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京都産業大学が2024年4月に開寮する新学生教育寮が2月5日に竣工し、新寮に設置した創設者の思いと京都をテーマにしたデザインの陶板モニュメントの除幕式を開催した。今後、本寮では「自主性・自律性の涵養」「地域との共生」の考えのもと「将来の社会を担って立つ人材」を育成していく。
京都産業大学は、全国各地から集まってきた学生が集団生活のなかで自己の人間力を磨きあげることを理念に掲げた教育寮を開設する。
本寮では、男子156 名、女子156 名の入寮を予定しており、1年次生10名と2年次生2名をグルーピング(ユニット化)することによって、12名の寮生が1つのユニット単位で共同生活を送ることになる。学生は入寮と同時にさまざまな交流を始めることによって、コミュニケーション能力や協調性など、さまざまな能力を身に付けることができる。大学生活のみならず卒業後も交流可能な人脈形成を狙っていく。
<教育寮の4つのポイント>
1.管理栄養士による献立作り
朝・夕2回、管理栄養士が季節に合わせた食事を提供し、健康管理をサポート
2.24時間の警備体制
大学スタッフ・管理人が24 時間常駐、顔認証によるセキュリティシステムを導入
3.ユニット制による共同生活
寮生活での仲間との交流が、今後の人生の財産に
4.充実した教育プログラム
寮生自身の「自主・自律」を重んじ、寮生の主体性を育む
※以下のいずれかのグループに入り活動を行う
・修学支援(履修相談や試験前の自習促進の取り組み、修学イベントの開催)
・地域連携(地域の清掃活動や寮行事への地域住民の招待、共催行事を企画し実施)
・環境向上(寮内の清掃やフロアごとの環境向上に類する活動)
・寮、大学活性化(新入寮生歓迎会、寮祭、卒寮生イベントの企画および実施)
<施設等の特徴>
1.教育寮としての活動の場や機能の充実をはかる
中央棟(管理棟・食堂棟)、男子棟(5棟)、女子棟(5棟)の計12棟で構成。
生活の場は、12 名が共同生活を送ることができる居間や水回りを備えたユニット型学
生寮となっている。寮生の自主・自律を促進し、寮生同士の様々な交流をつくるとともに、プライバシーも確保。ユニット横断の活動や、全寮生の合同活動、卒寮生との交流イベント等が行えるよう、共用機能として食堂、多目的室、中庭を整備している。
2.地域に貢献し、地域に親しまれる教育寮
地域貢献の一貫として健康遊具等を配置した地域が利用できる簡易防災公園を整備。
寮建物内には地域の集会所として利用できる洋室を整備している。また災害時には、食
堂を地域の一時避難場所として活用できるよう開放するとともに、日常の防災訓練や清掃など、地域住民との協働を通じ地域と共存をはかる教育寮となっている。
3.自然と生活を一体に、周辺環境と調和
近接する戸建て住宅のスケール感と調和するよう、建物を分節化し、高さ感を抑制した
建物となっている。また、建物配置に変化をつけ、単調さや長大感を軽減した景観とし、敷地内には本山の植生や景観に溶け込む植栽を整備。外装は建物・擁壁ともに、自然の風合いのある焼杉や土壁調の仕上げ、色彩となっている。
4.安心・安全を確保
不審者の侵入防止に万全を期し、擁壁やフェンス、防犯カメラ等で寮生の安心・安全を
守る。また、職員や24 時間常駐の管理人を置くことで、学生の様子を見守りやすく、
不審者の有無を目視しやすい学生寮となっている。また、防災強化として、防災機能を有した公園や、豪雨時の河川氾濫を抑制する雨水貯留槽等、地域の安心・安全にも配慮している。
5.古くから続く京都ならではの文化、芸術を体験できるように、京都をテーマにした陶板のアート作品を設置
京都を中心に活躍する気鋭の日本画家 武田修二郎氏が今回のために描き下ろしたオリジナル作品16点、京都生まれの染色家 皆川泰蔵氏の「版画 京都百景Ⅰ」(1963年発行)から16点を、30㎝×45㎝の陶板に焼き付け、食堂等の共用スペースに設置
※陶板の制作、設置は大塚オーミ陶業株式会社が実施
6.地域住民の方も利用可能な購買施設(無人コンビニ)を設置
敷地内に地域住民も利用可能な無人コンビニを設置(2024年6月頃オープン)予定。
<建物等の詳細>
・所在地 〒601-1123 京都市左京区静市市原町777番地
・敷地面積 15,238.62㎡
・建物構造 鉄筋コンクリート造、一部 鉄骨造 地上3階建て
・建築面積 3,177.04㎡
・延床面積 6,526.07㎡
むすんで、うみだす。 上賀茂・神山 京都産業大学
<関連リンク>
・新学生教育寮「本山寮」が2月5日に竣工
https://www.kyoto-su.ac.jp/news/20240205_345_motoyama.html
・京都産業大学 本山寮
https://www.kyoto-su.ac.jp/facilities/sd/motoyama.html
▼本件に関する問い合わせ先
京都産業大学 広報部
住所:〒603-8555 京都市北区上賀茂本山
TEL:075-705-1411
FAX:075-705-1987
メール:kouhou-bu@star.kyoto-su.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
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