デロイト トーマツ、横浜市のタレントマネジメントシステム構築・運用を、7年計画で支援

デロイト トーマツ グループ

スキル定義を用いて職員の採用から登用、育成などを可視化。人材情報の一元管理や配置案作成補助など人事業務のDXを推進し、業務の効率化と高度化をめざす

デロイト トーマツ グループのデロイト トーマツ コンサルティング合同会社(東京都千代田区、代表執行役社長 佐瀬真人、以下、デロイト トーマツ)は、横浜市職員の人事業務を支援するタレントマネジメントシステムの構築を始めました。スキル定義や人材情報のデータベース化、データの利活用などDXの推進で業務を効率化・高度化し、住民サービスの向上につながるよう、7年間(2023年度~2030年度)の計画推進を支援します。

横浜市では、少子高齢化や人口減少によって、職員確保の難しさが生じてくることや税収の減少が想定される中、EBPM(エビデンスに基づく政策形成)の強化などデータを統合的に管理・活用し、より効率的かつ戦略的な行政運営を行う必要性を感じていましたが、人材情報が多元的に管理されていることが課題となっていました。こうした課題を解決するため、人事業務が効率化できる新たなシステムの構築を以前から検討していました。

デロイト トーマツは、今回新たなシステムとして、株式会社カオナビ(東京都港区、代表取締役社長Co-CEO 佐藤寛之)のタレントマネジメントシステム「カオナビ」の導入をはじめとして、短期的なフェーズ(2年後まで)と、中長期的なフェーズ(2~7年後)で、以下の支援内容を進めます。

短期的な支援内容
  1. タレントマネジメントシステム導入 人材情報を一元管理・可視化するプラットフォーム構築、人事業務の作業効率化を行う
  2. 職員のスキル定義 組織やポジションごとの人材要件や人材が保有するスキルを可視化させ、適切な人材マネジメントにつなげる
  3. 研修システムの導入 適切な人材マネジメントを人材育成の観点からも実施する
中長期的な支援内容
  1. 継続的な検討会の実施 導入だけでなく、あるべき姿への到達を目指すために伴走する
  2. スキル定義の見直し 蓄積したデータをもとにスキルを見直す
  3. スキルを活用した人材開発 職員自身がありたい姿とのギャップを把握することで、上司と職員が共通認識をもちながら育成・成長するサイクルをつくる
  4. データ利活用 人材マネジメントサイクル全体を見据え、データを利活用する
デロイト トーマツ グループ パートナー 全 大忠のコメント
今回のプロジェクトの特徴は、横浜市の人事・組織課題に対し、同領域のプロフェッショナルにより、スキル定義を中心とした戦略立案からシステム導入・運用、および中長期的な視点での運用支援まで、End to Endでの高品質なトータルサポートを提供することです。Advise(戦略立案)・Implement (実装・導入)・Operate(保守・運用)とトータルで支援させていただくことで、デロイト トーマツ グループ全体の知見・経験を活かした、机上の空論とならない支援ができると確信しています。
 

デロイト トーマツ グループは、各インダストリーが直面する固有の問題を熟知したプロフェッショナルチームが、知見を広く提供すると共に、クライアントに総合的なサービスを提供しています。そのうちの一つが政府・公共向けサービスであり、サービスの受け手である住民に焦点を当てた公共業務の成果最大化を支援しています。常に先進的なサービスを提供するため、デロイトのグローバルの専門家と連携し、政府・公共向けサービスにイノベーションを起こすようなテーマについて、日々研鑽を重ねています。

なかでも自治体DXを含むデジタルガバメントは近年の重要テーマの一つで、単なるデジタルツールの導入ではなく、デジタルを活用した住民向けサービスの大幅な向上、新たな価値の提供を目指すものです。デロイト トーマツはこういった取り組みが持続的になるために、組織戦略やヒューマンキャピタルのコンサルタントとも連携し自治体DXを担う組織・人材の変革も含めた幅広いソリューションを統合的に提供しています。

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