【探究学習×高大連携】神田外語大学 渋谷教育学園幕張高等学校と「福島県双葉町 ウェルビーイング探究講座」を開講

神田外語大学

神田外語大学(千葉市美浜区/学長:宮内孝久)は、渋谷教育学園幕張高等学校(千葉市美浜区/校長:田村聡明)と連携し、2022年11月5日(土)から11月26日(土)にかけて、同校の生徒を対象に「福島県双葉町 ウェルビーイング探究講座」を5回に分けて開講します。東日本大震災で被災した福島県双葉町のフィールドワークや、同県天栄村にある神田外語グループの英語研修施設兼リゾートホテルのブリティッシュヒルズでの宿泊研修を通し、現地の状況を理解します。その後、本学で実施する講座やディスカッションの中で、現地で学んだことに対しさらに理解を深め、チーム毎に研究発表をおこないます。東日本大震災から11年経った被災地の現状を見つめ、現地が抱える課題や解決策を探究することで、多様化していく社会でも、自ら考える力や思いやる心を養う震災学習プログラムとなっております。 開講の背景  本学が2021年4月に開設したグローバル・リベラルアーツ学部(以降、GLA学部)では、平和のために活躍できる人材を育てる教育をおこなっています。同学部のカリキュラムの中で、福島県の被災地へ訪問する震災学習をおこなっています。その経験を生かし、本学学生を対象に、双葉町を訪れ被災地の現状を体感し、課題や解決のためのアイデアを考える震災学習プログラム「FUTABA QUEST」も実施しており、東日本大震災および原発事故からの復興に関する教育の知見を蓄積してきました。  そのような中、渋谷教育学園幕張高等学校の「被災地の現状について理解を深め、学ぶ機会を作りたい」という要望や想いを受け、同校の生徒を対象とした「福島県双葉町 ウェルビーイング探究講座」を開講する運びとなりました。渋谷教育学園幕張高等学校は、教育目標の中で「自調自考」を最も大切にしており、自らの手で調べ、自らの頭で考えるという''調と考''が建学の精神となっています。同校としても、震災後11年経った被災地を自身の目で見つめ、できることを考える機会を模索していました。本プログラムを通じて、同校の教育目標である「自ら考える力と思いやる心」を育むことは大きな狙いとなります。 プログラム名:福島県双葉町 ウェルビーイング探究講座 スケジュール・主なプログラム内容: <第1回(宿泊研修)> ◆11月5日(土)...福島県双葉町、浪江町  ・フィールドワーク(1):東日本大震災・原子力災害伝承館の見学  ・被災した浪江町の請戸小学校(現震災遺構浪江町立請戸小学校)の見学 ◆11月6日(日)...双葉町、ブリティッシュヒルズ  ・フィールドワーク(2):双葉町まち歩き、被災地の方による講話とディスカッション  ・双葉町に関わる人々の想いが綴られた映像の視聴と感想の共有 ◆11月7日(月)...ブリティッシュヒルズ  ・事前学習とフィールドワークを通して感じたことについて英語でスピーチ <第2回> ◆11月12日(土)9:00~12:10...神田外語大学  ・石井雅章教授の講義、双葉町を実際に見聞きして学んだことの振り返り <第3回> ◆11月14日(月)16:30~18:00...神田外語大学  ・行政の取り組みや地域のコミュニティについて調査  ・チームに分かれて課題を設定し、データを分析して発表の骨組みを固める <第4回> ◆11月18日(金)16:30~18:00...神田外語大学  ・現地(双葉町)の担当者とのオンラインでのディスカッション  ・プレゼンテーション資料を作成をして発表の構成を組む <第5回> ◆11月26日(土)9:00~12:10...神田外語大学  ・チーム毎による最終プレゼンテーション <その他>  対 象:渋谷教育学園幕張高等学校の1・2年生  参加人数:9名(本講座は希望者のみ参加する講座になります) 福島県双葉町 ウェルビーイング探究講座の特色 ・東日本大震災と福島第一原発事故により被災した福島県および双葉町の経験と教訓を未来へ継承するため、実際に現地で起きていることを正しく理解します。 ・震災以降、11年間の避難指示の後、新たなまちづくりがおこなわれる双葉町で、これからの「人々の豊かなくらし」をテーマに探究していきます。 ・事前学習/双葉町でのフィールドワーク/ブリティッシュヒルズでの学習/神田外語大学での講義やディスカッションを組み合わせて、事象全体を構造的に理解して、課題を見出します。 ・双葉町でのフィールドワークでは、現地で復興に携わる方による「まち歩き」や、被災地の方のお話を聞き、「自分ごと」として捉える機会をもち、考察します。 ・ブリティッシュヒルズを活用し、英語によるスピーチを学び、福島の未来を英語で世界に発信する意欲を醸成します。 ・神田外語大学では、双葉町で体験し、学んできたことについて更に理解を深め、チームごとに課題(リサーチ・クエスチョン)を設定して、その答えを探究して研究発表をゴールとします。 ・GLA学部の石井雅章教授がファシリテーターとして、講座全体を統括します。フィールドワーク等を通して現地で学んだことを振り返り、知識や気づきを定着させる講座を提供します。 福島県双葉郡双葉町について  双葉町は東に太平洋、西に阿武隈山系を望む、海と山に抱かれた豊かな自然を誇る町です。福島県浜通り地方のほぼ中央にあたり、双葉郡の北東部に位置しています。比較的温暖な気候が特徴で、東北地方にありながら冬は積雪が少なく、とても住みやすい自然環境に恵まれています。  東日本大震災により福島第一原子力発電所において爆発事故が発生し、役場機能を埼玉県加須市へ、その後、福島県いわき市へ再移転しました(現在は双葉町内に移されています)。双葉町は帰還困難区域となりましたが、現在、特定復興再生拠点区域の避難指示が解除され、少しずつ、「くらし」を取り戻そうとしています。今回の研修での双葉町の活動エリアは避難指示解除区域にあたり、双葉町に接する浪江町の宿泊予定の地域も、避難指示は解除されています。 参考リンク ・神田外語大学 : https://www.kandagaigo.ac.jp/kuis/ ・渋谷教育学園幕張高等学校 : https://www.shibumaku.jp/ ・ブリティッシュヒルズ : https://www.british-hills.co.jp/ ・東日本大震災・原子力災害伝承館 : https://www.fipo.or.jp/lore/ ▼本件に関する問い合わせ先 学校法人佐野学園(神田外語グループ)グループコミュニケーション部 室井優太朗 住所:東京都千代田区内神田2-13-10 TEL:03-3258-5837 FAX:03-5298-4123 メール:media@kandagaigo.ac.jp 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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