岩波現代全書『原典でよむ 渋沢栄一のメッセージ』 7月18日(金)に発行

文京学院大学

渋沢栄一の「スピーチ」から、今を生き抜くヒントを読み解く

文京学院大学経営学部教授の島田昌和が編者となった書籍『原典でよむ 渋沢栄一のメッセージ』が、本日、株式会社岩波書店より岩波現代全書として発行されましたので、お知らせいたします。 本書は、世界遺産に登録された「富岡製糸場」をはじめ、生涯で1,000以上の企業や団体の立ち上げ・育成に関わり、「近代日本の民間リーダー」と称される渋沢栄一の、「スピーチ」に焦点を当てた初めての書籍です。 「日本資本主義の父」「教育家」「民間外交家」「社会企業家」とさまざまな顔を持つ渋沢栄一は、数多くの書籍を出版しています。しかし、書物として記されたものと、聴衆を前に直接スピーチされたものとでは、その内容や語り口が大きく異なっています。本著では、渋沢栄一が社会に直接語りかけた「スピーチ」のメッセージから、現代でも普遍性を持つ気概や情熱、ものの見方を知り、今を生き抜くヒントを読み取ることを目指しています。 【 『原典でよむ 渋沢栄一のメッセージ』 目次 】 序 維新の変革の中で自分の原点ができた-渋沢の定番トーク 第I部 会社組織のメッセージ  第1章 官尊民卑の打破は合本法で生み出す  第2章 殖産興業のための商業金融路線の確立  第3章 逃げずに、根気強く、株主総会で共通利害を生み出す  第4章 国に頼らず、外資に耐えうる企業体質 第II部 教育を通じてのメッセージ  第5章 若き“キャプテン・オブ・インダストリー”への忠告  第6章 私学の雄・早稲田の杜を守り抜く  第7章 女子のあるべき姿を求めて  第8章 新しい商人は卑屈になるな 第III部 国際社会へのメッセージ  第9章 宗教の根源を求めて-帰一協会のメッセージ  第10章 はじめての米国訪問  第11章 関東大震災への対応-天譴と復興  第12章 最後の賭け、青い目の人形交流 第IV部 国家・社会へのメッセージ  第13章 社会事業を切り開き、人生の最後まで捧げる  第14章 道理正しいビジネス  第15章 労使協調といういばらの道を進む 結 孫の敬三が引き継いだもの-戦後処理を担った大蔵大臣 あとがき 【 『原典でよむ 渋沢栄一のメッセージ』発行概要 】 書名: 『原典でよむ 渋沢栄一のメッセージ』 編者: 島田昌和 発行: 株式会社岩波書店 定価: 本体2,100円+税 刊行日: 2014年7月18日 仕様: 四六判 ページ数: 240ページ ISBN: 978-4-00-029139-2 販売店: 全国の書店 【 編者プロフィル 】 ■氏名 島田 昌和 (SHIMADA Masakazu) ■職名 教授 ■最終学歴 明治大学大学院経営学研究科博士課程 ■学位 経営学博士(明治大学) ■主な経歴 1987年 早稲田大学大学院経済学研究科経済学修士号取得 1993年 明治大学大学院経営学研究科博士課程単位取得満期中退 1996年 文京女子大学(現・文京学院大学)経営学部助教授 1998年 ミシガン大学客員研究員 2001年 文京女子大学(現・文京学院大学)経営学部教授(現在に至る) 2006年 明治大学大学院経営学研究科にて博士号取得 2007年 文京学院大学大学院経営学研究科教授(現在に至る) 2009年 一橋大学大学院商学研究科日本企業研究センターフェロー(現在に至る) ■専門分野 経営史、経営学 ■研究課題(主なテーマ) 渋沢栄一の企業者活動の史的研究 光学系精密機械産業の研究 エンタテインメント・ビジネスの研究 ■研究業績(一部抜粋) 『大企業時代の到来』(日本経営史5)(共著)岩波書店、1995年 『情報と経営革新』(共著)同文館、1997年 『渋沢栄一の企業者活動の研究−戦前期企業システムの創出と出資者経営者の役割』 (単著)日本経済評論社、2007年 『進化の経営史−人と組織のフレキシビリティ』(共編著)有斐閣、2008年 『渋沢栄一 社会企業家の先駆者』(単著)岩波新書、2011年  『企業家活動でたどる金融事業史』(共著)白桃書房、2013年 『渋沢栄一と人づくり』(共編著)有斐閣、2013年 <本件に関するお問い合わせ先> 文京学院大学(学校法人文京学園 法人事務局総合企画室) 担当:三橋 / 山口 部署番号: 03-5684-4713

文京学院大学は、東京都文京区、埼玉県ふじみ野市にキャンパスを置く総合大学です。 外国語学部、経営学部、人間学部、保健医療技術学部、大学院に約5,000人の学生が在籍。学問に加え、留学や資格取得、インターンシップなど学生の社会人基礎力を高める多彩な教育を実践しています。

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