である東京都、神奈川県、愛知県は、本ランキングにおいてはそれほど上位ではないため、世帯年収だけが要因ではないことも分かります。
 では高校生はどんな目的でchocoZAPを利用しているのでしょうか?高校生の予約サービスとその割合※2を確認したところ、美容系のサービスが人気であることが分かりました。一番人気はセルフ脱毛:25.79%、次いでセルフエステ:23.57%、ホワイトニング21.21%という順でした。このことから、脱毛やエステサロンの代替としてchocoZAPを利用している可能性も考えられます。

※1 令和3年5月18日 総務省「2019年全国家計構造調査 所得に関する結果及び家計資産・負債に関する結果 結果の要約」P4 https://www.stat.go.jp/data/zenkokukakei/2019/pdf/youyaku0518.pdf

※2 生年月日が2004年4月2日〜2007年4月1日のchocoZAP会員 調査期間:2024年1月1日~2024年7月31日 N=19,053(調査期間中の退会者含む)

 
県民博士(リサーチプロデューサー)木原誠太郎さんの考察
1位は福井県(2.46%)、続いて宮崎県、奈良県、長崎県、大阪府と、地方と都市部の県が上位にランクインしました。若者の「自己表現欲求」と「情報感度」の高さが特徴的で、性格診断では「穏やかで協調性があり、他人と争うことを好まない」「明るくて社交的。新しいことに対して積極的」などの特性が見られます。

1位:福井県(2.46%)
福井県民は「穏やかで協調性があり、他人と争うことを好まない」性格です。高校生たちは自己成長に対する意欲が高く、SNSを活用した情報発信も盛んで、chocoZAPでのセルフケアは、将来への自己投資として積極的に行われているのではないでしょうか。

2位:宮崎県(2.15%)
宮崎県民は「明るくて社交的。新しいことに対して積極的」な性格です。若者は新しいもの好きで、SNSでの情報発信やトレンドに敏感です。chocoZAPの美容サービスを活用して自己表現を楽しんでいると考えられます。

3位:奈良県(1.63%)
奈良県民は「穏やかで内向的。他人との関わりを大切にし、伝統を重んじる」性格です。高校生たちは新しい文化やトレンドにも積極的で、情報収集能力が高いようです。chocoZAPでの美容サービスを利用して、自己表現の幅を広げているのではないでしょうか。


【3】コスパ意識高い都道府県ランキング、島根県、兵庫県、大阪府が上位、西日本はお得好きな県民性?!

 入会金・事務手数料キャンペーン、チラシやメール等のクーポン利用、株主優待、フレンドリー会員活動等による特典適用者の割合の都道府県ランキングです。(調査期間:2024年1月1日~2024年7月31日 N=1,543,717 期間中の退会者含む)
あの手この手、あらゆる特典を駆使してchocoZAPをお得に利用している人が多い都道府県ランキング1位は島根県でした。また、2位兵庫県、3位大阪府、4位奈良県の関西勢が上位に入っている点は、コスパ意識が高く、やり繰り上手な県民性が推測されます。

 
県民博士(リサーチプロデューサー)木原誠太郎さんの考察
今回のランキングでは、島根県が1位となり、兵庫県、大阪府、奈良県、鳥取県が続きました。これらの地域は「合理性」と「実利主義」が強い県民性が特徴的で、性格診断では「保守的で穏やか。伝統や歴史を重んじる」傾向が見られます。

1位:島根県
島根県民は「保守的で穏やか。伝統や歴史を重んじ、地域への愛着が強い」性格です。生活コストを抑えつつ、質の高い生活を求める姿勢が根付いています。地元のコミュニティを大切にし、必要なものに絞った賢い消費を行う傾向があり、chocoZAPのようなコスパの良いサービスを活用しているのもその表れでしょう。

