高雄市、くまもとエキスポに出展、双方のメリットを目指す
熊本は2016年以降、地震やコロナ、洪水など数々の困難に直面してきたと蒲島県知事は話ました。そのような状況においても、県内の産業は官民連携に支えられ、復興してきました。くまもと産業復興エキスポはこのような困難を乗り越えてきた証しであり、熊本が産業、経済の第一線として興隆しつつあることを予見させるものでもあります。高雄市の政府や企業による参加は、それ自体が熊本の復興に対する堅固なサポートを示す、喜ばしいものです。
くまもとエキスポにはCMOSの主要グローバルサプライヤーのソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社など日本屈指の半導体企業も出展しました。山下満副社長も高雄パビリオンを訪れ、高雄の半導体産業の発展方針や投資環境についての議論に参加しました。現地でのやり取りは熱心でした。
高雄市経済発展局の廖泰翔局長は、高雄市の訪問団として来日した7社が同エキスポの高雄市パビリオンで各社の製品を紹介したと述べました。そして数多くの日本企業の引き合いを受け、商談に臨みました。成新科技股份有限公司、台湾バルカー国際股份有限公司、公準精密工業股份有限公司、新應材股份有限公司がブランド認知を向上させ、半導体業界の台日連携の深化に向け、熊本の半導体ニーズを確認しました。また、馬玉山食品工業股份有限公司、中外餅舖有限公司、LE PONTが高雄市ならではのグルメや各社の新商品を出展しました。高雄市のくまもとエキスポへの参加は、同市のブランドを広く日本に紹介する重要な機会となりました。また、綿密に計画された数々の素晴らしいイベントは日本企業の公表を博しました。