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オーストラリア大使館マーケティング事務所と、公益財団法人 日本英語検定協会 (理事長:松川孝一、所在地:東京都新宿区、以下、「英検協会」)は、このたび、日本人学生の海外留学促進を目的とする、「コラボレーションアグリーメント」を10月3日(金)に締結しました。今後、実用英語技能検定(以下、「英検」)を用いた留学促進と、オーストラリア4州 (ニューサウスウェールズ州・クイーンズランド州・南オーストラリア州・ビクトリア州) の公立高校への留学支援活動を双方で推進してまいります。
具体的施策としまして、留学を希望する学生やそのご父兄に向けたフェアやセミナー、ワークショップといったイベントの開催、広報誌やウェブサイトを活用したオーストラリア留学の魅力を訴求するPR活動、それに全国の教育委員会や中学校、高等学校への招致活動等を予定しています。
本コラボレーションが実現したきっかけは、今年初め、オーストラリアのクイーンズランド州のすべての公立高校で留学する際の語学力証明として英検が採用され、その基準がこれまで英検を採用してきた他の州よりも低く設定されたことです。その結果を受け、他の州も認定基準を見直し、クイーンズランド州と同レベルに統一されました。
これにより、日本の中学3年生、それに高校生は英検準2級以上を取得すれば同時にオーストラリア留学の資格を有することとなり、昨年度の英検の実績から見ますと、15万人程がそのチャンスを手にしたことになります。
オーストラリアは治安もよく、大自然に恵まれた留学環境としては最高のロケーションです。その魅力を広く伝え、日本の多くの高校生にオーストラリア留学を体験してもらうことで、語学力向上はもちろんのこと、多くの人々と交流し、研鑽を積んでもらいたい、それが双方の強い思いです。
なお、英検が海外の教育機関で語学力証明資格としてご利用いただけるようになったのは2004年からです。現在はオーストラリア以外にアメリカやカナダなど、約400の教育機関で認定されています。その内訳は、日本でいう4年制と2年制大学、それに海外特有の職業訓練校がほとんどで、高等学校の留学先は数団体にとどまります。したがって、このたび、オーストラリアの533校(オーストラリア全州の留学生を受け入れている公立高校のおよそ90%)で英検が採用され、しかも、そのレベルが中3・高1相当の学年で準2級というのは、日本の高校生にとりましては門戸が広がり、英検受験のメリットがまた大きく向上したといえます。
こうした経緯を踏まえ、英検協会としましては、「英検留学促進キャンペーン」と題し、今後、英検を活用した海外留学を積極的に促進することとし、そのキャンペーンロゴを今回のオーストラリア大使館とのコラボレーションにあわせて作成致しました。※PDFをご参照ください。
英検カラーの赤で日の丸を描き、日本から世界へ飛び出す意志を躍動感ある矢印で表現しました。さらに留学の先に笑顔が生まれるイメージをスマイルマークとして描きました。このたびのオーストラリアとのコラボレーションでは、このロゴにオーストラリアの表記を加えて展開してまいります。
以上、オーストラリア大使館マーケティング事務所と英検協会は、オーストラリア留学を通じ、一人でも多くの学生が夢を持ち、輝かしい未来を手にすることを願っています。