2位:兵庫県
兵庫県民は「上品でスマート。社交性があり、他人に対して寛容」な性格です。都市部と農村部が混在する兵庫では、多様な価値観が共存しており、洗練された都会的感覚と実利的な面を併せ持っています。コスパの良い選択を好む傾向があり、chocoZAPのサービスが合理的な消費行動にマッチしているのでしょう。

3位:大阪府
大阪府民は「明るく社交的で、コミュニケーションが得意。お笑い精神が旺盛」な性格が特徴です。商人の街としての伝統があり、価格に対する敏感度が非常に高いです。「ええもんを安く手に入れる」精神が根付いており、chocoZAPのリーズナブルな価格設定が大阪府民にとって魅力的に映るのでしょう。


【4】タイパ重視派が多い都道府県1位は東京都。神奈川県、埼玉県、大阪府を抜いて2位に和歌山県がランクイン

 都道府県ごとの、1来館あたりの平均滞在時間(調査期間2024年1月1日~2024年7月31日)をランキングにしました。30分台は東京都のみであり、他の都道府県は40分台が平均となっています。このことから、忙しい中でも効率良く自分磨きをしたいという都民性が表れていると推測されます。
 また、2位が和歌山県である点にも注目です。これは、前編【3】の和歌山県民が筋トレマシンの利用率が高いこととの相関があるとRIZAPでは推測しています。一般的に、筋トレは短時間で負荷をかけるトレーニングが多く、逆にバイク、ランニング等の有酸素運動は、ある程度の時間をかけて行います。そのため筋トレ利用率が高い和歌山県が、神奈川県、埼玉県、大阪府を抜いて2位にランクインしているものと考えられます。

※タイパとは「タイムパフォーマンス」の略で、費やす時間に対して得られる満足度や成果を指します。短時間で大きな満足を得られた場合を「タイパが良い」「タイパが高い」などと表現します。
 
県民博士(リサーチプロデューサー)木原誠太郎さんの考察
東京都が平均滞在時間39.32分で1位となり、2位の和歌山県(40.08分)との差はわずか0.76分です。この僅差は、各県の県民性と地理的背景が影響していると考えられます。都市部と地方の意外な組み合わせが見られ、「効率性」と「行動力」を重視する県民性が浮き彫りになりました。

1位:東京都(39.32分)
東京都民は自立心が強く、効率を重視する傾向があります。性格診断でも「新しいことに敏感で、常に最先端を追求する」特性が見られます。東京都の平均通勤時間は全国最長であり、時間管理への意識が非常に高いと考えられます。最新のテクノロジーやサービスに敏感で、短時間で最大の効果を得ることを好むことから、chocoZAPでの滞在時間が最も短いのは、都民の「タイムパフォーマンス」を重視する姿勢の表れかもしれません。

2位:和歌山県(40.08分)
和歌山県が2位にランクインしたのは興味深い結果です。和歌山県民は「人懐っこく、親しみやすいが、自分の意見をしっかり持っている」性格が特徴的です。自然豊かな環境で育ち、時間を有効に活用する術を身につけています。農林水産業が盛んな地域で、季節や天候に合わせて効率的に働く習慣が根付いていることが、chocoZAPでの短時間利用に繋がっているのでしょう。

3位:岡山県(40.36分)
岡山県民は「努力家で自立心が強く、自分の考えをしっかり持って行動する」性格が多いとされています。「晴れの国」という恵まれた気候の中で計画性が高い県民性が育まれており、製造業や農業が盛んで、生産性を重視する傾向が見られます。こうした特性が、chocoZAPでの短時間利用にも表れていると考えられます。

下位県の傾向
最下位の沖縄県(47.44分)や山形県(46.99分)は平均滞在時間が長めです。
沖縄県民は「おおらかでマイペース。人とのつながりを大切にする」性格で、時間をかけてじっくり物事に取り組む傾向があります。山形県民も「親しみやすく優しいが、時に頑固さを見せる」性格で、じっくりとトレーニングを楽しむ姿勢がデータに反映されているのでしょう。これらの県では、ゆっくりしたペースで生活を楽しむ傾向があり、結果を急がずプロセスを大切にする文化が根付いていると考えられます。


【5】朝型タイプの都道府県ランキング、秋田、福島、青森、宮城などの東北地方が上位、日の出の時刻が要因か?!
 

