高品位画質とプロフェッショナルモデルに迫る本格仕様を、機動力の高い小型・軽量、薄型ボディーに凝縮したモデル
株式会社ニコン(社長:牛田 一雄、東京都千代田区)の子会社、株式会社ニコンイメージングジャパン(社長:五代 厚司、東京都港区)は、ニコンFX フォーマットデジタル一眼レフカメラ「ニコン D750」を発売します。
「D750」は、高品位画質とプロフェッショナルモデルに迫る本格仕様を、機動力の高い小型・軽量、薄型ボディーに凝縮したモデルです。ボディーを大幅に薄くしたことで深いグリップを実現し、抜群のホールド感を提供します。また、ニコンFXフォーマットモデルとして初めてチルト式液晶モニターと Wi-Fi(R)機能を採用しています。
有効画素数2432万画素、新開発のニコンFXフォーマットCMOSセンサーと画像処理エンジン「EXPEED 4」が、高品位画質をもたらします。炭素繊維複合素材(新素材※)とマグネシウム合金を併用したモノコック構造の採用やボディー内部構造のレイアウトの刷新により、高い強度と剛性を確保しながらも、小型・軽量化、薄型化を達成。しっかりとホールドできるグリップが機動力を強化しています。
また、光量の少ないシーンでも手持ちで撮影できる高感度性能と低輝度対応AFやプロフェッショナルモデルに迫る機能、性能を備えています。
アクティブな写真趣味層の、創造意欲と向上心に応えるニコンFXフォーマットの新モデルです。
※ 帝人株式会社の「Sereebo(R)(セリーボ)」を採用。カーボンファイバーを用いた新素材で、軽さと強度・剛
性を両立しています。表面外観性にも優れるため、モノコック構造を構成する外観カバー素材に適しています。
●発売概要
商品名 ニコンデジタル一眼レフカメラ「D750」
価格 オープンプライス
発売時期 2014年9月25日予定
予定生産台数 当初月産 約4万台
なお、「D750」とレンズを組み合わせた以下のキットも同時発売します。
●D750 24-85 VR レンズキット オープンプライス 2014年9月25日発売予定
AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR 付き
●D750 24-120 VR レンズキット オープンプライス 2014年10月中旬発売予定
AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR付き
●主な特長
1.有効画素数2432万画素、新開発のニコンFXフォーマットCMOSセンサーと
画像処理エンジン「EXPEED 4」によって得られる高品位画質と優れた高感度性能
有効画素数2432万画素、新開発のニコンFXフォーマットCMOSセンサーと新たなアルゴ
リズムを採用した画像処理エンジン「EXPEED 4」の組み合わせによって、高品位画質を実
現しています。
新開発のニコンFXフォーマットCMOSセンサーが、幅広いダイナミックレンジ、豊かで滑
らかな階調表現、ノイズが少ない優れた高感度性能をもたらします。また、画像処理エン
ジン「EXPEED 4」が、高い鮮鋭感を保ったまま、暗部の黒浮き、静止画の色ノイズ、動画
のランダムノイズを効果的に低減します。
常用感度ISO 100~12800を実現。暗所でも美しい写真が残せ、特に、高感度時のクリアー
な画像は「D810」をもしのぐ画質です。この優れた高感度性能は、動画撮影時においても
威力を発揮します。
2.プロフェッショナルモデルに迫る本格仕様
「D750」は、アクティブな写真趣味層の創造意欲に応えるために、プロフェッショナルや
ハイアマチュア向け上位モデルに匹敵するほどの機能、性能を搭載しています。
•アドバンストシーン認識システム
91KピクセルRGBセンサー(約91,000ピクセル)を用いて撮影シーンの情報を分析し、
自動制御機能の精度を高めます。これにより、AFの正確な被写体追尾やハイライト部を
考慮した露出制御、高精度なホワイトバランスなどが可能です。また、撮像素子で得ら
れた情報を利用し、動画撮影を含めたライブビュー時の露出とAFの制御精度などを高め
ています。
•ハイライト重点測光
画面内の最も明るい領域を自動検出し、露出制御を行います。主要被写体にスポット
ライトがあたる舞台で撮影する際も、ハイライト部の白とびを抑えます。
•高密度51点AFシステム
撮影画面を広くカバーする51点のフォーカスポイントで被写体を的確に捉えます。11
点がf/8に対応しています。-3EV(ISO 100・20℃)という低輝度環境下においてもス
ムーズなAFが可能です。また、AFエリアモードには、「D4S」、「D810」同様、グルー
プエリアAFを搭載。不規則な動きをする被写体を捉える場合でも、ピントが背景に
合ってしまうのを防ぎ、より確実に目的の被写体を捉えてシャープにピントを合わせ
られます。
・高速連続撮影
