デジタルアーツ、6月にコミュニケーションの事業分野へ本格参入

デジタルアーツ株式会社

~セキュリティ事業のナレッジを生かし、「セキュアで快適なコミュニケーション空間」を実現~

情報セキュリティメーカーのデジタルアーツ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:道具 登志夫、以下 デジタルアーツ、証券コード 2326)は、6月21日にコミュニケーションの事業分野へ本格参入することを発表します。チャット・オンライン会議システム「Desk(デスク)」のラインアップを拡充し、新たに提供するウェビナーシステム「Desk Event(デスクイベント)」とあわせて「Desk」シリーズとして展開し、職場や教育現場に「セキュアで快適なコミュニケーション空間」を実現します。
 


コミュニケーションツール利用の拡大と顕在化する新たなセキュリティリスク
働き方改革や新型コロナウイルス感染症対策により、オンラインコミュニケーションツールの利用は急拡大しました。今後も働き方の多様化や業務効率化、学習環境のハイブリッド化などの観点から定着していき、さらに仮想空間(メタバース)での応用的な活用も期待されるなど、オンラインコミュニケーションは将来的にも有望な事業分野です。どこにいても気軽にコミュニケーションを取ることができる「便利さ」が高まる一方で、チャット誤送信や招待していないユーザーとのコミュニケーションによる情報漏えいリスクなど、従来のコミュニケーションでは発生しなかった新たなセキュリティリスクが顕在化しています。

セキュリティ事業で培った知見と実績を生かし、コミュニケーションの事業分野に本格参入
デジタルアーツは、独自のデータベースにより安全なWebとメールのみアクセス・受信できる環境「ホワイト運用」を実現し、1,100万人を超えるお客様に安全なICT環境を提供してきました※1。このノウハウと知見、実績を生かし、新たなセキュリティリスクが顕在化するコミュニケーションの事業分野に6月21日より本格参入します。

チャット・オンライン会議システム「Desk」は2019年10月より自社内で利用しており、テスト導入として他社にも提供しておりました。セキュアかつ円滑に在宅勤務を実現したコミュニケーション環境を、お客様にも「Desk」シリーズとして多様な形で提供します。これまで多くのお客様にご利用いただいておりますセキュリティ事業とコミュニケーション事業を掛け合わせ、デジタルアーツの企業理念である「より便利な、より快適な、より安全なインターネットライフに貢献していく」をさらに加速させます。

「Desk」シリーズについて                                                                   
「Desk」シリーズは、企業・団体内、もしくはそのユーザーが招待したユーザーとのコミュニケーションのみ可能な空間を作ります。インターネット環境があればどこにいてもコミュニケーションを取ることができる「快適さ/便利さ」と、組織内のクローズドな環境でコミュニケーションを実施することで、招待していない組織外のユーザーとのコミュニケーションによる情報漏えいリスクを排除した仕様を製品の基本コンセプトとしています。また、ITリテラシーが高くないユーザーでも使いやすいシンプルなUIであること、国内で企画、開発、販売、サポートをワンストップで提供するため、お客様からのお問い合わせにも迅速に対応できることも特長です。

「Desk」シリーズは、チャット・オンライン会議システムの「Desk」とウェビナーシステムの「Desk Event」と大きく2つのシステムに分類されます。

「Desk」は、通常版とGIGAスクールの2つのエディションを提供します。「Desk」通常版は、チャットやオンライン会議、ファイル共有などの基本的な機能に加え、単独サブドメイン環境構成(別契約のユーザーと環境を分けて管理)やファイルセキュリティ製品「FinalCode」との連携機能といった充実したセキュリティ機能と直感的なインターフェースにより、「セキュアで快適なコミュニケーション空間」を実現します。招待制のため、招待していない組織外のユーザーがコミュニケーションに含まれることはありません。また、組織外のユーザーが含まれるチャットルームには、チャット投稿時に警告を表示するため、誤って社外秘情報を誤送信してしまうリスクを大幅に低減できます。


