JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:河野 博文)は、7月22日(火)一般財団法人エンジニアリング協会より、天然ガスの液体燃料化技術(JAPAN-GTL(※1)プロセス)実証研究プロジェクト(※2)に対して、民間6社(※3)と共に「平成26年度 第6回エンジニアリング奨励特別賞」を受賞いたしましたのでお知らせいたします。
今回の受賞は、主要3プロセス(合成ガス製造プロセス、FT合成プロセス、アップグレーディング(水素化処理)プロセス)すべてを国産の技術で開発したこと、日本企業の石油・天然ガス資源の権益確保と我が国のエネルギーセキュリティへの貢献が期待されること、天然ガスが含有する炭酸ガスを分離せずにそのまま原料として利用可能な世界初の技術であること、そして商業化に向けた検討を進めていることから、将来のエンジニアリング分野で実用化が期待される先駆的技術として高く評価されたものです。
■平成26年度第6回エンジニアリング奨励特別賞
プロジェクト名:天然ガスの液体燃料化技術(JAPAN-GTLプロセス)実証研究プロジェクト
受賞者:実証研究プロジェクトチーム(JOGMEC及び民間企業6社により構成)
※1 GTL(Gas To Liquids)技術は、天然ガスを原料に、硫黄分や芳香族分などを含まない環境に優しいクリーンな液体燃料を製造する技術で、石油代替燃料の確保とエネルギー多様化に資する技術として期待されています。
※2 2006年度から民間6社と共同で、「JAPAN-GTL 実証研究」を実施し、2009年4月に開始した実証試験では、新潟市に建設したプラントの運転時間1万時間、連続運転時間3千時間を達成し、この間、種々の実証試験を行うことにより、商業規模で利用可能な日本独自の技術である「JAPAN-GTL プロセス」を確立いたしました。そして、2012年10月1日、JOGMEC及び民間企業6社は「JAPAN-GTLコンソーシアム」のウェブサイト(
http://japan-gtl.com/index.html)を開設しました。
※3 民間企業6社
国際石油開発帝石株式会社、JX日鉱日石エネルギー株式会社、石油資源開発株式会社、コスモ石油株式会社、新日鉄住金エンジニアリング株式会社、千代田化工建設株式会社
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http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_10_000118.html?mid=pr_140723