アンテナ内蔵モジュールによりモジュール・サイズを70%削減、ウェアラブル製品に理想的な優れたパフォーマンスを提供
CSR plc(本社:英国 ケンブリッジ ロンドン証券取引所 略号:CSR、NASDAQ 略号:CSRE、以下「CSR」)とOriginGPS社は本日、CSRのSiRFstarIVおよびSiRFstarV製品ラインを利用した高性能GNSSモジュール製品群を発表しました。新しいモジュールは、現行ソリューションと比較して70%小型化し、初期位置算出時間(TTFF)も30%短縮されており、健康管理情報やフィットネス・トラッカー、スポーツ・ウォッチなどのウェアラブル端末、アクションビデオカメラやデジタル・スチールカメラなどへの搭載に最適です。新たにリリースされたMulti Spider(ORG4572)ソリューションを含むすべてのモジュールに、LNA、SAWフィルタ、TCXO、RTCクリスタル、RFシールドが統合されています。
CSRのビジネス・グループ担当シニアバイスプレジデントであるアンソニー・マレーは、次のように述べています。「ロケーション技術を取り入れたウェアラブル製品やカメラを、より広く市場に受け入れられるようにするためには、メーカーが組み込み向けGNSSモジュールのパフォーマンス、感度、消費電力レベルを一切損なうことなく、サイズのみを最小化する必要があります。業界をリードするCSRのGNSSソリューションの性能を最大限に発揮させ、これとOriginGPS社のモジュール開発技術とを結集することで、この目標を達成することができました」
OriginGPS社のモジュールは、過酷な使用環境下にあっても、その抜群の高感度によって、自律、補強支援いずれの場合にも短時間で初期位置が算出され、安定した高精度のナビゲーションが提供されます。カメラ・アプリケーションを使ったモジュールの実地テストでは、他のソリューションとの比較でTTFFパフォーマンスが30%以上向上しました。また、試行の90%以上で60秒以内のTTFF(コールド・スタート時)を計測しました。
小型化されたGNSSモジュールとその超高速ジオタギング機能によって、ユーザーが製品を使用する際の快適性が飛躍的に向上します。GNSSアンテナ・モジュールの卓越した高感度と、俊敏な位置修正によりナビゲーションを安定させるOriginGPS社独自のNFZ(Noise Free Zone)テクノロジーにより、たとえ、衛星信号が微弱な地域や枝葉の密集した山林、ビルの谷間、または動きの激しいアウトドア活動中などの過酷な衛星信号条件下であってもジオタギングを利用できます。また、位置修正を高速に処理することでモジュールを長時間休止状態に置くことのできるCSRの画期的なPtF(Push-to-Fix)低消費電力技術により、バッテリー寿命を大幅に伸長しています。PtFは、機器の動作環境と着用者の活動状況に応じて電力消費レベルを適合させるインテリジェントな適時低消費電力モードです。高度なアルゴリズムと強力なオンチップDSPプロセッサーは、高い精度(QoS)を維持すると同時に、所与の環境および活動条件下で電力消費を最小に抑えます。
OriginGPSのCEOであるガル・ジャコビ氏は、次のように述べています。「ウェアラブル機器とアクションカメラの市場が成長を続ける中、高性能な小型フォームファクタGNSSモジュールを求める市場からの要求を確実に満たすソリューションを開発する必要がありました。CSRとその優秀なエンジニアリング・チームと協働し、市場の要求に応えることができたことを光栄に思います。これらのマーケットに製品を投入するお客様にCSRの先進の多機能半導体プラットフォームとOriginGPS社の高性能小型モジュールは、比類なき付加価値を提供します」
OriginGPS社のモジュールはすでに量産体制に入っています。その他の情報については、www.origingps.comをご覧ください。
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* 本リリースは2014年4月14日に日本、米国、英国、イスラエルで発表したプレスリリースを翻訳したものです。
原文は、
http://www.csr.com/news/pr/2014/origingps-gnss-modules をご参照下さい。
関連リソース
*OriginGPS社モジュールの高精細画像ダウンロード:
http://bit.ly/1ljTkJI
*OriginGPS社GPS/GNSSモジュール新製品(Multi Spider-ORG4572)の基本情報
サイズ:7mm x 7mm, 高さ:1.4mm, 重さ:0.2グラム、周波数帯域:GPS + GLONASS
感度:-165dBm、 消費電力:9mW以下、精度:1.5m以下、TTFF:1秒以下
インタフェース: UART/SPI/I2C、プロトコル:NMEA/OSP、 動作温度:-40°C ~ +85°C
GNSSプロセッサー:CSR SiRFstar V、EMCコンプライアンス: FCC, CE, VCCI,
RoHS IIコンプライアンス: RoHS II
*CSRのSiRFstarVについての詳細(基本情報、ブロック図など)は
http://www.csr.com/system/files_force/csr-product/supporting-docs/rebrand_sirfstarv_5e_product_bbrief_0.pdf?download=1
よりご参照下さい。
OriginGPS社について