 
【「Desk」通常版 画面イメージ】
 



「Desk GIGAスクール版」は、GIGAスクール構想によって1人1台端末が普及し、授業の内外でチャットによるコミュニケーションが拡大した結果課題となっているネットいじめ対策などの新たな業務負荷を強いられる教職員の皆様に役立つ機能を提供します。GIGA端末における有償フィルタリング導入済み教育委員会の「i-FILTER」導入シェア55%※2という実績と、「i-FILTER」の「いじめ」や「自殺」につながる書き込みなどをブロックする「見守りフィルター」のデータベースを生かし、児童生徒が「いじめ」関連のチャット投稿をしようとした際に、警告表示や投稿ブロックするなどの設定や、「いじめ」や「自殺」などに関連するチャット投稿内容を教職員が見守れる機能を提供します。また、「i-FILTER@Cloud」を導入している教育委員会や学校においては、ユーザー管理の統合も可能となり、今後さらなる機能強化や連携を行い、快適で安全なコミュニケーションを実現します。


 
【「Desk GIGAスクール版」 画面イメージ】
 



「Desk Event」は通常版と株主総会版の2つのエディションを提供します。「Desk Event」通常版は、最大2,000人が参加でき、朝礼や社内勉強会、オンラインセミナーなど1対複数人のコミュニケーションを実現します。また、「Desk」と合わせて利用することで、チャット・オンライン会議とウェビナーをシームレスに利用できるため、オンラインによる多様なコミュニケーションシーンに対応することが可能となります。


 
【「Desk Event」通常版 画面イメージ】
 


 
「Desk Event 株主総会版」は、ハイブリッド型やバーチャルオンリー型などのバーチャル株主総会での配信が可能です。株主からの質問や動議を受け付け、一時的に株主から音声接続を受けることもできます。また投票機能を利用し、インターネット上での出席株主の議決権行使も可能です。荒らし防止機能なども搭載し、円滑なバーチャル株主総会を開催できます。なお、2022年度にデジタルアーツの株主総会で実証実験済みとなります。


 
【「Desk Event 株主総会版」 画面イメージ】


「Desk」通常版はセキュリティ機能を強化、GIGAスクール版は学習管理機能など学校現場で役立つ機能を充実化
今後、「Desk」通常版では、デジタルアーツのセキュリティ事業の実績や機能を活用し、アンチウイルス機能や有害なURLをブロックする機能など、より安全なチャットコミュニケーション、ファイル共有を実現する機能を提供する予定です。また、オンプレミス版の提供も予定しており、クラウドサービスでのご利用だけでなくお客様の管理の下でよりセキュアにご利用いただくことも可能です。「Desk GIGAスクール版」は、児童生徒間だけでなく、学校と保護者間、児童生徒と保護者間、また地域社会の関係者とのコミュニケーションにも利用できるよう拡大する予定です。学習管理機能などの充実を行い、コミュニケーションだけでなく学校現場におけるインターネット利用の基盤となることを目指します。


 
【「Desk」シリーズ ラインアップ一覧】
 
 

 



■「Desk」シリーズ
チャット・オンライン会議システム「Desk」、ウェビナーシステム「Desk Event」を「Desk」シリーズとして展開しています。充実したセキュリティ機能と直感的なインターフェースにより、「セキュアで快適なコミュニケーション空間」を実現します。
https://www.daj.jp/bs/lp/desk-series/
https://www.daj.jp/bs/lp/desk-event/

企業や学校に安心・安全なコミュニケーションを提供する「Desk」シリーズのブローシャ
https://download.daj.co.jp/temp2/?name=handbill_Deskseries.pdf


※1 2023年4月時点における「i-FILTER」Ver.10、「m-FILTER」Ver.5、「i-FILTER@Cloud」、「m-FILTER@Cloud」のユーザー数(自社調べ)
※2 1741教育委員会へのヒアリング結果(2023年3月時点)

 

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