~『社会人&学生のための大学・大学院選び』編集部調べ~
株式会社リクルートライフスタイル(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村吉弘)が編集する社会人のための大学・大学院情報専門誌『社会人&学生のための大学・大学院選び』(編集長:乾喜一郎)は、社会人の大学・大学院の活用機会についての新たな傾向をまとめましたので、ご報告いたします。
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大学・大学院の「ピンポイント活用」概要
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近年、一般の社会人が自らの関心や問題意識に応じて気軽に利用してもらえるように、門戸を開いてる大学・大学院が増えています。背景には、研究者と一般社会人との垣根が低くなっていること、教育現場で社会人経験を持つ学生の参加が歓迎されていること、企業からの派遣ではなく自費で学ぶ社会人が増えていることなどが挙げられ、『社会人&学生のための大学・大学院選び』では、これを大学・大学院の「ピンポイント活用」と新たに提案します。
◆一般にも門戸を開いている「研究発表会」「シンポジウム」
「業界の将来動向を探りたい」「自分が興味を持つ社会課題についてどんな議論がなされているか知りたい」など、ビジネスパーソンのピンポイントのニーズに対応する機会を、現在大学や大学院は多数設けるようになっています。研究者しか参加できないと思われていた最先端の研究に触れることができる機会でもある、研究発表会やシンポジウム、ワークショップは、理解するには基礎知識が必要となるとはいえ、興味があれば無料で参加することが可能です。より一般性の高い入門講座を「公開講座」として実施する大学も多いため、積極的に参加する社会人を見つけることは、今や珍しくはなくなっています。
◆「教育」「まちづくり」「ロボット」「倫理」など、テーマの分野は多彩
実施されている分野は実に多彩で、経営やビジネス系だけではなく、技術系・社会系・人文系などの分野にも及んでいます。背景には、ビジネスパーソンにとっての有用性や、大学にとっての見込み顧客としての価値だけではなく、研究者が社会人の視点から気づきが得られることが挙げられます。また、教室に多様な立場の人間がいることの教育的な効果など、大学や大学院で教育研究を担う教員の方々にとってもメリットが大きいことが考えられます。
◆受講スタイルの変化
さらに学びを深めたいと思った社会人には、1科目から大学・大学院の講義を受けることができる「科目等履修」の制度があります。また、スマートフォンやタブレットなどのスマートデバイスの普及、ネットワークの高速化もあり、Web上で本格的な動画講義を視聴できる講座もあり、分野だけでなく、学び方も多彩になっています。このように、気軽に講義を受講できる環境の変化も一つの要因となり、社会人の大学・大学院の入学目的が、大規模なキャリアチェンジや企業からの派遣ではなく、そのときどきの課題に応じ、自らの費用で働きながら通うものに変わってきていると考えられます。
※『社会人&学生のための大学・大学院選び』2015年度版(14年7月24日発売)
本誌内では、右の編集記事「大学・大学院徹底活用術」をはじめ「社会人学生113人のキャンパスライフ」などさまざまな形で 大学・大学院の「ピンポイント活用」の事例を紹介しています。
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