日本製鉄 スチールハウス工法によるZEH-M 認定の共同住宅を建設
(*1)ZEH-M(Net Zero Energy House Mansion)は、外皮の断熱性能等を大幅に向上させるととも
に、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現
した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼ
ロとすることを目指した集合住宅です。
住宅・建築物の省エネ性能向上促進を目的に、2024 年4 月より、新築の建築物に対しては、省
エネ性能ラベルの表示が努力義務となります。住宅の場合は、断熱性能、エネルギー消費性能に
加えて、ZEH基準の適合有無等も表示します。省エネ基準は、2025 年より適合が義務化され、
2030 年までにZEH 基準にまで引き上げられる予定です。今回の案件は、この流れに先駆けて、
建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)に基づいたZEH-M 認定を取得する予定です。
日本製鉄は2022 年11 月、社会におけるCO2 排出量削減に寄与する高機能製品・ソリューション技術を総称するブランドとして「NSCarbolex® Solution」を立ち上げました。
「NSスーパーフレーム工法」は、「NSCarbolex Solution」の対象商品であり、外張り断熱・通気工法を標準採用する事で、高い省エネ性を実現しており、使用時に排出するCO2 を削減することができます。また、高耐食めっき鋼板「スーパーダイマ®」の使用により、品確法の劣化対策等級最高ランク(*2)の長寿命化に対応すると共に、構造躯体が軽く基礎を簡易にすることで、使用する建設資材の削減によるCO2の削減が可能です。
(*2)劣化対策等級3:3 世代対応の耐用年数75~90 年
省エネ基準、ZEH・ZEB 基準への適合義務化の動きを受け、「NSスーパーフレーム工法」への注目が集まっており、社宅・寮・事務所・保育所・賃貸住宅・高齢者施設等さまざまな用途での採用実績が増えています。
日本製鉄、日鉄テックスエンジ、およびNSハイパーツは、「NSスーパーフレーム工法」を通じて、カーボンニュートラル社会の実現に貢献していきます。
(参考)NSCarbolex Solution
NSCarbolex Solution は、社会におけるCO2排出量削減に寄与する高機能製品・ソリューション技術を総称する日本製鉄のブランドです。
https://www.nipponsteel.com/product/nscarbolex/solution/
・物件名 :日鉄物流株式会社 王子原社宅1 期工事(大分市)
・施主 :日鉄物流株式会社
・設計施工 :日鉄テックスエンジ株式会社
・工期 :2023 年7 月着工、2024 年2 月竣工
・工法 :NSスーパーフレーム工法(薄板軽量形鋼造)3階建
・住戸数 :3DK×15 戸、1R×6 戸
・延床面積 :1,383 ㎡
・断熱等級等:断熱等級5 、ZEH-M(ZEH-M Oriented 仕様(*3)、再生可能エネルギー等は未導入)
(*3)ZEH-M Oriented は、創エネルギーの比率によって4 段階設定されているZEH-M の1 つであり、
ZEH-M の外皮の断熱基準を満たすと共に、再生可能エネルギー等を除き、共用部を含む当該住棟
全体で、基準一次エネルギー消費量から20%以上の一次エネルギー消費量を削減した集合住宅で
す。
(完成パース)
(お問い合わせ先)
プレスリリースに関して 日本製鉄 広報センター TEL:03-6867-2146
日鉄テックスエンジ 広報グループ TEL:03-6860-6612
NSスーパーフレーム工法に関して 日本製鉄 薄板営業部 TEL:03-6867-5323
NSハイパーツ TEL:0574-42-8802