 2024年1月1日~2024年7月31日における、朝4~7時台の来館率のランキングです。
秋田県、福島県、青森県、宮城県などの東北地方が上位にランクインしています。また、北海道も11位であり、比較的上位にあります。他方で、朝4~7時台の来館率下位10県を見ると、四国や九州、本州西部などの西日本の傾向があることが分かります。このことから、日の出の時間と早朝来館率には相関があると考えられます。
 
県民博士(リサーチプロデューサー)木原誠太郎さんの考察
1位は秋田県(12.80%)、続いて宮崎県、岐阜県、福島県、新潟県と、東北・中部地方と南九州の県が上位にランクインしました。これらの県は「規則正しさ」と「勤勉さ」が強い県民性が特徴的で、性格診断でも「頑固で批判的、自分の信念を大切にする」「明るくて社交的。新しいことに対して積極的」などの特性が見られます。

1位:秋田県(12.80%)
秋田県民は「頑固で、自分の信念を大切にする」性格で、周囲の目を気にしつつも自分のスタイルを守ることが多いです。農業が盛んな秋田では、早寝早起きの生活リズムが自然と根付いており、これが朝型の生活習慣に繋がっていると考えられます。chocoZAPでの朝活が盛んなのも、この規則正しい生活リズムと勤勉さが影響しているのでしょう。朝の時間を有効活用する姿勢は、秋田県民の地道な努力を象徴しています。

2位:宮崎県(11.41%)
宮崎県民は「明るくて社交的。新しいことに対して積極的」な性格です。温暖で過ごしやすい気候が朝の活動を後押しし、気持ちよくスタートを切ることができるのが特徴です。chocoZAPでの朝のトレーニングを取り入れることで、一日の始まりをエネルギッシュに迎え、より充実した日々を過ごしていると考えられます。新しいことを試す柔軟な姿勢が、朝活の習慣化に繋がっているのでしょう。

3位:岐阜県(10.93%)
岐阜県民は「柔軟で適応力があり、他人に対する思いやりが強い」性格です。製造業が盛んで早朝からの稼働が多い地域であり、自然と朝型のライフスタイルが浸透しています。chocoZAPでの朝活は、効率的に健康を維持する手段として活用されており、時間を有効に使うことを重視する岐阜県民の生活スタイルにマッチしているのかもしれません。健康管理と時間の効率化を両立する姿勢が、朝活の広がりに影響を与えているでしょう。

下位県の傾向
下位には島根県(7.31%)や和歌山県(7.88%)などが位置しており、性格診断でも「保守的で穏やか。伝統や歴史を重んじる」「人懐っこく、親しみやすいが、自分の意見をしっかり持っている」など、夜型の生活リズムやリラックスした性格が影響しているのかもしれません。これらの地域では、夜型の生活を好む傾向があり、リラックスできる時間帯を選ぶことが多いようです。


【6】夜型タイプの都道府県ランキング1位は「ウチナータイム」の沖縄県、2位は東京都

 2024年1月1日~2024年7月31日における、夜23時~2時台の来館率のランキングです。
1位は日本の南西端にある島々から成り立つ沖縄県です。沖縄県の土壌に脈々と流れる独特の時間感覚「ウチナータイム」の影響が推測されます。そのため、夜間の利用率も高いのではないかと考えられます。また、2位に東京都がランクインしている点は、【4】のタイパ重視派ランキングと同様に、忙しい人が多いことや、多様な生活スタイルによるものと考えられます。
 3位以降には、九州地方や比較的西日本が多いことが分かります。このことから、前項【5】と同様、日の入りの時間と深夜利用には相関があると推測されます。