最高約6.5コマ/秒※1、最大100コマ※2の高速連続撮影が可能です。
※1AFモードがAF-C、撮影モードSまたはM、1/200 秒以上の高速シャッタースピード、
電源が EN-EL15で、その他が初期設定のときの値。
※2JPEG。FXフォーマットで、画質モードFINE・画像サイズL(最大87コマ)の場合を除く。
•視野率約100%の光学ファインダー
ガラスペンタプリズムの使用、新規設計のファインダースクリーンの採用によって、被写体
を明るくクリアーに見ることができます。ファインダー内表示(撮像範囲下の情報表示部)
には明るい屋外においても鮮明で見やすい有機EL表示素子を採用しています。
•多彩な動画撮影機能
動画ライブビュー時および動画撮影中に絞り設定を滑らかに調整できる「パワー絞り」※が
可能です。また、映画製作などのプロニーズに対応する外部HDMIレコーダーへの非圧縮映像
出力と、1080/60pのフルHDでカメラ内のメモリーカードにも同時記録が可能。さらに
「風切り音低減」や「録音帯域」の設定など、高音質な動画撮影を実現する機能が充実して
います。
※ 撮影モードA、M 時のみ動作。
•優れた防塵・防滴性能
カメラボディー各所に効果的なシーリングを施し、「D810」と同等の、信頼性の高い
防塵・防滴性能を確保しています。
3.高い機動力で撮影領域を拡大する、小型・軽量、薄型かつ高強度のモノコックボディー
「D750」は、ニコンFXフォーマットモデルとして初めて、外装が骨格を兼ね内部構造を堅
固に守るモノコック構造を採用しています。撮像ユニットなどの重要な機構を実装する前
ボディーと、ボディー前面のカバーに炭素繊維複合素材(新素材)を、背面カバーと
上面カバーにはマグネシウム合金を採用し、軽さと同時に高い強度と剛性を確保していま
す。また、電子部品を実装する統合基板と撮像ユニットをほぼ同一面に配置し、駆動系ユ
ニットを最適な配置にしたことなどによって大幅な薄型化を達成しました。これにより、
さらに深く持ちやすいグリップを実現しホールド性を高めています。小型・軽量ボディー
をしっかりホールドできる高い機動力が、ユーザーの撮影領域を大きく広げます。
4.自由なアングルで撮影できる、ニコンFXフォーマットモデル初採用のチルト式液晶モニター
ニコンFXフォーマットモデルとして初めて、素早く展開できるチルト式液晶モニターを採
用しました。上向き最大約90度から下向き最大約75度までの広範囲を自由に調整でき、よ
り直感的に多彩なアングルで撮影することが可能です。ニコン独自の3軸ヒンジ構造を採用
し、上向き展開時には徐々に手前にせり出すように設計しているため、約90度まで動かし
ても接眼部に遮られてモニターが見えにくくなることはありません。また、下向き展開時
にはモニター部がスイングバックするため、モニター展開時の初動においても三脚の雲台
に当たらず、三脚に取り付けたままスムーズな展開ができます。カメラアングルを変化さ
せて自由な構図でライブビュー撮影や動画撮影が容易に行えます。
5.スマートデバイスと連携して画像転送、リモート撮影ができる、Wi-Fi(R)機能
ニコンFXフォーマットモデル初となるWi-Fi(R)機能を内蔵し、スマートフォンやタブレット
端末などのスマートデバイスと双方向ワイヤレス通信が可能です。本格的な作品(静止画)
をスマートデバイスに取り込み、インターネットを経由して転送したり、SNSなどを活用
して多くの人と共有できます。
また、スマートデバイスのディスプレイ画面をライブビュー画面として使用でき、自分撮
りや記念撮影、遠隔撮影など、用途に合わせて様々な撮影ができます。
Wi-Fi(R)機能を使用するには、事前に、スマートデバイスにWireless Mobile Utility
(iOS/Android(TM)に対応)をインストールする必要があります。
Wireless Mobile Utilityは各スマートデバイスのアプリストアからダウンロード(無料)
できます。
6.その他の特長
•イメージ通りの画づくりができる、進化したピクチャーコントロールシステム
•カラーカスタマイズが可能な、明るく、表示のはっきりしたRGBW配列を採用した高精細液晶モニター
•FXフォーマットモデルに初搭載、デジタル映像ならではの表現効果を手軽に楽しめる、
7種類のスペシャルエフェクトモード
•レンズの画角をカメラ側で変えられる3種類の静止画撮像範囲
•2つの撮像範囲を使い分けられるマルチエリアモードフルHD Dムービー
•カメラ内で簡単に微速度動画を生成できる微速度撮影機能
•2枚のSDカードを効率よく使えるSDカードダブルスロット
•ワイヤレス増灯撮影を制御できる内蔵フラッシュ
※「D750」の主な仕様はニュースリリースをご覧ください。
http://www.nikon.co.jp/news/2014/0912_d750_01.htm