「ウッドデザイン賞2022」奨励賞(審査委員長賞)を受賞 ~丸山郵便局・ゲノム診断技術の2案件~
https://sfc.jp/information/news/pdf/2022-10-31.pdf
【奨 励 賞 受 賞】
■みんなで作るみんなの郵便局「丸山郵便局」/日本郵政株式会社一級建築士事務所・日本郵便株式会
社・住友林業㈱・南房総市教育委員会・株式会社早川
- 「丸山郵便局」は日本郵政グループが推進するカーボンニュートラルの実現をめざす環境に配慮した郵便局(「+(ぷらす)エコ郵便局」)の第1 号店舗。
- 国内の郵便局として初めてCLT(直交集成板)を採用。
- 木造平屋建ての木のぬくもりがあふれる郵便局で施工を住友林業が担当。
- スギ材のCLTを壁に、スギ・ヒノキのハイブリッドCLTを屋根に、地域の子ども達と地元千葉県産の杉材を使って製作した「焼杉」を外壁部分に使用。天井は一面無塗装のヒノキCLTの現しとし、筆記台やお客さまベンチなど人が触れる部分にも積極的にCLTを活用している。屋根には太陽光発電設備も搭載。
◎講評コメント
- 国産材の用途を広げるための新品種開発を加速する研究。
- 樹木のゲノム情報(DNA中の塩基配列、全ての遺伝情報)を診断に利用して新品種開発のスピードアップを図る。
- 本研究では苗木のゲノム情報から将来高強度材になる樹木を診断することで、大型建築の構造材にも利用できる高強度品種の開発に繋げる。
- 住友林業はゲノムと材質のビッグデータ解析を担当。
- カラマツとグイマツを掛け合わせた雑種の1つ“クリーンラーチ”を対象品種として研究開発。
木材が持つ可能性を広げてサーキュラーエコノミーの実現を目指し、日本の森林および木材の付加価値向上に寄与します。
◎講評コメント
住友林業グループは国内外で森林経営から木材建材の調達・製造、木造建築、木質バイオマス発電まで「木」を軸とした事業を展開しており、これからも木の魅力を最大限に生かした付加価値の高い商品、サービスを提供していきます。