煩雑な輸出業務を一元管理できる貿易実務プラットフォームの提供を開始
業務のDX化でテレワークを推進
センコーグループホールディングス株式会社(本社:東京都江東区、社長:福田 泰久、以下「センコーGHD」)傘下のセンコー・フォワーディング株式会社(本社:東京都江東区、社長:高橋 健二、以下「センコーFW」)は、このたび輸出業務を効率化する「貿易実務プラットフォーム」(以下「当PF」)のサービス提供を開始します。貿易実務プラットフォームを導入した業務フロー
■ 背景
国際物流では、世界的な海上コンテナ不足や海上運賃の変動が続いており、適正な海上運賃での運用と物量に合わせたスペース確保は荷主様にとって大きな課題です。とくに、コンテナ取扱量の少ない中小規模の荷主様は船運賃の入札に参加できないため適正運賃でのスペース確保が難しい場合があります。
また輸出手続きでは、荷主様が船会社や通関業者、荷主様の工場、倉庫など複数の関係先と調整し、船積指示書(S/I)、仕入書(I/V)、梱包明細書(P/L)などの書類作成を、多くの場合、電話やメール・FAXを使って行っています。これらの業務は多大な工数がかかるだけでなく、新型コロナウイルスの感染予防対策や働き方改革を進める企業にとって、出社しなければ業務を完結できないという問題となっています。
■ 取り組み内容
センコーFWでは、以前から取引がある大手荷主様のご協力のもと当PFの開発に取り組み、2022年1月から限定的に運用を開始。荷主様の要望をヒアリングしながらシステム改良を重ね、10月から新規荷主様にもサービス提供を開始しました。
センコーFWは、海上コンテナ輸送を行う荷主様に当PFを利用いただくことで、安定的なスペース確保と運賃設定、輸出業務の効率化とテレワーク推進に寄与し、自社の海上貨物取扱量の増加を図っていく考えです。
■ 「貿易実務プラットフォーム」の概要
このたびセンコーFWがセンコーGHD傘下のセンコー情報システム株式会社と共同開発した「Bid Force」と、Trade Tech, Incのシステムに独自カスタマイズ加えた「Booking Force」、株式会社バイナル製の「TOSS-LOGIWORKS」を統合したものです。3つのシステムを顧客ニーズに合わせて運用することで、荷主様、船会社、センコーFWの3者が輸出業務を一元管理することができます。
<各システムの機能>
1.Bid Force(ビッド・フォース)
:「海上運賃入札システム」 入札レーン登録、運賃確認、入札評価、運賃承認、契約番号受信などを提供
2.Booking Force(ブッキング・フォース)
:「ブッキング・トレース情報システム」 ブッキング依頼、回答確認、トレース情報確認などを提供
3.TOSS-LOGIWORKS(ロジワークス)
:「進捗管理システム」 輸出入書類作成・共有、進捗管理などを提供
■ センコー・フォワーディング株式会社(https://senko-forwarding.co.jp/)
センコー株式会社 国際物流事業本部のフォワーディング事業・通関事業などを継承し、さらなる事業強化とグローバルネットワーク構築のため会社設立。海上フォワーディング、航空フォワーディング、通関・ドレージ業務などを行っています。
所在地 :東京都江東区潮見2-8-10
代表者 :代表取締役社長 高橋 健二
設立 :2020年4月
従業員数:120名(2022年9月末現在)