 
県民博士(リサーチプロデューサー)木原誠太郎さんの考察
1位は沖縄県(6.09%)、続いて東京都、宮崎県、熊本県、石川県と、南国や都市部の県が上位にランクインしました。これらの県は「自由奔放さ」と「社交性」が強い県民性が特徴的で、性格診断でも「おおらかでマイペース。人とのつながりを大切にする」「明るくて社交的。新しいことに対して積極的」などの特性が見られます。

1位:沖縄県(6.09%)
沖縄県民は「おおらかでマイペース。人とのつながりを大切にする」性格で、リラックスした生活リズムが根付いています。夜遅くまで続くにぎやかな文化や、仕事とプライベートのバランスを重視するスタイルが、夜型のライフスタイルに繋がっているのでしょう。chocoZAPでの深夜利用が多いのも、夜間の活動が多い沖縄県民の生活習慣を反映しているのかもしれません。日中の暑さを避けて涼しい夜間に行動するのは、沖縄ならではの特徴といえます。

2位:東京都(5.56%)
東京都民は「自立心が強く、効率を重視。新しいことに敏感で、常に最先端を追求する」性格です。眠らない街、東京では、夜間もアクティブに活動する人々が多く、24時間営業の施設が都民の多様なライフスタイルを支えています。chocoZAPの24時間営業も、仕事やプライベートで忙しい都民にとって、時間を選ばず利用できる大きな利点となっているのでしょう。夜型の活動が、都市生活の一部として自然に浸透していると言えます。

3位:宮崎県(5.31%)
宮崎県民は「明るくて社交的。新しいことに対して積極的」な性格で、温暖な気候が夜型の生活スタイルを後押ししています。夜間も比較的過ごしやすい気候のため、日中の暑さを避け、涼しい夜の時間を活用することが定着しているようです。chocoZAPで夜間にトレーニングを行うのも、気温が穏やかな時間帯を有効に使う宮崎県民の柔軟な生活リズムの表れでしょう。

下位県の傾向
下位には鳥取県(1.74%)や岩手県(2.71%)などが位置しています。性格診断でも「内向的で控えめ。目立つことを好まず、地道に努力するタイプ」「忍耐強く、内に強い意志を秘めている」など、朝型の生活リズムや慎重な性格が影響していると考えられます。これらの地域では、日中の活動を重視し、夜間は休息や家庭での時間を大切にする傾向があるようです。


【7】越県利用者の多い都道府県ランキング、岐阜県、埼玉県、奈良県など大都市周辺の住宅都市が上位

 2024年1月1日~7月31日の期間中、1回以上来館履歴がある方の来館状況を分析しました。1人がいくつの都道府県のchocoZAP店舗を利用したかの平均値です。会員住所に基づき都道府県を定義しています。
 本結果の上位を見ると、岐阜県、埼玉県、茨城県、千葉県、奈良県など、大都市の周辺に位置する住宅都市、いわゆるベッドタウンであることが分かります。このことから、平日は職場の近くでchocoZAPを利用し、土日は自宅の近くで利用するなどの越県生活者の利用スタイルが推測できます。またランキング下位を見ると北海道や沖縄県があり、普段から道内・県内での生活が多いことが考えられます。
 
県民博士(リサーチプロデューサー)木原誠太郎さんの考察
1位は岐阜県(1.24)、続いて埼玉県、茨城県、千葉県、奈良県と、大都市近郊の県が上位にランクインしました。そもそもの通勤・通学で大都市に通っていると思われます。これらの県は「行動力」と「適応力」が高い県民性が特徴的で、性格診断でも「柔軟で適応力があり、他人に対する思いやりが強い」「社交的で協調性が高く、他人との関係を大切にする」などの特性が見られます。


