【ユビテック】クラウド型安全運転支援サービス「D-Drive」 デジタルキーによる自動制御機能を提供開始

オリックス株式会社

アルコールチェック後にのみエンジンをかけられる機能で、運転者の法令順守を徹底

株式会社ユビテック(本社:東京都港区、社長:大内 雅雄)は、白ナンバー事業者の安全運転管理を包括的にサポートするサービス「D-Drive」において、現在の「酒気帯び確認自動記録」「運転日誌の自動作成」機能に加え、「アルコールチェック後にデジタルキーを利用してエンジンをかけられる機能」(以下、自動制御機能)を追加しますのでお知らせします。2023年5月1日より受付を開始し、2023年9月よりサービスを提供します。

1. 「自動制御機能」の概要
【「自動制御機能」概要図】

本自動制御機能では、ドライバーがD-Drive専用のアルコール検知器でアルコールチェックおよびクラウドシステムに結果を記録し、管理者が記録を確認することで、車載機のエンジンロックの解除ができます。運転前のアルコールチェックが確実に行えるため、法令順守の徹底につながるほか、セキュリティ面においても車両の盗難防止につながります。また、車載機は車両のバッテリーから給電するため、使用頻度の低い車両でもご利用いただけます。

車載機のサイズは、幅50×奥行き70×高さ40mm、重さは0.2kg程度と小さく、グローブボックス※1内に収まります。さまざまな車種に対応可能であり、取り外しが簡単で車両を入れ替えても再度ご利用いただけます。

また、お客さまの予約システムと連携※2することで、予約者のみ対象車両のドアロックを解除し利用することができます。予約者のみ対象車両のドアロックおよびエンジンロックを解除できるようにすることで、予約をしていないドライバーの利用を防ぐなど、適切な車両運用をサポートします。

■参考価格
※別途アルコール検知器・車載機本体の購入および取り付け費用が必要です。

2. 本機能開発の背景について
令和4年4月の道路交通法施行規則の改正により、すべての安全運転管理者に対し、目視等による運転者の酒気帯び有無の確認と記録の保存が義務付けられました※3。先んじて運送業界では、平成23年5月より、運転前のアルコール検知器での検査が義務付けられましたが※4、国土交通省が平成30年から令和2年に報告された飲酒運転事例(トラック:109件、タクシー15件)を分析したところ、運転手が飲酒していたものの、点呼が実施されなかった事例が約4割を占めています※5。こうした背景から、当社は白ナンバー事業者においても、法令順守の強化を支援するサービスを開発しました。
【D-Drive専用の車載機】

ユビテックは、企業理念「人と社会に安全と快適を」のもと、IoT×AI・データ活用をコア技術とし、ドライバーなど「ヒト」にまつわる「危険予知・予防」をコンセプトとしたサービスを展開してまいります。また、SaaSにより機能のブラッシュアップやサービス連携を進め、企業経営の安全性と生産性の向上を目指した付加価値の創造を続けてまいります。

※1 助手席に設けられている大型の小物入れ
※2 自動制御機能紹介サイト https://www.ubiteq.co.jp/service_product/d-drive-3
※3 警察庁「安全運転管理者の業務の拡充等」https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/insyu/index-2.html
※4 国土交通省「自動車運送業におけるアルコール検知器の使用について」https://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/03alcohol/index.html
※5 国土交通省「特定テーマに係る施策の検討状況について 令和3年度 第1回『自動車運送業に係る交通事故対策検討会』」https://www.mlit.go.jp/common/001445899.pdf


 
■「D-Drive」のコンセプト

「D-Drive」は、業務で車両を利用する企業に必要な安全運転管理(酒気帯び確認、体調変化の検知、危険運転検知・防止)を包括的に支援するサービスです。
 
 

※健康管理・危険運転確認機能は2023年にサービス提供を開始する予定です。
◇「Work Mate」は、医療機器ではなく、疾病の診断、治療、予防を目的としていません。





■「D-Drive」の特徴・機能
業務形態の多様化に応じた酒気帯び確認、運行記録の効率化(酒気帯び確認・自動記録/運行管理)

小型アルコール検知器で呼気を計測し、計測情報と測定時の顔写真をクラウドシステムへ自動的に記録します。さらに、運転開始・終了時にスマートフォンアプリの操作をすることで、運行記録管理上必要な情報も合わせて記録・保管が可能です。クラウドシステム上にて1年半の記録を保持するため、管理者は必要なときに酒気帯び確認の結果と運転日誌を確認、出力することができます。
 
【アルコール検知器イメージ】
【運転日誌の自動作成イメージ】

ドライバーの行動変容促進と危険運転防止(健康管理/危険運転確認/自動制御)
自動制御機能では、デジタルキーを使い車載機のエンジンロックを解除することができます。クラウド上にアルコールチェックの記録を残すだけではなく、法令順守の徹底につなげます。健康管理・危険運転の確認では、ドライバーの体調の変化(パルスの低下、身体負荷等)や危険運転(急加速、急減速、速度超過等)の情報を活用し、自律的な行動変容を促し、高度な安全運転を支援します。
(※株式会社ユビテックはオリックスグループです)

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