【オリックス】オリックス・キャピタルが投資活動を再開
グループの投資機能を拡充。第1号案件の出資を完了
オリックス株式会社(本社:東京都港区、社長:井上 亮)はこのたび、ベンチャーキャピタル(以下、VC)事業を拡大するため、オリックス・キャピタル株式会社(本社:東京都港区、社長:渡辺 展希)を通じた投資活動を本格的に再開しましたのでお知らせします。オリックス・キャピタルは1983年の設立以降、累計調達額は865億円、累計投資先は1,655社に上り、そのうち216社がIPOを遂げています。2013年より新規投資を停止していましたが、このたび、VC事業で豊富な実績を持つ専門家を外部より招聘し、新たに投資活動を再始動しました。
第1号案件として、このたび、ペイトナー株式会社(本社:東京都港区、社長:阪井 優)の第三者割当増資を引き受け、出資を完了しました。ペイトナーは、2019年に設立されたスタートアップ企業で、フリーランス向けにオンライン完結型のファクタリング※1事業「ペイトナーファクタリング」を展開しています。本事業は、フリーランスが取引先に発行した請求書をウェブ上にアップロードし同社が買い取ることで、通常は入金までに数カ月を要する報酬の受け取りが最短10分で可能となるサービスです。同サービスのリピート率は約85%と高く、フリーランスで働く方々のキャッシュフローを支え、生活の安定化をサポートすることで、働き方の多様化の拡大に貢献しています。
オリックスは、コーポレートベンチャーキャピタル(以下、CVC)※2を手掛けるなど、全国各地の拠点を通じて、投資先企業の成長支援を図っています。今後は、CVCにとどまらず、オリックス・キャピタルの専門性を生かしたVC事業を通じて、国内スタートアップ企業の育成に貢献してまいります。
オリックスグループは、今後もスタートアップ企業への投資を通じて、先端技術の発展や新産業の創出、経済の活性化に貢献してまいります。
※1 他者が保有する売掛債権を買い取り、その債権の回収を行う金融サービス
※2 自社の事業領域と重なる事業を手掛けるなど、シナジーが見込める企業への投資活動
■ペイトナー概要
会社名:ペイトナー株式会社
所在地:東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル3階
代表者:阪井 優
創業:2019年2月
従業員数:14人(2022年11月末時点正社員数)
事業内容:フリーランス向けオンラインファクタリングサービスの提供等
ウェブサイト:https://paytner.co.jp
【オリックス(株)の国内スタートアップ企業への最近の主な出資実績】
■ユビ電株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:山口 典男)
2019年より、マンションやホテル・旅館、商業施設など、さまざまな施設の駐車場向けに、EV充電サービスの管理・運営を展開。協業・連携強化を目的に、2022年9月に同社に出資。オリックスグループで運営するホテル・旅館、開発する分譲マンションや物流施設などに同サービスを随時導入中。
2022年9月27日付プレスリリース:EV充電サービス「WeCharge」のユビ電と資本業務提携
(https://www.orix.co.jp/grp/company/newsroom/newsrelease/220927_ORIXJ.html)
■株式会社Liberaware(本社:千葉県千葉市、社長:閔 弘圭)
2016年8月より、屋内空間での利用に特化した産業用小型ドローンの開発を開始。同社の持つ専門性とオリックスグループのドローン関連サービスとの融合を進める一環で2021年9月に同社に出資。
2021年9月1日付プレスリリース:産業用小型ドローン開発のスタートアップLiberawareへ出資
(https://www.orix.co.jp/grp/company/newsroom/newsrelease/210901_ORIXJ.html)
■セーフィー株式会社(本社:東京都品川区、社長:佐渡島 隆平)
2014年より、クラウド録画型映像プラットフォーム「Safie」の開発・運営および関連サービスを提供。2017年9月に同社に出資。2021年9月にIPO。