OriginGPS社は、世界をリードする小型GNSSモジュール(Spiderファミリー)、アンテナ・モジュール(Hornetファミリー)、アンテナ・ソリューションを設計、製造するサプライヤーです。OriginGPS社は、過酷な衛星信号条件下でも迅速な位置修正とナビゲーション安定性を実現する独自のNFZ(Noise Free Zone)テクノロジーにより、卓越した感度と雑音排除性能を提供します。
詳細については、marketing@origingps.comまたは下記日本代理店までお問い合わせいただくか、www.origingps.comをご覧ください。
CSRについて:
CSRは、位置情報検知(ナビゲーション)、メディアリッチ、クラウド・コネクティビティの分野に革新的なシリコンおよびソフトウェア・ソリューションを提供するグローバル企業です。当社のプラットフォームは車載ナビおよびインフォテインメント、デジタルカメラ、画像処理、家庭用インフォテインメント、ワイヤレス・オーディオ市場向けに最適化されています。CSRは、オーディオビジュアル、コネクティビティおよびロケーション・テクノロジーなどの様々なマーケットで多様化する課題に対応するソリューションを提供し、それらは自動車、コンピュータ、家庭用および携帯機器マーケットをリードする主要企業に採用されています。CSRのテクノロジー・ポートフォリオは以下の通りです。GPS/GNSSシステム、Bluetooth、Wi-Fi、FM、NFC、aptXおよびcVcオーディオ・コーデック、JPEG、MPEG、H.264画像処理、IPS印刷、マイクロコントローラ、DSPおよびブロードバンド・レシーバー。これらテクノロジー・ソリューションおよびマーケット・プラットフォームを活用頂くことで、採用メーカーはエンドユーザーに優れたユーザー体験をご提供いただけます。さらに詳しい情報および最新情報は
当社Website
http://www.csr.com/japan/ technical blog CSR people blog
及びSNSサイト YouTube, Facebook , twitter.com/CSR_plc. をご覧ください。
将来予想に関する記述
本プレスリリースには、CSR のSiRFstarIVおよびSiRFstarVプラットフォーム及びそれらが家電製品に搭載された場合に発揮される性能、ならびにその他の将来発生しうる事象またはそれらがCSRに及ぼす潜在的影響について、過去の事実以外の情報であって、かつ米国の1995年民事証券訴訟改革法(United States Private Securities Litigation Reform Act of 1995)において「将来予想に関する記述(forward looking statements)」との解釈が成り立ちうる声明(将来の事業または業績に関する経営陣の計画及び目標に関する所信表明、またはそれらに関する仮定を含む)を含んでいます。これらの予想に関する記述は、「予定である」、「提供できる」、「提供する」、「可能にする」、「強化する」、「実現する」、「設計されている」、あるいはそれらに類似した表現で特定できます。CSRのSiRFstarIVおよびSiRFstarVプラットフォームまたはこのテクノロジーを搭載した家電製品の今後のリリース、関連製品、またはこのような製品の性能、機能、または特徴の変更は、CSRおよびその顧客の継続的な評価の対象であり、実現されるかどうかは不確実であり、CSRまたはその顧客の確約と見なすことはできず、購入の判断に利用するべきではありません。このような予想に関する記述は、CSRの経営陣の現時点での予想と見解を表しており、CSRの事業戦略とCSRが事業を行う環境に関与する多数の仮定の上に成り立っているため、未知または既知のリスク、偶発性、不確実性、およびその他要因が複雑に関連しており、その多くはCSRが管理しうる範囲外に属します。これらの要因の一部は、SECのWebサイト(
http://www.sec.gov)で公開されているCSRの定期レポート(「Risk Factors(リスク要因)」または「Forward Looking Statements(将来予想に関する記述)」という見出しの下、またはその他の箇所)で詳述されていますが、それらに限定されません。予想に関する各記述は、その日付の時点での記述です。法に定めのある場合を除き、CSRは、ここに記載されている予想に関する記述について更新または改訂があった場合でも、公式にリリースする責任を負いません。
*BluetoothおよびBluetoothロゴは、Bluetooth SIGが所有する商標であり、CSRにライセンスされています。
Wi-Fi, Wi-Fi Alliance, WMM, Wi-Fi Protected Access, WPA, WPA2, Wi-Fi Protected Setup 及び Wi-Fi Multimedia はWi-Fi Allianceの登録商標です。.
*本文書に記載されているその他の製品、サービス、名称は、該当するそれぞれの所有者の商標である場合があります。
<SiRFstar等CSR製品に関するお客様、ユーザー様お問い合わせ先>
シーエスアール株式会社
深田 学
電話:03-6403-7100 Email: prjp@csr.com
<OriginGPS社製品に関するお客様、ユーザー様お問い合わせ先>
マイクロサミット株式会社 (OriginGPS社日本代理店)
野中 政則
電話 : (03)3258‐5531(代) Email:nonaka@microsummit.co.jp