■chocoZAPサービスにより活用できるデータ例

 
 chocoZAPや提携機関には、豊富なデータがあります。項目単体では多くの意味を持たない場合もありますが、これらを掛け合わせたり、経年で並べたり、相関関係を探るなど、統計情報として分析することで、今後のヘルスケアに関わる無限の可能性・発展性があると考えられます。

■データを経営資産として活用しchocoZAP の成長を加速
 chocoZAPはトレーナーが常駐してない無人スタイルのフィットネスジムですが、会員様にchocoZAPサービスをご利用いただくにあたっては、アプリ等を通じて必要な情報をしっかりお届けできるよう、データを活用したサービス設計をしています。スターターキットとして会員様へ提供している体組成計・ヘルスウォッチ・アプリの情報についても、会員様ご自身での健康管理にお役立ていただくとともに、chocoZAPにおいても重要な情報資産として捉えております。この度の発表は、そうしたデータの一部を47都道府県ランキング形式に加工したものです。今後も統計処理したデータ発表を継続的に行ってまいります。
 RIZAPグループでは、中期経営計画※3にて2027年3月期末にchocoZAP 3,800店舗、会員数350万人の達成を掲げています。これには、chocoZAP会員データの利活用および外部データとの連携は不可欠であると考えております。そのため、chocoZAPの会員基盤を、医療、介護、保険、公共等さまざまなデータと連携し、健康ソリューションに欠かせない「ウェルビーイングプラットフォーム」へと進化させることを目指しております。
 データの利活用や連携は、今後のサービス開発、出店戦略、マーケティングにおいても重要です。例えば店舗密集エリアでの共存要因や、店舗が少ないエリアでの成功要因の分析にも不可欠です。このようにデータを徹底活用し、あらゆる条件において持続的な事業成長へと役立ててまいります。

※3  2024年2月14日 RIZAPグループ「中期経営計画の改訂に関するお知らせ 」https://ssl4.eir-parts.net/doc/2928/tdnet/2398938/00.pdf 

■県民博士(リサーチプロデューサー)木原 誠太郎(きはら せいたろう)さん プロフィール
 

リサーチプロデューサー
電通やミクシィでマーケティングを担当し、様々な企業のコンサルティングに関わる。

2013年、「ディグラム・ラボ」を設立。
現在は、心理学×統計学で人間の本質を分析し、カウンセリングする「ディグラム」の研究を進めている。
京都芸術大学 客員教授。
最新著書は『新ディグラム性格診断 9タイプが解き明かすあなたの真実』(プレジデント社)

スター★性格診断SHOW(TBS系)やホンマでっか!?TV(フジテレビ系列)や「オイコノミア」(NHK)
有吉ゼミ(日本テレビ系列)かまいたちの机上の空論城(関西テレビ)などテレビ出演多数

■「chocoZAP(チョコザップ)」概要
〇コンセプト:「簡単」、「便利」、「楽しい」
〇店舗数:1,597店舗※4
〇利用料金:月額3,278円(税込)
〇特徴
 2022年7月にスタートした「chocoZAP」は、「1日5分のちょいトレ・健康習慣プログラム」の開発や、運動のみにとどまらず「美容」「ライフスタイル」「エンターテイメント」など様々な分野のサービス展開を行っており、全国で1,597店舗※4、会員数は127万人※5を突破し、国内フィットネスジム会員数日本一※6を達成しています。「日本中のあらゆる人の声に寄り添い、健康で活力に溢れた社会にコミットし続けることができるサービスをご提供する」ことを目標に、より幅広いお客さまにとって身近な存在として、毎日の生活の中で健康増進に貢献するインフラ的な存在になっていくことを目指しています。
※4)2024年5月15日時点 ※5)2024年8月15日時点 ※6) RIZAP株式会社調べ。在籍会員数を公表しているスポーツジム各社の公表値及び非公表社は売上等から推計値の比較。(2023年11月調べ)詳細はこちら(https://lp.chocozap.jp/note-03/

 

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