グリーンパワーインベストメントが助け合い海難救助サービス「よびもり」の導入を開始 洋上風力発電所の建設関係者や見学者の安全管理に活用

株式会社グリーンパワーインベストメント

 株式会社グリーンパワーインベストメント(以下「GPI」)は、石狩湾新港で進める洋上風力発電所の建設において、建設関係者のほか見学者の安全を守るため、株式会社よびもり(北海道札幌市、代表取締役 千葉佳祐)が運営する、助け合い海難救助サービス「よびもり」の導入を2023年6月より開始いたしました。

 「よびもり」は、転落や転覆などの海難事故時に要救助者が発信機のボタンを押すことで、GPS機能を通じてあらかじめ登録した関係者、家族や仲間の漁業者などのスマートフォンに位置情報がすぐに届く仕組みで、救える命を迅速に救うためのネットワークの構築が可能なサービスです。特に、「よびもり」開発の起源でもある北海道や九州エリアは漁業関係者への導入が積極的に行われており、羅臼町をはじめとした自治体との連携も進んでいます。

 洋上風力発電所の建設・運営に、海の安全は欠かすことができません。GPIは、事業の安全性だけでなく、同じ海で働くもの同士が助け合うことでできる環境整備も必要と考え導入に至りました。今回の導入によって、洋上風力発電所の建設関係者や見学者など多様なシーンでの利用が想定できることから、ユーザーの立場として「よびもり」のサービス向上につながるよう意見交換や改善提案などの取り組みにも協力してまいります。

 GPIは、温室効果ガスの削減を目指す政府方針の下、洋上風力発電の主力電源化、日本のエネルギー安全保障、同じ海を資源とする漁業関係者の皆さんの安全を目指した活動に努めてまいります。

 『よびもり(yobimori)』とは
 海難事故発生時に、独自に開発したSOS発信端末とアプリを通じて、最も近くにいる漁船などが救助に向かい、救助までに要する時間の短縮を図るサービスです。海流に流された要救助者の現在地をリアルタイムで軌跡することができます。また、捜索状況の共有により捜索の効率化が可能です。万が一の時の操作性を最優先にした1ボタン型で、SOSの通知だけでなく、充電残量の低下や利用状況等も家族に通知される仕組みになっています。
 
石狩湾新港洋上風力発電所の視察者による「よびもり」の利用風景

 

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