シンプレクス、JPYCのステーブルコイン取引サービス実現に向けて、取引システムの提供を決定
JPYC は日本円連動ステーブルコイン「JPYC(JPY Coin)」の発行・運営を行っています。「JPYC(JPY Coin)」は1JPYC=1円で取引される、パブリックブロックチェーン上で作られたプリペイド型のステーブルコインで、2021年1月に発行を開始してから、2024年8月には発行額が29億円を超えました。JPYCは2023年3月には関東財務局から第三者型前払式手段の認可を受けており、現在は、JPYCを償還可能にする資金移動業ならびに電子決済手段等取扱業のライセンスを取得および、ステーブルコイン取引サービスの開始を目指しています。
シンプレクスは本ステーブルコイン取引サービス開始に向けた準備として、ステーブルコイン取引システムの構築を進めています。本システムには、シンプレクスのソリューションSimplex Crypto Assets*1とSimplex Fourth*2を活用し、アカウント開設、ステーブルコインの取引、ウォレット、管理画面・帳票作成などステーブルコイン取引サービスに必要な一連の機能を実現します。
本サービス開始に向けて、シンプレクスはシステムの提供のみならず、金融事業領域での豊富なシステム開発・運用実績で培ったノウハウを活用し、金融庁認可に向けた準備や業務設計などサービス開始まで多角的なサポートを行っています。本件を出発点に、今後もシンプレクスはJPYCとともに、今後の日本におけるステーブルコインの流通拡大に貢献してまいる所存です。
*1 Simplex Crypto Assets セキュアで迅速なビジネス立ち上げを支援する「暗号資産取引ソリューション」
https://www.simplex.inc/solution/cryptoassets/
*2 Simplex Fourth あらゆる事業のWeb2.0からweb3へのアップデートを加速させる 「web3統合プラットフォームソリューション」
https://www.simplex.inc/solution/fourth/
■JPYC株式会社について https://jpyc.co.jp/
JPYC株式会社は、日本円ステーブルコインであるJPYCの開発運営を行っています。JPYCは、資金決済法に準拠し、自家型前払式支払手段として発行されています。技術的には暗号資産と同様の性格を持ちながら、法律的には日本法に対して完全にクリアになっています。現在、JPYCは、EthereumやPolygonをはじめとする様々なパブリックブロックチェーン上で発行されています。
■シンプレクス株式会社について https://www.simplex.inc/
シンプレクスは1997年の創業以来、メガバンクや大手総合証券を筆頭に、日本を代表する金融機関のテクノロジーパートナーとしてビジネスを展開してきました。現在では、金融領域で培った豊富なノウハウを活用し、金融以外の領域でもソリューションを展開しています。2019年3月にはAI企業のDeep Percept株式会社、2021年4月には総合コンサルティングファームのXspear Consulting株式会社がグループに加わり、創業時より付加価値の創造に取り組んできたシンプレクスとワンチームとなって、公的機関や金融機関、各業界をリードする企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を支援しています。