サウジアラビアに人材育成およびメンテナンス拠点を設立
同センターは研修施設を備える事務所棟と、技能習得や設備のメンテナンス・製作に対応できる作業場を完備したワークショップ棟×4棟の計5棟の構成です。人材育成ではサウジアラビア人以外の人材も対象として、基礎教育、技術・技能教育、安全教育など幅広く実践的な教育を実施します。将来的には、中東地域において2000名規模の施工体制を目指し、大型プロジェクトにも対応できる事業基盤を構築してまいります。
ジュベール地域は多くの石油・石化プラントが集積する、今後もメンテナンスニーズの拡大が期待される地域です。ワークショップでは、回転機や静機械、バルブのメンテナンスの他、配管製作、製缶などに対応可能で、立地のメリットを活かしてメンテナンスニーズを取り込んでいく計画です。
山九グループは、「中期経営計画2026」の中で海外事業の拡大を掲げており、本施設は戦略上の重要な拠点となります。昨年マレーシアに開設した、東南アジアの人材育成拠点である「山九テクニカルアカデミー」とも人材の流動化を図っていきます。グローバルな人材戦略を遂行し、海外事業を拡大してまいります。
完成イメージ
施設概要
【名称】
Sankyu Saudi Arabia Maintenance and Human Resource Development Center
【開設時期】 2024年12月(予定)
【設備・施設】敷地面積:22,095㎡
事務所棟:3階建RC造(延床面積5,540㎡)
ワークショップ棟:鉄骨造×4棟(延床面積5,457㎡)※うち1棟は兼トレーニング棟