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オリックス株式会社(本社:東京都港区、社長:井上 亮)、アジア開発銀行(本社:フィリピン・マニラ、総裁:中尾 武彦、以下「ADB」)、Robeco Groep N.V.(本社:オランダ・ロッテルダム、CEO:Roderick Munsters、以下「ロベコ」)の3社は、このたび、アジア地域における環境エネルギー関連や低炭素化事業への投資を目的としたプライベート・エクイティ・ファンド「Asia Climate Partners(ACP)」を共同で設立することで合意しましたのでお知らせします。
ACPの運営開始時は、オリックス、ADBおよびグローバルな機関投資家が総額約4億米ドルを出資する予定です。ACPは、香港に投資運用の専門チームを置き、今後の市場拡大が期待され、環境や社会貢献に寄与する再生可能エネルギー、クリーンテクノロジー、省エネルギー、水資源、農業、林業などの事業分野や、それら事業を営む企業を対象に投資します。
アジア経済は世界の中でも高い成長を遂げている一方で、大気・水質汚染、電力不足、非効率なエネルギーや天然資源の活用など、世界の中でも深刻な環境課題に直面しています。これらの課題に対して政府・民間の双方からの関心が高まっていることや、同分野における投資額はまだまだ低い水準であることから、今後数十年間にわたり、アジア地域での再生可能エネルギーや省エネルギー分野への投資は、経済成長率の2~3倍の成長が期待されています。
ADB Director General of Private Sector Operations Department Todd Freelandのコメント:
ACPは、アジアにおける環境関連の投資機会を与える画期的なプラットフォームであり、魅力的なリターンを提供します。ACPは、グローバルな資産運用会社であるロベコ、アジアにおける低炭素化の推進に最も積極的で、投資実績を有するオリックスとADBの3社による強みを生かします。オリックスとADBなどが運営開始時より出資することで、ACPはアジアでの環境関連事業に対する有数の投資ファンドとなり、ACPの組成は我々が志向する投資戦略とその潜在的リターンに対する強い期待を示しています。
ロベコグループ Chief Operating Officer Leni Boerenのコメント:
本件の投資マネージャーとしてロベコが選定されたことを光栄に思います。本件は、オリックスとの協業の第一歩であり、また、我々の顧客である世界の機関投資家に対してアジアでの新たな投資機会を提供するものです。ACPへの参画にあたっては、省エネルギーやサステナビリティ分野への投資、PE投資でのロベコグループの専門性を生かしてまいります。
オリックス 常務執行役、錦織 雄一のコメント:
オリックスは、金融サービス事業会社や投資家として、アジア地域において40年以上の歴史と幅広いネットワークを有しています。環境エネルギー事業はオリックスが現在最も注力している分野の一つであり、ACPに対して資金と人材を提供することで、今後アジアでの環境エネルギー事業を推進してまいります。アジア諸国は、高いレベルで経済成長を維持しながらも、人々の生活水準と質の向上といったニーズに応えていく必要があります。オリックスは、こうしたアジア諸国のニーズに対して本取組を通じてお応えしてまいります。
<ADBについて>
ADBは、フィリピン・マニラを拠点としており、環境に配慮した持続可能な経済成長や地域の融和を通じたアジアにおける貧困の削減をミッションとしています。2011年から2013年の間に環境関連では約100億ドル、全体では協調融資約220億ドルを含む約640億ドル以上の財政支援を実施しています。1966年に設立され、現在では67の加盟国・地域によって構成されており、うち48がアジア・太平洋の国と地域です。
<ロベコについて>
ロベコグループは、本社をオランダに置くグローバルな資産運用会社で、全世界の機関投資家、個人投資家向けに幅広い投資ソリューションを提供しています。ロベコグループの運用資産総額は2,000億ユーロ以上の規模を有します。現在は、オリックスグループの一員として資産運用事業の中核を担っています。
*免責事項
本プレスリリースは本事業の概要の説明を目的としており、ACPの投資家募集を目的とするものではありません。
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<本件に関するお問い合わせ先>
グループ広報部 堀井・柴田 TEL:03-3435-3167
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