神戸女学院大学で12月20日まで「松岡享子展 -- 神戸女学院で過ごした日々を中心に」を開催中 -- 児童文学作家・翻訳家で卒業生の松岡さんを偲ぶ

神戸女学院大学

神戸女学院大学(兵庫県西宮市)図書館では12月20日(火)まで、同大の卒業生で児童文学作家・翻訳家の松岡享子さんに関する展示を開催している。これは、図書館員、児童文学作家、翻訳家など、さまざまな分野で多くの功績を残し、今年1月に逝去した松岡さんを偲ぶもの。児童文学や図書館学に興味を持つきっかけとなった神戸女学院大学での学び、またその後の活動における同大の教育とのかかわりを中心に紹介する。なお、10月17日(月)からは一般の観覧も可(事前予約制)。  松岡享子さんは、神戸女学院大学英文学科の卒業生。「くまのパディントン」シリーズや「うさこちゃん」シリーズなどの翻訳、『くしゃみくしゃみ 天のめぐみ』『なぞなぞのすきな女の子』などの作者として知られる。  今回の展示会では、児童文学や図書館学に興味を持つきっかけとなった神戸女学院大学での学び、またその後の活動における同大の教育とのかかわりを、学生時代の写真や記録、著作などと併せて展示。優しく温かい中にも強い意思を秘めた松岡さんの人生の折々の姿を広く伝え、同時に神戸女学院の教育についても紹介する。  同展は、2014年に国の重要文化財に指定されている図書館本館において開催。現在は同大関係者(学生、教職員等)のみの公開となっており、一般(同窓生を含む)の観覧は10月17日(月)から始まる。概要は下記の通り。 ■松岡享子展 【期 間】10月12日(水)~12月20日(火) ※一般(同窓生を含む):10月17日(月)から観覧可(事前予約制) 【場 所】神戸女学院大学図書館本館(重要文化財)2階閲覧室 (兵庫県西宮市岡田山4-1) 【予 約】下記の予約フォームより。  https://admin.prius-pro.jp/m/kcl1875/form.php?f=2 【内 容】 1.挨拶、松岡さん主な経歴紹介 2.神戸女学院での日々 ・松岡さんの過去インタビューなどから関連所蔵資料の展示 ・学院資料や同窓生へのインタビューより当時の学生生活、寮生活を紹介 ・寮の生活日誌「長屋の空地」展示 ・松岡さんが''library''ということばと出会うまで 3.図書館ではたらく ・慶応義塾大学文学部図書館学科への編入~アメリカ留学時代 ・大阪市立中央図書館勤務 東京子ども図書館設立 4.翻訳家、作者として ・同窓生文庫より松岡さんの著作および翻訳作品の展示 ・関連参加型イベント ※下記<関連参加型イベント>参照 5.神戸女学院の教育活動とのかかわり ・「子どもの詩コンクール」審査委員長 ・「絵本翻訳コンクール」審査委員長 ・神戸女学院大学より名誉学位授与(教育文化博士) 6.関連コーナー ・映像試聴コーナー  YouTube閲覧(神戸女学院150周年記念映像、東京子ども図書館登録チャンネル、暮しの手帖社登録チャンネルなど) ・絵本コーナー  同窓生文庫より松岡作品の閲覧可能 <関連参加型イベント> ・松岡さんへのちいさなお手紙  長方形の付箋サイズの用紙に松岡さんの作品への感想などを書いて専用パネルに掲示。展示後は、まとめたものを東京子ども図書館を通じ松岡さんの遺族にお渡しする。 【URL】 https://kclib.kobe-c.ac.jp/?page_id=1692 【主 催】神戸女学院大学図書館 【特別協力】公益財団法人東京子ども図書館、松岡恵実、田中琢治、暮しの手帖社 ●松岡享子  翻訳家、児童文学作家。1935年神戸市に生まれる。神戸女学院大学文学部英文学科卒業。慶應義塾大学図書館学科卒業後、ウェスタンミシガン大学大学院で児童図書館学を学ぶ。ボルチモア市立図書館、大阪市立中央図書館での勤務を経て、自宅で家庭文庫「松の実文庫」を開き、児童文学の翻訳や研究、創作に携わる。1974年に石井桃子らと共に財団法人東京子ども図書館を設立。同館理事長を2015年まで務める。2021年文化功労者。2022年1月逝去。主な翻訳に「くまのパディントン」シリーズ、著作に『なぞなぞのすきな女の子』など。 ▼本件に関する問い合わせ先 神戸女学院大学 入学センター・広報室 三枝(サエグサ)、安野(ヤスノ) 住所:〒662-8505 兵庫県西宮市岡田山4-1 TEL:0798-51-8585 FAX:0798-51-8583 メール:koho@mail.kobe-c.ac.jp 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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